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ミョーイ

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辺境には学校があるが、ミョーイの成績を思うと進学校へ出したほうが良いと、高校は寮がある、平民も通える帝都の進学校へ出すことになった。

ミョーイはここでは、ずば抜けて成績も良い。
小さい時は天使のような容貌で、大きくなってからは背は高く目鼻立ちもしっかりし、色白で髪は色素の薄い栗色、目の色はブルーで美貌の持ち主だと言われている。
運動神経も良く、剣を持てば村一番の使い手だと言われるし、(子供の中では)なんで私の子なのに?と思うが、イネスに似てしまったのだろう。イネスも成績が良く、背が高く整った顔立ちをしていたから。
ひっきりなしに届く婚約打診書には、困っている。
イネスには絶対、好きな人と一緒になってもらいたい。

大きくなってイネスに似てきたこともあり、帝都に出すのが本当は心配だが、平民なので貴族に会うことも無いだろうと思うし、もう15年も経つので、もうイネスも忘れているだろう。

ユリティーナの店は2号店も出来、
いよいよ帝都にも出店することになった。
ミョーイが帝都に行ってから1年後の予定でユリティーナが2号店行く事になっている。
お店が出来たらミョーイも寮から移り学校へ通う。
休みはユリティーナを手伝う事で、
援助してもらえる。
ユリティーナには、感謝してもしきれない。
ゆくゆくはユリティーナの養子になって商会を継いで欲しいと言われているので、本人もそのつもりで勉学に励むそうだ。

私は結婚もせずミョーイを産み、子爵家から逃げて勝手に平民になり、好きに生きてきた。
ミョーイにも苦労させたから、ミョーイの考えたように生きて欲しい。




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