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始まりの場所へ誰が行くか・・・
戦力としてガラ、レオ、エチゴ、アル
俺や浩司との連携を考えるとOZのメンバーで固めた方が良いとの判断。
遺跡の研究者としてサリナ姫
ポトリ教授がサリナ姫に席を譲った。
「サリナ様。これからはサリナ様の様な若い方々の時代です。全てを見てきてください。」
「ポトリ教授・・・分かりました。必ず、全てを伝えさせて貰います。」
そして俺の頭の上に乗ってくるヤマトも同行する。
『吾輩が居なければ、失敗は目に見えているのにゃ。』
ヤマトが入っても問題は無いだろう。
装置が起動できるようになるまで、俺と浩司は魔力をガリウム鉱石の腕輪に貯め、リッチは明日に影響が出ない範囲でロウガの視力の治療を行う。
失明は防げたが、完全に回復は出来なかった。
「物が分かるようになっただけでも十分です。ありがとうございました。
明日の為にも、ゆっくり休んでください。」
ロウガはリッチに礼を言って周囲を確認していた。
ぼやけているが、物が見えるだけでも有難い事だった。
俺は動いていても問題無いので、周囲を確認すると部屋の隅にもモニターが有るのでそれを起動させてみる事にした。
全員が俺の後ろから画面を覗いている。
「入っているソフトが違うな。これは制御とは関係ないのかな。」
画面にアイコンが幾つか出て来るが、マシンを動かすのとは異なっていた。
幾つかのアイコンを開いてみると、その中に動画、画像、テキストデータの管理ソフトが有った。
俺と浩司以外は何をしているのか分からず、画面が変わる度に驚きの声を上げている。
「凄いデータ量だな。全部を見ていられないから検索を掛けたいな。」
「キーボードやマウスは無いのか?」
浩司が話しかけてくる。
「無いとは思えないんだけどな。タッチパネルだと限界が有るしな。」
「そのアイコンなんてキーボードっぽいぞ。」
浩司が指さすアイコンをタップすると、足元から机が持ちあがりキーボートとマウスが現れる。
触ってみると、扱いは元の世界と同じみたいだ。
俺は検索部分に「全てが始まりし場所」と打ち込んでみる。
出てきたファイルは3つ。
その中の1つを開いてみると、動画が始まった。
球体が現れ、その上に4つの塔が表示される。そして4つの塔が線で結ばれ、交差した部分から上の方へと点線が伸び金色の球体が描かれた。
初めの球体が回転すると、それに合わせて金色の球体も周囲を回る。
その動画が繰り返し表示されていたが、画面下に矢印が表示されていたので押してみる。
次に現れたのは、黒い立方体。良く見ると、脈打っているのが分かる。
「これは生物なのか?」
俺が独り言を呟いていると、画面が消え表示されていたアイコンが消えていく。
俺は直ぐに電源を落とし、再び立ち上げてみたが画面にあったアイコンが消えていた。
残っていたのは、キーボードとマウスを出したアイコンと、もう一つ
OSの管理ファイルの様で、元の世界のエクスプローラーの様なソフトが起動したので保存データを探してみたが、
基本のOS以外のファイルは全て消去されてしまった様だった。
「拓ちゃん、これってマシンの故障か?」
「いや、何者かにデータを消去されたみたいだ。
あの黒い立方体の動画を見たら消える様になっていたか、起動してからの時間か、外部からのハッキングか・・・」
「外部からのハッキングだとすると、未だ敵が居るって事か?」
「ハッキングならね。どっちにしろ、俺じゃ何も出来ないよ。」
俺と浩司が考え込んでしまった所に、サリナ姫が話しかけてくる。
「この板に現れた事や、今の状況を説明してくれないかしら。」
戦力としてガラ、レオ、エチゴ、アル
俺や浩司との連携を考えるとOZのメンバーで固めた方が良いとの判断。
遺跡の研究者としてサリナ姫
ポトリ教授がサリナ姫に席を譲った。
「サリナ様。これからはサリナ様の様な若い方々の時代です。全てを見てきてください。」
「ポトリ教授・・・分かりました。必ず、全てを伝えさせて貰います。」
そして俺の頭の上に乗ってくるヤマトも同行する。
『吾輩が居なければ、失敗は目に見えているのにゃ。』
ヤマトが入っても問題は無いだろう。
装置が起動できるようになるまで、俺と浩司は魔力をガリウム鉱石の腕輪に貯め、リッチは明日に影響が出ない範囲でロウガの視力の治療を行う。
失明は防げたが、完全に回復は出来なかった。
「物が分かるようになっただけでも十分です。ありがとうございました。
明日の為にも、ゆっくり休んでください。」
ロウガはリッチに礼を言って周囲を確認していた。
ぼやけているが、物が見えるだけでも有難い事だった。
俺は動いていても問題無いので、周囲を確認すると部屋の隅にもモニターが有るのでそれを起動させてみる事にした。
全員が俺の後ろから画面を覗いている。
「入っているソフトが違うな。これは制御とは関係ないのかな。」
画面にアイコンが幾つか出て来るが、マシンを動かすのとは異なっていた。
幾つかのアイコンを開いてみると、その中に動画、画像、テキストデータの管理ソフトが有った。
俺と浩司以外は何をしているのか分からず、画面が変わる度に驚きの声を上げている。
「凄いデータ量だな。全部を見ていられないから検索を掛けたいな。」
「キーボードやマウスは無いのか?」
浩司が話しかけてくる。
「無いとは思えないんだけどな。タッチパネルだと限界が有るしな。」
「そのアイコンなんてキーボードっぽいぞ。」
浩司が指さすアイコンをタップすると、足元から机が持ちあがりキーボートとマウスが現れる。
触ってみると、扱いは元の世界と同じみたいだ。
俺は検索部分に「全てが始まりし場所」と打ち込んでみる。
出てきたファイルは3つ。
その中の1つを開いてみると、動画が始まった。
球体が現れ、その上に4つの塔が表示される。そして4つの塔が線で結ばれ、交差した部分から上の方へと点線が伸び金色の球体が描かれた。
初めの球体が回転すると、それに合わせて金色の球体も周囲を回る。
その動画が繰り返し表示されていたが、画面下に矢印が表示されていたので押してみる。
次に現れたのは、黒い立方体。良く見ると、脈打っているのが分かる。
「これは生物なのか?」
俺が独り言を呟いていると、画面が消え表示されていたアイコンが消えていく。
俺は直ぐに電源を落とし、再び立ち上げてみたが画面にあったアイコンが消えていた。
残っていたのは、キーボードとマウスを出したアイコンと、もう一つ
OSの管理ファイルの様で、元の世界のエクスプローラーの様なソフトが起動したので保存データを探してみたが、
基本のOS以外のファイルは全て消去されてしまった様だった。
「拓ちゃん、これってマシンの故障か?」
「いや、何者かにデータを消去されたみたいだ。
あの黒い立方体の動画を見たら消える様になっていたか、起動してからの時間か、外部からのハッキングか・・・」
「外部からのハッキングだとすると、未だ敵が居るって事か?」
「ハッキングならね。どっちにしろ、俺じゃ何も出来ないよ。」
俺と浩司が考え込んでしまった所に、サリナ姫が話しかけてくる。
「この板に現れた事や、今の状況を説明してくれないかしら。」
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