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725アーク2
しおりを挟む******(ロウガ)
「混乱している間に、灰色のハイオーガに攻撃を仕掛けるぞ。」
赤のハイオーガに魔獣が群がる中、灰色のハイオーガの目を狙って攻撃を仕掛ける。
目を潰された灰色のハイオーガは、赤のハイオーガに向かっていく。
しかし、目を潰せたのはOZとアークで1体づつ。
直ぐに目を守りながら戦われてしまい、視覚を奪うことが出来ない。
赤いハイオーガを攻撃している魔獣の殆どが倒され、力を温存しておける状態では無くなった時、
「ダークマインド。」
後方から強い魔力を感じると、フードを被った一人がハイオーガ1体の動きを止め、
更にもう一人が剣でハイオーガの目を潰す。
「1体づつ仕留める。他のハイオーガを寄せ付けるな。」
フードを被った一人から言われ、俺達はフードの2人にハイオーガが集中しない様に足止めを行う。
1対また1体とハイオーガの目は潰され、潰されたハイオーガは2体の赤いハイオーガへと攻撃を仕掛けていく。
ハイオーガを攻撃する際、その剣に雷を纏わせている。
動きに無駄が無く、剣に魔力を流すのも攻撃する瞬間だけだった。
「あんた達は何者なんだ?」
「今はそんな事を気にしている時ではない。戦いに集中しろ。」
俺7は直ぐに残りのハイオーガへと意識を集中させ、フードを被った2人に近づけさせない様に牽制を行う。
拓と浩司が戻って来た時には全てのハイオーガの目が潰され、2体の赤いハイオーガを攻撃していた。
「そっちは上手く行ったのか。」
俺が声を掛けると、拓は一瞬顔をしかめる。
「こっちは終わった。」
それだけ言って、赤いハイオーガを見る。
多くのハイオーガに襲われていたが、力の差は歴然としていた。
「薬は効いているみたいですね。」
今まで戦ってきた中で、灰色のハイオーガは元は人間といえども魔獣に近い存在だった。
拓は灰色のハイオーガの対処方法について提案してみたが、ここまで上手く行くとは思っていなかった。
「ここは俺達アークに任せろ。他は先に勧め。」
「しかし、色付きのハイオーガが2体も居るぞ。」
「大丈夫だ。その為に、特訓を行ってきたんだ。時間を無駄にするな。先に行け。」
俺が叫ぶと、アークのメンバーが2体の赤いハイオーガに対し魔法攻撃を行い注意を自分達に向けさせる。
「俺達は先へ進むぞ。」
ガラの指示に従い、拓達は先に進む。
「野郎ども、ここが俺達の正念場だ。行くぞ!」
「「「おう」」」
ハイオーガの攻撃に合わせて、俺達も赤いハイオーガを攻撃する。
いくら強力だと言っても、これだけのハイオーガに攻撃され続けて体力も落ちている。
1体のハイオーガに攻撃を絞った。
巨大な赤い拳が迫るが、前の様な勢いはない。
俺は何とか避けると剣に炎を纏わせ目を狙う。
こちらの狙いが分かっているのかもう片方の手で顔を守ろうとするが、攻撃しているハイオーガによって邪魔される。
俺はそのまま剣を横に振り切り赤いハイオーガの目を潰すことに成功した。
それと同時に、もう一体の赤いハイオーガからの炎の直撃を貰い吹っ飛ばされた。
顔が痛く片目が見えなくなっていた。
ポーションを飲んだが、片目がぼやけて見える。しかし、ゆっくりしている時間は無い。
目が潰れた赤いハイオーガは自分を襲ってくるハイオーガに転倒させられ、泥ぬまの戦いとなっている。
「後一歩だ。攻撃の手を休めるな。」
もう1体の赤いハイオーガへと走り出した。
「混乱している間に、灰色のハイオーガに攻撃を仕掛けるぞ。」
赤のハイオーガに魔獣が群がる中、灰色のハイオーガの目を狙って攻撃を仕掛ける。
目を潰された灰色のハイオーガは、赤のハイオーガに向かっていく。
しかし、目を潰せたのはOZとアークで1体づつ。
直ぐに目を守りながら戦われてしまい、視覚を奪うことが出来ない。
赤いハイオーガを攻撃している魔獣の殆どが倒され、力を温存しておける状態では無くなった時、
「ダークマインド。」
後方から強い魔力を感じると、フードを被った一人がハイオーガ1体の動きを止め、
更にもう一人が剣でハイオーガの目を潰す。
「1体づつ仕留める。他のハイオーガを寄せ付けるな。」
フードを被った一人から言われ、俺達はフードの2人にハイオーガが集中しない様に足止めを行う。
1対また1体とハイオーガの目は潰され、潰されたハイオーガは2体の赤いハイオーガへと攻撃を仕掛けていく。
ハイオーガを攻撃する際、その剣に雷を纏わせている。
動きに無駄が無く、剣に魔力を流すのも攻撃する瞬間だけだった。
「あんた達は何者なんだ?」
「今はそんな事を気にしている時ではない。戦いに集中しろ。」
俺7は直ぐに残りのハイオーガへと意識を集中させ、フードを被った2人に近づけさせない様に牽制を行う。
拓と浩司が戻って来た時には全てのハイオーガの目が潰され、2体の赤いハイオーガを攻撃していた。
「そっちは上手く行ったのか。」
俺が声を掛けると、拓は一瞬顔をしかめる。
「こっちは終わった。」
それだけ言って、赤いハイオーガを見る。
多くのハイオーガに襲われていたが、力の差は歴然としていた。
「薬は効いているみたいですね。」
今まで戦ってきた中で、灰色のハイオーガは元は人間といえども魔獣に近い存在だった。
拓は灰色のハイオーガの対処方法について提案してみたが、ここまで上手く行くとは思っていなかった。
「ここは俺達アークに任せろ。他は先に勧め。」
「しかし、色付きのハイオーガが2体も居るぞ。」
「大丈夫だ。その為に、特訓を行ってきたんだ。時間を無駄にするな。先に行け。」
俺が叫ぶと、アークのメンバーが2体の赤いハイオーガに対し魔法攻撃を行い注意を自分達に向けさせる。
「俺達は先へ進むぞ。」
ガラの指示に従い、拓達は先に進む。
「野郎ども、ここが俺達の正念場だ。行くぞ!」
「「「おう」」」
ハイオーガの攻撃に合わせて、俺達も赤いハイオーガを攻撃する。
いくら強力だと言っても、これだけのハイオーガに攻撃され続けて体力も落ちている。
1体のハイオーガに攻撃を絞った。
巨大な赤い拳が迫るが、前の様な勢いはない。
俺は何とか避けると剣に炎を纏わせ目を狙う。
こちらの狙いが分かっているのかもう片方の手で顔を守ろうとするが、攻撃しているハイオーガによって邪魔される。
俺はそのまま剣を横に振り切り赤いハイオーガの目を潰すことに成功した。
それと同時に、もう一体の赤いハイオーガからの炎の直撃を貰い吹っ飛ばされた。
顔が痛く片目が見えなくなっていた。
ポーションを飲んだが、片目がぼやけて見える。しかし、ゆっくりしている時間は無い。
目が潰れた赤いハイオーガは自分を襲ってくるハイオーガに転倒させられ、泥ぬまの戦いとなっている。
「後一歩だ。攻撃の手を休めるな。」
もう1体の赤いハイオーガへと走り出した。
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