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693不満解消
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「これで毒男の名前は付けられないだろう。
誰かが調べようとしても、私は土魔法は使えないからな。これで一安心だ。」
面倒事を押し付ける相手が見つからないので
剣君と斧ちゃんを謎の存在にしようとするヨギ魔道師の計画は成功しそうだ。
『毒をばら撒く神様か。物騒な神様を考えるものじゃな。』
『そうにゃ、拓の二つ名は、毒神にするにゃ。吾輩の主なら丁度良いにゃ。
しかし、そうすると浩司は火神辺りになってしまうにゃ。
もっと、インパクトのある2つ名を考えないとバランスが取れないにゃ。』
いったいヤマトは、毒神の使いになって何がしたいと言うんだ。
「ヤマト、俺は毒神と対等の名前より、拓ちゃんを守る騎士の方が良いな。」
『確かに浩司は暴走する拓を抑え支える感じにゃ。騎士の方が良いかもしれないにゃ。』
浩司がさりげなく痛い2つ名から自分を外して、俺だけに押し付けた。
大魔道師グリムの2つ名が残っているのを忘れるなよ・・・
どちらも付けられたくない2つ名なのだが。
「所で、拓殿。ヨギ魔道師がラグテルの町から色々と持って来てくれたが
本当に明日の収穫祭で使っても良いのか。」
「問題ないです。これでシュミト公爵とブルネリ公爵の協力体制をアピールできますよ。
どうせ、冒険者に混じって貴族達の監視が居るでしょうから、見せつけてやりましょう。」
家の地下倉庫から持って来た魔道具をみて、驚いていた。
サリナ姫とシュミト公爵としては、軽い食事と酒を用意して、音楽を鳴らして皆で楽しむ位を考えていたが
魔道具をブルネリ公爵からの支給とし、ブルネリ公爵とシュミト公爵の繋がりを見せつける事を提案させてもらった。
しかし、サリナ姫は申し訳なさそうにしている。
「拓ちゃん。何も拓ちゃんが責任を負う必要はないのよ。
私達で引き受ける事が決まった所で、拓ちゃんは責任は果たしたわ。」
「そこまでお人好しでは無いですよ。
この開拓には、サリナ姫、ヨハン王子、シュミト公爵、直接で無いですがブルネリ公爵も関わっています。
これだけのメンバーが揃っているので、安全な投資って感じかな。」
皆の前では笑うが、俺は只の面倒臭がり屋なだけだ。
結局、最後は他人に押し付けて終わりにしている。
せめて、この程度の手伝い位はしないと申し訳ないだろう。
それに、このメンバーが関わっているのなら、有る程度ならハメを外しても問題ないという下心もある。
「拓さんの好意は本当に助かりますが、やり過ぎだけには気を付けてくださいね。」
考えていただけなのに、祭りの為にやって来たニックさんに釘を刺されてしまう。
「用意した魔道具やプレゼントを見ましたが、今回はギリギリですよ。
ここはブルネリ公爵の屋敷では無いですから。」
これで俺が作った玩具が日の目を見る。
ニックさんに見せる前にエチゴさんの検閲が入っている。
残念だったのは、機関車に子供達を乗せられられない事だろうか。
「この技術の先を考えれば、駄目なのは分かっていますよね。」
久しぶりに、エチゴさんの静かな圧力のあるオーラを感じてしまった。
明日、皆は芸を披露するみたいで忙しく、俺は独り練成術で魔道具のコアを作り続けた。
誰かが調べようとしても、私は土魔法は使えないからな。これで一安心だ。」
面倒事を押し付ける相手が見つからないので
剣君と斧ちゃんを謎の存在にしようとするヨギ魔道師の計画は成功しそうだ。
『毒をばら撒く神様か。物騒な神様を考えるものじゃな。』
『そうにゃ、拓の二つ名は、毒神にするにゃ。吾輩の主なら丁度良いにゃ。
しかし、そうすると浩司は火神辺りになってしまうにゃ。
もっと、インパクトのある2つ名を考えないとバランスが取れないにゃ。』
いったいヤマトは、毒神の使いになって何がしたいと言うんだ。
「ヤマト、俺は毒神と対等の名前より、拓ちゃんを守る騎士の方が良いな。」
『確かに浩司は暴走する拓を抑え支える感じにゃ。騎士の方が良いかもしれないにゃ。』
浩司がさりげなく痛い2つ名から自分を外して、俺だけに押し付けた。
大魔道師グリムの2つ名が残っているのを忘れるなよ・・・
どちらも付けられたくない2つ名なのだが。
「所で、拓殿。ヨギ魔道師がラグテルの町から色々と持って来てくれたが
本当に明日の収穫祭で使っても良いのか。」
「問題ないです。これでシュミト公爵とブルネリ公爵の協力体制をアピールできますよ。
どうせ、冒険者に混じって貴族達の監視が居るでしょうから、見せつけてやりましょう。」
家の地下倉庫から持って来た魔道具をみて、驚いていた。
サリナ姫とシュミト公爵としては、軽い食事と酒を用意して、音楽を鳴らして皆で楽しむ位を考えていたが
魔道具をブルネリ公爵からの支給とし、ブルネリ公爵とシュミト公爵の繋がりを見せつける事を提案させてもらった。
しかし、サリナ姫は申し訳なさそうにしている。
「拓ちゃん。何も拓ちゃんが責任を負う必要はないのよ。
私達で引き受ける事が決まった所で、拓ちゃんは責任は果たしたわ。」
「そこまでお人好しでは無いですよ。
この開拓には、サリナ姫、ヨハン王子、シュミト公爵、直接で無いですがブルネリ公爵も関わっています。
これだけのメンバーが揃っているので、安全な投資って感じかな。」
皆の前では笑うが、俺は只の面倒臭がり屋なだけだ。
結局、最後は他人に押し付けて終わりにしている。
せめて、この程度の手伝い位はしないと申し訳ないだろう。
それに、このメンバーが関わっているのなら、有る程度ならハメを外しても問題ないという下心もある。
「拓さんの好意は本当に助かりますが、やり過ぎだけには気を付けてくださいね。」
考えていただけなのに、祭りの為にやって来たニックさんに釘を刺されてしまう。
「用意した魔道具やプレゼントを見ましたが、今回はギリギリですよ。
ここはブルネリ公爵の屋敷では無いですから。」
これで俺が作った玩具が日の目を見る。
ニックさんに見せる前にエチゴさんの検閲が入っている。
残念だったのは、機関車に子供達を乗せられられない事だろうか。
「この技術の先を考えれば、駄目なのは分かっていますよね。」
久しぶりに、エチゴさんの静かな圧力のあるオーラを感じてしまった。
明日、皆は芸を披露するみたいで忙しく、俺は独り練成術で魔道具のコアを作り続けた。
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