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580赤と緑のハイオーガ3
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目的地にたどり着いた所で、俺は気配を消して赤いハイオーガに近付くと全身に薬をぶちまけ続けた。
すると、近くに有った巣穴から巨大なスズメバチに似た魔物キラービーの集団が赤いハイオーガに襲いかかる。
使った薬は獣寄せの実の汁、その名の通り獣を寄せ付ける匂いの汁だ。
更に俺がレイアローで巣穴を攻撃すると、残っていた全てのキラービーが赤いハイオーガを攻撃する。
赤いハイオーガから見ればキラービーは大した事は無いが、これだけの数となれば話は変わる。
更に俺はシールドを張り、ハイオーガの攻撃を防ぎキラービーのサポートを行う。
全身に攻撃を受け、赤いハイオーガは腕を振り回し、火魔法を使いキラービーを攻撃する。
拓のサポートは有るが完全に防ぐのではなく、攻撃を逸らし、目つぶしを行う等の嫌がらせ程度。
徐々にキラービーが倒されていくが、赤いハイオーガは かなりの体力、魔力を使っていた。
殆どのキラービーが倒され、赤いハイオーガにも疲れが見えた所で
「ダークマインド」
俺が手足の動きを封じようとすると赤いハイオーガが叫びながらダークマインドを力づくで引き剥がそうとするが、叫ぶ口をめがけて
「「ドラゴンライトニング」」
浩司とヤマトの雷魔法が赤いハイオーガを襲う。
赤いハイオーガの動きが止まり、ゆっくりと倒れた。
『吾輩と浩司のドラゴンライトニングを受けて、生きていられると思うにゃよ。』
ヤマトの場合、放電を魔道具で一か所に集約したのでドラゴンライトニングとは違う魔法だが突っ込むのは止めておこう。
動かなくなったハイオーガを残して、生き残ったキラービーは何処かに飛び去った。
キラービーの巣穴を見ると、赤いハイオーガの火の攻撃が当たっていた様で、完全に燃えている。
『何とかなったみたいじゃな。』
『ただ、拓らしい嫌らしい勝ち方にゃ。』
何とでも言ってろ。
こんな戦い、生き残る事に価値が有るんだ。
「お陰で確実に倒せたよ。」
浩司だけは俺の味方だな。
「でも、主人公には成れないな。」
浩司、お前もか・・・
皆の所に戻ると、ハイオーガを全て倒した後だった。
倒れたハイオーガは砂になっていた。
怪我をしている人も居るたが、これならポーションで十分に治療が可能だ。
「拓殿、浩司殿も無事だったみたいだな。
一番大変な2体を相手してくれて助かった。」
バラン将軍の言葉に対し、ヤマトが「にゃ~」と鳴く。
「すまなかった。ヤマトの協力も本当に助かった。」
改めて言われて、満足そうにヤマトの尾が振られている。
調子が良い猫だ。
とにかく、全員が無事で良かった。
すると、近くに有った巣穴から巨大なスズメバチに似た魔物キラービーの集団が赤いハイオーガに襲いかかる。
使った薬は獣寄せの実の汁、その名の通り獣を寄せ付ける匂いの汁だ。
更に俺がレイアローで巣穴を攻撃すると、残っていた全てのキラービーが赤いハイオーガを攻撃する。
赤いハイオーガから見ればキラービーは大した事は無いが、これだけの数となれば話は変わる。
更に俺はシールドを張り、ハイオーガの攻撃を防ぎキラービーのサポートを行う。
全身に攻撃を受け、赤いハイオーガは腕を振り回し、火魔法を使いキラービーを攻撃する。
拓のサポートは有るが完全に防ぐのではなく、攻撃を逸らし、目つぶしを行う等の嫌がらせ程度。
徐々にキラービーが倒されていくが、赤いハイオーガは かなりの体力、魔力を使っていた。
殆どのキラービーが倒され、赤いハイオーガにも疲れが見えた所で
「ダークマインド」
俺が手足の動きを封じようとすると赤いハイオーガが叫びながらダークマインドを力づくで引き剥がそうとするが、叫ぶ口をめがけて
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赤いハイオーガの動きが止まり、ゆっくりと倒れた。
『吾輩と浩司のドラゴンライトニングを受けて、生きていられると思うにゃよ。』
ヤマトの場合、放電を魔道具で一か所に集約したのでドラゴンライトニングとは違う魔法だが突っ込むのは止めておこう。
動かなくなったハイオーガを残して、生き残ったキラービーは何処かに飛び去った。
キラービーの巣穴を見ると、赤いハイオーガの火の攻撃が当たっていた様で、完全に燃えている。
『何とかなったみたいじゃな。』
『ただ、拓らしい嫌らしい勝ち方にゃ。』
何とでも言ってろ。
こんな戦い、生き残る事に価値が有るんだ。
「お陰で確実に倒せたよ。」
浩司だけは俺の味方だな。
「でも、主人公には成れないな。」
浩司、お前もか・・・
皆の所に戻ると、ハイオーガを全て倒した後だった。
倒れたハイオーガは砂になっていた。
怪我をしている人も居るたが、これならポーションで十分に治療が可能だ。
「拓殿、浩司殿も無事だったみたいだな。
一番大変な2体を相手してくれて助かった。」
バラン将軍の言葉に対し、ヤマトが「にゃ~」と鳴く。
「すまなかった。ヤマトの協力も本当に助かった。」
改めて言われて、満足そうにヤマトの尾が振られている。
調子が良い猫だ。
とにかく、全員が無事で良かった。
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