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573サリナ姫の一日2
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******(サリナ姫)
サリーさんから色々な話を伺い
「ニックさんの庭に在る家に住んでいるのね。
暫くの間ここに滞在するから、遊びに伺っても良いかしら。」
と尋ねてみたけど、少し困った様な感じで伺うようにブルネリ公爵の方を見る。
「サリーさん、ここに居るメンバーなら大丈夫ですよ。
サリーさんさえ良ければ、誘ってあげてもらえませんか。
皆に説明しておくと、あの家は実験的な貴族向けの家で特殊な作りになっている。
一般向けの家ではないので、彼女もなかなか誘えないのだろう。」
ブルネリ公爵の言葉を聞いて皆を誘ってくれるけど、先ずは女子会をしようと私とジェニファーさん、ロビンさんで伺う事にした。
「素敵な家。台所が対面式なのね。
もしかして、これはお風呂なの。1人なら横になってもゆったり入れるサイズね。」
素敵な家だった。貴族用として作られただけ有って、魔道具も高級品を使っていると思う。
皆で食事を頂いた後で、地下室に案内されると小さな青い光が輝く大理石の大広間。
ガラさんの家の地下室と同じ作り・・・絶対に拓ちゃんだ。
話では貴族向けの家を使ってもらい、使い勝手の報告をしてもらう事になっているけど
拓ちゃんが好き勝手に作った為に、理由付をしたという所かしら。
こんな凄い広間、どこの貴族にも有る訳が無い。
「この地下室には家具を置かないの。」
地下室にはクッションと背の低いテーブルしかなかった。
「この光を遮るのがもったいなくて。」
サリーさんの気持ちも分かるわ。この光は本当に奇麗だもの。
クッションをおいて、地下室の女性だけの話は楽しかった。
また、女子会をしようと約束をして帰ろうとすると、屋敷に続く地下道を案内された。
大理石で出来た通路は地下広間と同じ小さな青白い灯りが星の様に灯り、間接照明で足元は照らされている。
周囲には拓ちゃんが作ったと思われるガラス細工がライトアップされていた。
天井はガラスなのかしら。本当に拓ちゃんが好きな様に作ったのが分かる。
ニックさんの苦労がしのばれるわ。
******(兵士A)
ラグテルの町に来てから、皆様が外出している間は、ソード隊長とバックラ隊長の集中特訓を受けている。
人数が多くて目立ちすぎるのと、情けない話だが我々の実力がOZ、アーク、クリームのメンバーに数段劣るからだ。
しかし、体力が落ちたから退団されると言っていたのに、相変わらず・・・いや、以前より厳しい特訓になっている。
良くOZ、アーク、クリームと練習を行うみたいで、
「体力的にピークは過ぎたが、技術は鍛えているかならな。
まだ、お前達にも引けを取らないですみそうだ。」
引けを取らないどころか、完全に上回っている。
「ほらほら、どうした。若いのにだらしが無い。
俺等が退団してから、訓練が緩くなったんじゃないか。」
サリナ姫がOZの皆さんと町を離れている間、ソード隊長とバックラ隊長に叩きのめされる毎日。
俺達、護衛に来たというより、この特別訓練を受けに来た様な状態だ。
この激しい特訓の原因の1つが、拓殿から支給してもらったポーション。
隊長と俺達の特訓用と言われて、大量に受け取っている。
治癒効果も高く、初めは本当に有りがたいと思ったが、怪我をしても大丈夫な状態が地獄の特訓の始まりとなってしまった。更に
「拓殿がお前達を鍛える時間も仕事として給料を出してくれる。
期待に応えるためにも、徹底的に鍛えてやるから楽しみにしていろ。」
鬼のソード隊長と悪魔のバックラ隊長がグレードアップして復活だ。
拓殿、気を回し過ぎではないだろうか。
サリーさんから色々な話を伺い
「ニックさんの庭に在る家に住んでいるのね。
暫くの間ここに滞在するから、遊びに伺っても良いかしら。」
と尋ねてみたけど、少し困った様な感じで伺うようにブルネリ公爵の方を見る。
「サリーさん、ここに居るメンバーなら大丈夫ですよ。
サリーさんさえ良ければ、誘ってあげてもらえませんか。
皆に説明しておくと、あの家は実験的な貴族向けの家で特殊な作りになっている。
一般向けの家ではないので、彼女もなかなか誘えないのだろう。」
ブルネリ公爵の言葉を聞いて皆を誘ってくれるけど、先ずは女子会をしようと私とジェニファーさん、ロビンさんで伺う事にした。
「素敵な家。台所が対面式なのね。
もしかして、これはお風呂なの。1人なら横になってもゆったり入れるサイズね。」
素敵な家だった。貴族用として作られただけ有って、魔道具も高級品を使っていると思う。
皆で食事を頂いた後で、地下室に案内されると小さな青い光が輝く大理石の大広間。
ガラさんの家の地下室と同じ作り・・・絶対に拓ちゃんだ。
話では貴族向けの家を使ってもらい、使い勝手の報告をしてもらう事になっているけど
拓ちゃんが好き勝手に作った為に、理由付をしたという所かしら。
こんな凄い広間、どこの貴族にも有る訳が無い。
「この地下室には家具を置かないの。」
地下室にはクッションと背の低いテーブルしかなかった。
「この光を遮るのがもったいなくて。」
サリーさんの気持ちも分かるわ。この光は本当に奇麗だもの。
クッションをおいて、地下室の女性だけの話は楽しかった。
また、女子会をしようと約束をして帰ろうとすると、屋敷に続く地下道を案内された。
大理石で出来た通路は地下広間と同じ小さな青白い灯りが星の様に灯り、間接照明で足元は照らされている。
周囲には拓ちゃんが作ったと思われるガラス細工がライトアップされていた。
天井はガラスなのかしら。本当に拓ちゃんが好きな様に作ったのが分かる。
ニックさんの苦労がしのばれるわ。
******(兵士A)
ラグテルの町に来てから、皆様が外出している間は、ソード隊長とバックラ隊長の集中特訓を受けている。
人数が多くて目立ちすぎるのと、情けない話だが我々の実力がOZ、アーク、クリームのメンバーに数段劣るからだ。
しかし、体力が落ちたから退団されると言っていたのに、相変わらず・・・いや、以前より厳しい特訓になっている。
良くOZ、アーク、クリームと練習を行うみたいで、
「体力的にピークは過ぎたが、技術は鍛えているかならな。
まだ、お前達にも引けを取らないですみそうだ。」
引けを取らないどころか、完全に上回っている。
「ほらほら、どうした。若いのにだらしが無い。
俺等が退団してから、訓練が緩くなったんじゃないか。」
サリナ姫がOZの皆さんと町を離れている間、ソード隊長とバックラ隊長に叩きのめされる毎日。
俺達、護衛に来たというより、この特別訓練を受けに来た様な状態だ。
この激しい特訓の原因の1つが、拓殿から支給してもらったポーション。
隊長と俺達の特訓用と言われて、大量に受け取っている。
治癒効果も高く、初めは本当に有りがたいと思ったが、怪我をしても大丈夫な状態が地獄の特訓の始まりとなってしまった。更に
「拓殿がお前達を鍛える時間も仕事として給料を出してくれる。
期待に応えるためにも、徹底的に鍛えてやるから楽しみにしていろ。」
鬼のソード隊長と悪魔のバックラ隊長がグレードアップして復活だ。
拓殿、気を回し過ぎではないだろうか。
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