572 / 759
572サリナ姫の一日1
しおりを挟む
******(サリナ姫)
クリスティーナが見たところ、ドレスの仕立は良い仕事をしているので、寸法直しは作った店にお願いすることにした。
今日はその店に伺のだけど、何時もは仕立てる人が城に来て行うので凄く楽しみ。
「いらっしゃいませ・・・って、今日は他のお客様も連れて来てくれたのね。
いらっしゃいませ、ようこそ。」
服屋の店主らしき女性が挨拶をするが、どうやら顔馴染みみたい。
それにしても派手な服を着ている。
あのドレスを作ったのは、本当に この人なのかしら。
拓ちゃんが私を商人の娘として店主に紹介し、ドレスの仕立て直しをお願いすると
「お嬢さんが、このドレスを着てくれるのね。
デザインを見せられた時は驚いたけど、今では私の自信作の1つよ。」
「デザインって、これを考えたのは店長ではないの。」
「違うわ。浩司さんが持ち込んだデザインよ。
他にも羽の生えた服や、スーツでしょ。
義手、義足って知っているかしら。この間は、それが見せられる様な服を作ったわ。
お陰で色々と勉強になっているけど、本当に変わったお客よね。」
拓ちゃんも拓ちゃんだけど、浩司さんも浩司さんね。
それにしても、こんなドレスをデザイン出来るなんて凄いわ。
話しながらも、寸法を測り修正箇所の確認をおこなってくれる。
残念だけど、一番手が掛かりそうなのは胸の部分みたい。
店主が拓ちゃんを呼んで、布が余っていないか聞くと
「どうせなら、何か詰め込んで膨らみが有るように偽造するのはどうです。」
久しぶりに拓ちゃんの頭に一発放ってしまった。
本当に何を言っているの、私の胸はそこまで小さくないわよ・・・多分。
「肝心な所で、女心が全く分かってないわね。
ほら、布は有るの、無いの。」
流石に店主も拓ちゃんの言葉には呆れているみたいだ。
拓ちゃんから布を受け取ると、店の服でも見ているように言って遠ざけ
「少し余裕を持たせてクッション材でも入れておきましょうか。
そうすれば、大きく育っても簡単に調整できるしね。」
私に小声で話しかけてきた。
今、私は成長期。
直ぐに仕立て直しをするのは大変だと思うから、プロの意見には素直に従うことにしたわ。
その後は、孤児院の勉強会に参加。
「「サリナお姉ちゃん、こんにちは。」」
子供達が挨拶してくれる。可愛いわ。
カイとレムも一緒に勉強会に参加している。
今日の勉強会が終わった所で、改めて挨拶をさせて貰った。
「サリーさん、始めまして。皆からお話は色々と伺っていました。
お会いできて、嬉しいわ。」
教師をしているネコ族のサリーさん。
拓ちゃんが考えた教育を行い、普段はニックさんの秘書として働いている人。
何度も話を伺って、とても会いたかった人。
クリスティーナが見たところ、ドレスの仕立は良い仕事をしているので、寸法直しは作った店にお願いすることにした。
今日はその店に伺のだけど、何時もは仕立てる人が城に来て行うので凄く楽しみ。
「いらっしゃいませ・・・って、今日は他のお客様も連れて来てくれたのね。
いらっしゃいませ、ようこそ。」
服屋の店主らしき女性が挨拶をするが、どうやら顔馴染みみたい。
それにしても派手な服を着ている。
あのドレスを作ったのは、本当に この人なのかしら。
拓ちゃんが私を商人の娘として店主に紹介し、ドレスの仕立て直しをお願いすると
「お嬢さんが、このドレスを着てくれるのね。
デザインを見せられた時は驚いたけど、今では私の自信作の1つよ。」
「デザインって、これを考えたのは店長ではないの。」
「違うわ。浩司さんが持ち込んだデザインよ。
他にも羽の生えた服や、スーツでしょ。
義手、義足って知っているかしら。この間は、それが見せられる様な服を作ったわ。
お陰で色々と勉強になっているけど、本当に変わったお客よね。」
拓ちゃんも拓ちゃんだけど、浩司さんも浩司さんね。
それにしても、こんなドレスをデザイン出来るなんて凄いわ。
話しながらも、寸法を測り修正箇所の確認をおこなってくれる。
残念だけど、一番手が掛かりそうなのは胸の部分みたい。
店主が拓ちゃんを呼んで、布が余っていないか聞くと
「どうせなら、何か詰め込んで膨らみが有るように偽造するのはどうです。」
久しぶりに拓ちゃんの頭に一発放ってしまった。
本当に何を言っているの、私の胸はそこまで小さくないわよ・・・多分。
「肝心な所で、女心が全く分かってないわね。
ほら、布は有るの、無いの。」
流石に店主も拓ちゃんの言葉には呆れているみたいだ。
拓ちゃんから布を受け取ると、店の服でも見ているように言って遠ざけ
「少し余裕を持たせてクッション材でも入れておきましょうか。
そうすれば、大きく育っても簡単に調整できるしね。」
私に小声で話しかけてきた。
今、私は成長期。
直ぐに仕立て直しをするのは大変だと思うから、プロの意見には素直に従うことにしたわ。
その後は、孤児院の勉強会に参加。
「「サリナお姉ちゃん、こんにちは。」」
子供達が挨拶してくれる。可愛いわ。
カイとレムも一緒に勉強会に参加している。
今日の勉強会が終わった所で、改めて挨拶をさせて貰った。
「サリーさん、始めまして。皆からお話は色々と伺っていました。
お会いできて、嬉しいわ。」
教師をしているネコ族のサリーさん。
拓ちゃんが考えた教育を行い、普段はニックさんの秘書として働いている人。
何度も話を伺って、とても会いたかった人。
13
お気に入りに追加
210
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル
異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった
孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた
そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた
その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。
5レベルになったら世界が変わりました
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる