異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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540遺跡

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朝から寄宿舎は慌ただしい状態だった。
サリナ姫とヨハン王子がナターシャがハイオーガを2体従えていたとの報告をした為
今回は、バラン将軍、ガゼルス将軍も同行する事になった。
ガゼルス将軍はグランザム王国の人だが

「若が襲われたのです。今回、私は事実を知る為に同行させて頂く形になります。」

参加する理由は用意したみたいだ。
他にOZ、クリーム、オリバー隊長の他に騎士20名が参加する。
国民にはハイオーガの目撃情報が有った為、騎士による街道の見周りを行うと通達。

ナターシャ達と戦った場所では、昨夜からオリバー隊長の指示で数名の騎士がこの周辺を調べていたが何も見つからない。
俺達はそのまま、遺跡の在る場所へと移動となったのだが、俺と浩司は別行動を取らせてもらう。

「なぁ、拓ちゃん。この格好になる必要は有るのか。」

「もう一度、ナターシャの反応を見ておきたい。
 それに、いざという時、敵の注意を引ける。」

俺達は剣君と斧ちゃんの着ぐるみを着る事にした。
この格好なら、オリジナル・グリムとナターシャが狙ってくる
パレードでナターシャを仕留めた時と同じ格好。本当に記憶にないのだろうか。
もう一度、確認しておいた方が良いだろう。
俺達は、ヤマトと一緒にハングライダーで目的地へ空から向かう。


「拓ちゃん。本当にここが目的地で良いのか。」

遺跡の有るはずの場所は、只の草原だった。

「可能性としては長い年月で完全に無くなってしまったか、もしくは地下に施設が残っているか。」

空から周囲に何も無い事を確認していると、皆がやってきた。
何も無いのを確認すると、数人の騎士が地面の下に向かって探索を開始する。
暫くして、1人の騎士が何かを発見したのか手を挙げてバラン将軍達を呼んでいた。
草で隠れていたが、地下への入口が在ったみたいだ。
何人かを地下に投入しようとしたのだが、突然入口から炎が噴きだすと
仮面を被った3人とハイオーガ2体が穴から飛び出してきた。
仮面を被った内の2人はナターシャとオリジナル・グリムだろう。

最後の1人は、背中に大剣を背負っている厳つい男だ。

「拓ちゃん、どうする。」

「このまま、空中で様子を見る。ヤマト、気配隠しを頼む。」


******(バラン将軍)

この2人がマクニス王国に毒を撒き散らした元貴族達を逃がした奴らだろう。
アーク、クリームが揃っていても倒す事が出来なかった2人組。

「お前達は、何者だ。サリナ姫、ヨハン王子を誘拐して何をしようとしている。」

相手からは何も返事がないと思っていたが、ナターシャが

「見くびっていたわ、ここに遺跡が有る事を知っていたのね。
 貴方達のお陰で、ここも廃棄するしかないわ。本当に、忌々しい。」

そう言うと地下から爆発音がし、地下への入口から煙が立ち上がり周辺の地面が崩れ始めた。
それに合わせて、3人が逃げ出そうとするが

「逃がすか。」

ガゼルス将軍と共に切りかかり、後方からはヨギ魔道師からファイヤーランスの攻撃。
少し遅れて、OZ、クリームが攻撃に加わった。
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