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512定期購入依頼
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「既に定期的に購入したいと言う依頼が来ています。」
一番量が多いのはカミーラ船長を筆頭に、港町の船を扱っている所からの依頼書
遺跡探索に同行してくれた船員が仲間に話をしてくれたのだろう。
カミーラ船長の船で行った海上生活で定期的にカレーを食べる食生活が根付けば、安定した顧客が確保できる。
他の大口顧客として、マクニス王国第3部隊、バラン将軍の部隊やヨーゼフさんの店があった。
「私の店でもカレー粉を隠し味に使った料理を検討しています。
今から、売り物とは別に定期的な購入をしようと考えています。」
ヨーゼフさんが店からの依頼書を見ている俺に説明してくれた。
店全体で使ってくれるので、かなりの量になる。
他にも、ブルネリ公爵やロダン侯爵、クロイツ伯爵からも依頼をもらっている。
地道に宣伝を行ってきて良かった。
「この安定した売り上げだけで元は取れます。」
港町までの販売網はパウロさんの方で行ってくれる。
最近、海上交易が盛んになり、カレーの販売は船舶との繋がりを作る良い材料になるそうだ。
問題無いなら警備員を雇うで良いだろう。
既に2名については当りを付けていた。
バラン将軍の部隊で剣術指導をしていた方らしい。
年齢的に騎士団としての長期連続任務は厳しくなり退役されたが、工場の警備なら十分な力をもっているそうだ。
明日会って本人の確認と、相手の希望も伺ってから採用するか決める事にした。
後の4名は来年の工場が始まるまでに見つければ良い。
これで終わりかと思ったが、次は自転車の話になった。
試作品も出来上がり、新しい商売として始める事にしたらしい。
価格が高くなってしまい、貴族や裕福層を狙う。
マクニス王国で、パウロさん、ヨーゼフさん達が乗っているのが噂になり、かなりの問い合わせも来ているらしい。
「拓殿に支払う技術料についてどうしましょうか。」
ヨーゼフさんが聞いて来る。
この世界では技術料は2割が一般的と言うが、広めてもらう事が重要なので俺は1割で良いと思うが
「今回はトリス練成術師にも色々と知恵をかして頂いたので、どうしましょうか?」
あれ?自転車の案を出したのが俺だとヨーゼフさんに話した事が有ったか?
改めてヨーゼフさんを見ると、ニコニコと笑っていた。
「やはり、拓殿が自転車の発案者でしたか。
今まで、気になっていたもので・・・騙す様な事をして申し訳ありませんでした。
私の持っている全てを掛けて、この事は決して他に話す事はしない事を誓います。」
ヨーゼフさんは俺をはめた事になるが、オーラは綺麗なままだった。
この人、悪意が全くない。
しかし、本当に誓約書を書こうとしているので口頭だけで十分とさせてもらった。
「信用して頂いて有難うございます。
実は、私以外の人全員知っているみたいで、少し嫉妬をしていたのです。」
すると、パウロさんが
「私も直接は聞いていませんよ。
ただ、ヨーゼフ殿より拓殿とは早く知り合い、なんとなく気付いただけです。」
「拓殿は、気を許した相手には隠し事が下手ですからね。
だからエチゴ伯父さんや、我々が居ると思っています。」
ティムさんにまでそんな風に言われてしまった。
自分でも下手だとは思うが、そんなにあっさりと分かるほどではないと思っているのだが・・・
結局、トリス練成術師は技術料は必要ないと言うので、俺が1割の技術料を受け取ることになった。
これは、何かお返しを考えた方が良いだろう。
一通りの話は終わり、明日は全員でカレー工場と果樹園に寄った後、孤児院で夕食を頂く事になった。
一番量が多いのはカミーラ船長を筆頭に、港町の船を扱っている所からの依頼書
遺跡探索に同行してくれた船員が仲間に話をしてくれたのだろう。
カミーラ船長の船で行った海上生活で定期的にカレーを食べる食生活が根付けば、安定した顧客が確保できる。
他の大口顧客として、マクニス王国第3部隊、バラン将軍の部隊やヨーゼフさんの店があった。
「私の店でもカレー粉を隠し味に使った料理を検討しています。
今から、売り物とは別に定期的な購入をしようと考えています。」
ヨーゼフさんが店からの依頼書を見ている俺に説明してくれた。
店全体で使ってくれるので、かなりの量になる。
他にも、ブルネリ公爵やロダン侯爵、クロイツ伯爵からも依頼をもらっている。
地道に宣伝を行ってきて良かった。
「この安定した売り上げだけで元は取れます。」
港町までの販売網はパウロさんの方で行ってくれる。
最近、海上交易が盛んになり、カレーの販売は船舶との繋がりを作る良い材料になるそうだ。
問題無いなら警備員を雇うで良いだろう。
既に2名については当りを付けていた。
バラン将軍の部隊で剣術指導をしていた方らしい。
年齢的に騎士団としての長期連続任務は厳しくなり退役されたが、工場の警備なら十分な力をもっているそうだ。
明日会って本人の確認と、相手の希望も伺ってから採用するか決める事にした。
後の4名は来年の工場が始まるまでに見つければ良い。
これで終わりかと思ったが、次は自転車の話になった。
試作品も出来上がり、新しい商売として始める事にしたらしい。
価格が高くなってしまい、貴族や裕福層を狙う。
マクニス王国で、パウロさん、ヨーゼフさん達が乗っているのが噂になり、かなりの問い合わせも来ているらしい。
「拓殿に支払う技術料についてどうしましょうか。」
ヨーゼフさんが聞いて来る。
この世界では技術料は2割が一般的と言うが、広めてもらう事が重要なので俺は1割で良いと思うが
「今回はトリス練成術師にも色々と知恵をかして頂いたので、どうしましょうか?」
あれ?自転車の案を出したのが俺だとヨーゼフさんに話した事が有ったか?
改めてヨーゼフさんを見ると、ニコニコと笑っていた。
「やはり、拓殿が自転車の発案者でしたか。
今まで、気になっていたもので・・・騙す様な事をして申し訳ありませんでした。
私の持っている全てを掛けて、この事は決して他に話す事はしない事を誓います。」
ヨーゼフさんは俺をはめた事になるが、オーラは綺麗なままだった。
この人、悪意が全くない。
しかし、本当に誓約書を書こうとしているので口頭だけで十分とさせてもらった。
「信用して頂いて有難うございます。
実は、私以外の人全員知っているみたいで、少し嫉妬をしていたのです。」
すると、パウロさんが
「私も直接は聞いていませんよ。
ただ、ヨーゼフ殿より拓殿とは早く知り合い、なんとなく気付いただけです。」
「拓殿は、気を許した相手には隠し事が下手ですからね。
だからエチゴ伯父さんや、我々が居ると思っています。」
ティムさんにまでそんな風に言われてしまった。
自分でも下手だとは思うが、そんなにあっさりと分かるほどではないと思っているのだが・・・
結局、トリス練成術師は技術料は必要ないと言うので、俺が1割の技術料を受け取ることになった。
これは、何かお返しを考えた方が良いだろう。
一通りの話は終わり、明日は全員でカレー工場と果樹園に寄った後、孤児院で夕食を頂く事になった。
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