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477差し入れ
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次の日にはラグテルの町に帰る予定だったが、全員酷い二日酔いの為1日延期。
アーク、クリーム、ピース医師にトリス練成術師も一緒にラグテルの町に帰る。
「頑張れよ。」「祝う準備をしておくからな。」
皆がAランク試験を受けるガラに声を掛けて馬車を出す。
今回は、商人のパウロさんとヨーゼフさんも一緒に移動する。
ラグテルの町に着くと直ぐにニックさんにカレー工場予定地に連れて行ってもらった。
整えられたさら地にカレー工場の土台と作業員が寝泊まりする宿舎がかなり出来上がっている。
他にも魔道具の店や、衣服店、薬屋等が並ぶらしい。
手前に公園を整備して、周囲を店が囲み、裏手に工場や農園が広がる予定だ。
カレー料理店は俺達が一番早く手を上げたので、一番良い場所に確保出来ている。
建物の外観は規制をかけ統一感を持たせる。
しかし、残念ながら未だ半分位の敷地が空いているらしい。
大工の方に挨拶をし、店の内装についての棟梁と打ち合わせをさせてもらう。
構造は問題ないみたいだが、壁のタイルの話になると
「店の内装をタイル張りにすると材料費だけでかなり高くつくぞ。
あまり金を掛け過ぎると、後が回らなくなる。」
と心配されるので、タイルはこちらで用意してある事を伝え、俺が練成術で作ったタイルを取り出す。
タイルを手にすると、
「これだけのタイルを既に用意しているのか。任せろ、俺達が完璧な店を建ててやる。」
後は細かい内容を確認して棟梁に正式な図面を引いてもらう事になった。
何度か打ち合わせが必要になるが、問題無さそうだ。
ついでに、俺達の建物の対応をしてくれる大工に週一で昼食をこちらで用意する事を伝える。
用意する昼食はカレーだ。
工場が出来る前に、少しでもカレーを広める考えだ。
と言っても、ニックさんと孤児院に手数料を払って対応してもらう予定だが・・・
従業員の宿舎が完成すれば果樹園の準備を始める。
クリームが推奨してくれた孤児の子供達には先に宿舎に移動してもらい、土壌作りから手伝ってもらう。
果樹園の中心になってもらうカーン夫婦も宿舎に入れるように調整してもらった。
寄宿舎は食堂が共同なので用意する魔道具は少なくてすみ、各部屋に必要なのは光の魔道具位だ。
おまけに冷凍庫は禁止とされ冷蔵庫だけなら作っても良いと言われている。
食料を扱うので、体を清潔に保つため風呂を用意する事にしたが、大人5人が入れる程度の大きさ。
もちろん、シャワーなんて付けない。
こんなので本当に良いのかとも思ったが、これ以上の事はしない様にきつく言われてしまった。
冒険者の仕事で昼間は時間が無いので、夜、浩司と店の状態を覗きに行くと棟梁が一人残って確認をしていた。
俺達が棟梁に挨拶をすると
「どうしたオーナー、建物が気になるのか。」
建物のチェックをしながら、俺達に説明をしてくれる。
「安心してくれ。これは良い建物にしてみせる。
俺の所は獣人が多くてな。
正直、以前は獣人が建築に携わるのを嫌がる客も多かったんだ。
それを変えてくれた人達からの依頼となると、張り切る奴等ばかりでな。」
そう言って笑っていた。
この棟梁なら、任せても大丈夫だろう。
ついでに、週1で提供しているカレーについての感想を聞いてみると
「大好評に決まってるだろ。他の建築をやってる大工達から羨ましがられて大変なんだけどな。」
笑いながら話す棟梁。充分、店の宣伝になっているみたいだ。
棟梁はもう少し仕事をすると言うので、簡単な差し入れをして俺達は先に帰らせてもらった。
アーク、クリーム、ピース医師にトリス練成術師も一緒にラグテルの町に帰る。
「頑張れよ。」「祝う準備をしておくからな。」
皆がAランク試験を受けるガラに声を掛けて馬車を出す。
今回は、商人のパウロさんとヨーゼフさんも一緒に移動する。
ラグテルの町に着くと直ぐにニックさんにカレー工場予定地に連れて行ってもらった。
整えられたさら地にカレー工場の土台と作業員が寝泊まりする宿舎がかなり出来上がっている。
他にも魔道具の店や、衣服店、薬屋等が並ぶらしい。
手前に公園を整備して、周囲を店が囲み、裏手に工場や農園が広がる予定だ。
カレー料理店は俺達が一番早く手を上げたので、一番良い場所に確保出来ている。
建物の外観は規制をかけ統一感を持たせる。
しかし、残念ながら未だ半分位の敷地が空いているらしい。
大工の方に挨拶をし、店の内装についての棟梁と打ち合わせをさせてもらう。
構造は問題ないみたいだが、壁のタイルの話になると
「店の内装をタイル張りにすると材料費だけでかなり高くつくぞ。
あまり金を掛け過ぎると、後が回らなくなる。」
と心配されるので、タイルはこちらで用意してある事を伝え、俺が練成術で作ったタイルを取り出す。
タイルを手にすると、
「これだけのタイルを既に用意しているのか。任せろ、俺達が完璧な店を建ててやる。」
後は細かい内容を確認して棟梁に正式な図面を引いてもらう事になった。
何度か打ち合わせが必要になるが、問題無さそうだ。
ついでに、俺達の建物の対応をしてくれる大工に週一で昼食をこちらで用意する事を伝える。
用意する昼食はカレーだ。
工場が出来る前に、少しでもカレーを広める考えだ。
と言っても、ニックさんと孤児院に手数料を払って対応してもらう予定だが・・・
従業員の宿舎が完成すれば果樹園の準備を始める。
クリームが推奨してくれた孤児の子供達には先に宿舎に移動してもらい、土壌作りから手伝ってもらう。
果樹園の中心になってもらうカーン夫婦も宿舎に入れるように調整してもらった。
寄宿舎は食堂が共同なので用意する魔道具は少なくてすみ、各部屋に必要なのは光の魔道具位だ。
おまけに冷凍庫は禁止とされ冷蔵庫だけなら作っても良いと言われている。
食料を扱うので、体を清潔に保つため風呂を用意する事にしたが、大人5人が入れる程度の大きさ。
もちろん、シャワーなんて付けない。
こんなので本当に良いのかとも思ったが、これ以上の事はしない様にきつく言われてしまった。
冒険者の仕事で昼間は時間が無いので、夜、浩司と店の状態を覗きに行くと棟梁が一人残って確認をしていた。
俺達が棟梁に挨拶をすると
「どうしたオーナー、建物が気になるのか。」
建物のチェックをしながら、俺達に説明をしてくれる。
「安心してくれ。これは良い建物にしてみせる。
俺の所は獣人が多くてな。
正直、以前は獣人が建築に携わるのを嫌がる客も多かったんだ。
それを変えてくれた人達からの依頼となると、張り切る奴等ばかりでな。」
そう言って笑っていた。
この棟梁なら、任せても大丈夫だろう。
ついでに、週1で提供しているカレーについての感想を聞いてみると
「大好評に決まってるだろ。他の建築をやってる大工達から羨ましがられて大変なんだけどな。」
笑いながら話す棟梁。充分、店の宣伝になっているみたいだ。
棟梁はもう少し仕事をすると言うので、簡単な差し入れをして俺達は先に帰らせてもらった。
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