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331合同合宿事前準備2
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「このメンバーでパーティを組む事になるんだが、先ずは自己紹介をしないか。
俺はハック。武器は大剣で前衛職だ。土魔法を使う。」
あどけなさが残る男が自己紹介をした。
「私はリタ。武器は双剣で、水魔法を使うわ。宜しくね。」
リタは元気の塊といった感じの女の子だった。性格もサバサバしてそうだ。続いて俺達の番だ。
「俺は浩司、こっちの拓ちゃんと一緒に普段はOZというパーティに所属している。
武器は剣。火魔法と風魔法を使い、状況に合わせて前衛、後衛からの魔法攻撃を行っている。
宜しくな。」
「俺は拓。後衛職で武器は短剣。
光と闇の魔法によるサポートが得意です。宜しく。」
俺と浩司は2属性の魔法を使える事にした。
4属性、5属性の魔法が使える事を話すと、面倒な事になりかねないからだ。
この世界では一般的な人の持つ魔法属性は1つ、まれに2属性。
3属性を持っている人は殆ど居ない。
そして最後は
「僕はアニス。武器は剣。風魔法を使うよ。
立場的には斥候だね。攻撃は後衛がメインだけど少しなら前衛も可能。」
ひと懐っこい感じのショートカットの僕っ子女子だ。
あり合わせのメンバーだが、思ったよりバランスの良い組合せだと思う。
持ち物や、移動ルートについて色々と話し合い、各自準備を行う為に今日は解散する事になった。
俺と浩司も、荷物の整理を行う為に部屋を出ようとすると、リタに呼び止められた。
「私の友達に猫族のリリーって子が居るんだけど
以前、魔獣に襲われた時、OZに助けてもらい、拓さんに怪我を治してもらった事が有ったの。
ありがとうございました。」
礼を言われたが、リリーって子の顔が思い出せない。
それほど、大した状態では無かったのだろう。
「困ったときはお互い様。
後、同じパーティなんだから、さん付けで呼ばなくていいよ。
今回の試験、合格出来るように頑張ろうね。」
良い人達とパーティが組めて良かった。幸先が良い。
家に帰り合宿準備を行っていると、皆が覗きにやって来た。
「合宿に準備は順調に進んでいるか。」
とジークさんが聞いて来たので、準備している物を並べてみる。
・クリームから借りた普通のバッグと水筒とテント
・普段から使っている装備一式
・フード付きコート
・着替え、タオル一式
・ポーション、薬等一式
携帯の食料は前日に用意する予定だ。そして、俺は追加で
・火の魔法陣を描いた使い捨てのコア
・毒薬、しびれ薬、眠り薬等一式
それを見ていたトムさんが
「拓君だけど、そのコアや毒薬は何。
そのコアは、死者の洞窟を灼熱にしたやつだよね。
毒薬だって、拓君が作ったのなら強化されているんだよね。
何で、そんな物騒な物を用意したの。」
「俺自の身攻撃力が弱いので、その補助としてですが。」
「だとしても過剰戦力だね。皆の前で出さない方が良いかな。
大丈夫、2人ならCランク位なら実力さえ出せれば簡単だよ。」
簡単と言われてしまうと逆にプレッシャーになるな。
「これは俺達からのプレゼントだ。
やはり、知らない奴等とのパーティなら食事も合わせないと問題になるだろ。」
ジークさんから渡されたのは、一般的な冒険者の携帯食料。どう見ても1週間分どころの量では無かった。
「皆で話したんだが、いきなりだとキツイと思って今夜からの食事はこれになる。
まぁ、2人だけだと可哀想だから、俺達も付き合うよ。」
堅焼きした、何の旨みの無いパンや、栄養だけで苦くて不味い丸薬の様な食べ物。
こんな不味い食事が1週間も続くのか・・・始まる前から気が滅入ってくる。そんな中
『吾輩は何時もの料理を食べるにゃ。こんなのは食事とは言わないにゃ。』
ヤマトだけがゴネ、1匹だけ今までと同じ料理を食べていた。
俺はハック。武器は大剣で前衛職だ。土魔法を使う。」
あどけなさが残る男が自己紹介をした。
「私はリタ。武器は双剣で、水魔法を使うわ。宜しくね。」
リタは元気の塊といった感じの女の子だった。性格もサバサバしてそうだ。続いて俺達の番だ。
「俺は浩司、こっちの拓ちゃんと一緒に普段はOZというパーティに所属している。
武器は剣。火魔法と風魔法を使い、状況に合わせて前衛、後衛からの魔法攻撃を行っている。
宜しくな。」
「俺は拓。後衛職で武器は短剣。
光と闇の魔法によるサポートが得意です。宜しく。」
俺と浩司は2属性の魔法を使える事にした。
4属性、5属性の魔法が使える事を話すと、面倒な事になりかねないからだ。
この世界では一般的な人の持つ魔法属性は1つ、まれに2属性。
3属性を持っている人は殆ど居ない。
そして最後は
「僕はアニス。武器は剣。風魔法を使うよ。
立場的には斥候だね。攻撃は後衛がメインだけど少しなら前衛も可能。」
ひと懐っこい感じのショートカットの僕っ子女子だ。
あり合わせのメンバーだが、思ったよりバランスの良い組合せだと思う。
持ち物や、移動ルートについて色々と話し合い、各自準備を行う為に今日は解散する事になった。
俺と浩司も、荷物の整理を行う為に部屋を出ようとすると、リタに呼び止められた。
「私の友達に猫族のリリーって子が居るんだけど
以前、魔獣に襲われた時、OZに助けてもらい、拓さんに怪我を治してもらった事が有ったの。
ありがとうございました。」
礼を言われたが、リリーって子の顔が思い出せない。
それほど、大した状態では無かったのだろう。
「困ったときはお互い様。
後、同じパーティなんだから、さん付けで呼ばなくていいよ。
今回の試験、合格出来るように頑張ろうね。」
良い人達とパーティが組めて良かった。幸先が良い。
家に帰り合宿準備を行っていると、皆が覗きにやって来た。
「合宿に準備は順調に進んでいるか。」
とジークさんが聞いて来たので、準備している物を並べてみる。
・クリームから借りた普通のバッグと水筒とテント
・普段から使っている装備一式
・フード付きコート
・着替え、タオル一式
・ポーション、薬等一式
携帯の食料は前日に用意する予定だ。そして、俺は追加で
・火の魔法陣を描いた使い捨てのコア
・毒薬、しびれ薬、眠り薬等一式
それを見ていたトムさんが
「拓君だけど、そのコアや毒薬は何。
そのコアは、死者の洞窟を灼熱にしたやつだよね。
毒薬だって、拓君が作ったのなら強化されているんだよね。
何で、そんな物騒な物を用意したの。」
「俺自の身攻撃力が弱いので、その補助としてですが。」
「だとしても過剰戦力だね。皆の前で出さない方が良いかな。
大丈夫、2人ならCランク位なら実力さえ出せれば簡単だよ。」
簡単と言われてしまうと逆にプレッシャーになるな。
「これは俺達からのプレゼントだ。
やはり、知らない奴等とのパーティなら食事も合わせないと問題になるだろ。」
ジークさんから渡されたのは、一般的な冒険者の携帯食料。どう見ても1週間分どころの量では無かった。
「皆で話したんだが、いきなりだとキツイと思って今夜からの食事はこれになる。
まぁ、2人だけだと可哀想だから、俺達も付き合うよ。」
堅焼きした、何の旨みの無いパンや、栄養だけで苦くて不味い丸薬の様な食べ物。
こんな不味い食事が1週間も続くのか・・・始まる前から気が滅入ってくる。そんな中
『吾輩は何時もの料理を食べるにゃ。こんなのは食事とは言わないにゃ。』
ヤマトだけがゴネ、1匹だけ今までと同じ料理を食べていた。
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