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299大風呂
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空飛ぶ自転車のスピードに合わせて馬も頑張って速度を上げて付いて来てくれたので、王国には半日ほど早く、昼前に着く事ができた。
マクニス王国ではバラン将軍の部隊の寄宿舎に泊めさせてもらう事になっている。
寄宿舎に行くと、バラン将軍、オリバー隊長をはじめ、顔見知りになった兵士の方々が迎えてくれた。
挨拶をすると、直ぐにバラン将軍とオリバー隊長が庭へ連れて行く。
「拓殿、言われた通り準備をしておいたが、これで良いだろうか。」
案内してもらったのは庭の片隅に作った平屋だ。
事前に連絡を行い、兵士の方々に用意しておいてもらった。
「十分なんですが、もう少し改造した方が良いかも知れませんね。」
「建築技術を持っている部下を中心に俺達だけで建てたからな。残念だが、これが限界だ。」
土台や建物の柱はしっかりしているので、アイテムボックスに残っている大理石や鉄を使い改造を行えば良いだろう。
この際なのでバラン将軍の部隊には俺のアイテムボックスの事を教えても良いと判断し、大理石をアイテムボックスから取り出したのだが・・・
何の反応も無く、全員が何事もなかったように大理石を運んで行く。
一応、兵士の1人に知っていたのかと聞いてみたが
「いえ、拓殿の腕輪がアイテムボックスだったとは初めて知りました。」
「それにしては、何の反応も無く作業をしていますよね。」
「それは、拓殿ですから。他の人が使えば、当然驚きますよ。」
「・・・」
力持ちの人員は大勢いるので、作業はスムーズに進む。
最後に水と火の魔法陣を組み込んだコアを設置して完了した。
「1日で行った作業にしては、良い感じですね。外壁の改善は後で行うとして一応完成です。」
「「「お~~」」」
出来上がった建物をみて、兵士達から歓声が上がった。
4、50人は入れる風呂だ。浴槽は大理石で作った。
水の魔道具で浴槽まで水を流し、火の魔道具でお湯にする。
浴槽が大きいが、これだけの兵士がいれば準備する為の魔力は問題ないだろう。
「しかし、これだけの物に対する要求は、ここに泊る権利で良いのか。」
バラン将軍が出来上がった風呂を見て聞いて来る。
風呂の提供を条件に、OZ、アーク、クリームは、今後もこの騎士団寄宿舎に自由に泊らせてもらう事をお願いしていた。
「マクニス王国には宿は多いですが、人数が増えると全員で同じ宿に泊る事が難しいですから。」
「別に、このメンバーなら気にせずに泊っても良かったんだが。部屋も空いているしな。」
「ありがとうございます。ただ、何もせずに泊らせてもらうのも悪いですし、俺も風呂に入りたいですから。」
バラン将軍とオリバー隊長は、それ以上は言わずに、俺に礼を言って終わりにした。
さっそく、作業を行った人達で食事の前に風呂に入る事にした。
「これが風呂か、湯に浸かるというのは気持ちが良いな。」
「本当だな、これは疲れが取れる。」
「しかし、疲れた後だと気持ちよくて寝てしまいそうだ。」
兵士達が気持ち良さそうに風呂に浸かっている。
この世界では体を洗う位で、風呂に入る習慣は無い。入るのは貴族くらいだ。
鍛え抜かれた無数の体との風呂。
マクニス王国に来れば、毎晩この景色を眺める事が出来るのか。
なんて素晴らしい物を作ってしまったのだろう。
風呂の隅に浸かり景色を堪能していると、隣にオリバー隊長がやってきた。
良い体をしている。鍛えた体に少し脂の乗ったオリバー隊長の裸は大人の魅力が溢れ涎ものだ。
「拓殿、この様な風呂を用意して頂き、ありがとうございます。あいつ等も嬉しそうだ。」
「いえ、喜んでもらえて良かったです。大きな風呂は寛げますからね。バラン将軍は入らないのですか。」
「将軍なら、台所の方へ行かれましたよ。レオ殿が作る料理が気になる様です。」
残念ながら、バラン将軍の体はお預けか。次の機会を狙うか。
長湯となっていたが、食事の用意が出来るとの連絡があり風呂から出た。
予定では、明後日サリナ姫と合流してブルネリ公爵領へ移動する。
明日の夜も風呂を堪能できるとは幸せだ。
明日の仕事が無い兵士達は飲み会に突入した。
まだ、酒を飲めない俺は、ヤマトと一緒に輪から外れて休んでいると女性兵士が風呂の礼を言いに来た。
喜んでくれていたので、たまに家で使っているアロマの香料をプレゼントした。
女性用の風呂は人数が少ないので、10人が入れるくらいの広さしかない。
この位のサイズなら十分香りを楽しむ事が出来るだろう。
今夜、さっそく風呂に使ってみるそうだ。
飲み会が更に盛り上がっているので、俺は先に休むことにした。
次の日、レオ、エチゴさんを除いて二日酔いで壊滅。本日、休みの兵士達も潰れていた。
マクニス王国ではバラン将軍の部隊の寄宿舎に泊めさせてもらう事になっている。
寄宿舎に行くと、バラン将軍、オリバー隊長をはじめ、顔見知りになった兵士の方々が迎えてくれた。
挨拶をすると、直ぐにバラン将軍とオリバー隊長が庭へ連れて行く。
「拓殿、言われた通り準備をしておいたが、これで良いだろうか。」
案内してもらったのは庭の片隅に作った平屋だ。
事前に連絡を行い、兵士の方々に用意しておいてもらった。
「十分なんですが、もう少し改造した方が良いかも知れませんね。」
「建築技術を持っている部下を中心に俺達だけで建てたからな。残念だが、これが限界だ。」
土台や建物の柱はしっかりしているので、アイテムボックスに残っている大理石や鉄を使い改造を行えば良いだろう。
この際なのでバラン将軍の部隊には俺のアイテムボックスの事を教えても良いと判断し、大理石をアイテムボックスから取り出したのだが・・・
何の反応も無く、全員が何事もなかったように大理石を運んで行く。
一応、兵士の1人に知っていたのかと聞いてみたが
「いえ、拓殿の腕輪がアイテムボックスだったとは初めて知りました。」
「それにしては、何の反応も無く作業をしていますよね。」
「それは、拓殿ですから。他の人が使えば、当然驚きますよ。」
「・・・」
力持ちの人員は大勢いるので、作業はスムーズに進む。
最後に水と火の魔法陣を組み込んだコアを設置して完了した。
「1日で行った作業にしては、良い感じですね。外壁の改善は後で行うとして一応完成です。」
「「「お~~」」」
出来上がった建物をみて、兵士達から歓声が上がった。
4、50人は入れる風呂だ。浴槽は大理石で作った。
水の魔道具で浴槽まで水を流し、火の魔道具でお湯にする。
浴槽が大きいが、これだけの兵士がいれば準備する為の魔力は問題ないだろう。
「しかし、これだけの物に対する要求は、ここに泊る権利で良いのか。」
バラン将軍が出来上がった風呂を見て聞いて来る。
風呂の提供を条件に、OZ、アーク、クリームは、今後もこの騎士団寄宿舎に自由に泊らせてもらう事をお願いしていた。
「マクニス王国には宿は多いですが、人数が増えると全員で同じ宿に泊る事が難しいですから。」
「別に、このメンバーなら気にせずに泊っても良かったんだが。部屋も空いているしな。」
「ありがとうございます。ただ、何もせずに泊らせてもらうのも悪いですし、俺も風呂に入りたいですから。」
バラン将軍とオリバー隊長は、それ以上は言わずに、俺に礼を言って終わりにした。
さっそく、作業を行った人達で食事の前に風呂に入る事にした。
「これが風呂か、湯に浸かるというのは気持ちが良いな。」
「本当だな、これは疲れが取れる。」
「しかし、疲れた後だと気持ちよくて寝てしまいそうだ。」
兵士達が気持ち良さそうに風呂に浸かっている。
この世界では体を洗う位で、風呂に入る習慣は無い。入るのは貴族くらいだ。
鍛え抜かれた無数の体との風呂。
マクニス王国に来れば、毎晩この景色を眺める事が出来るのか。
なんて素晴らしい物を作ってしまったのだろう。
風呂の隅に浸かり景色を堪能していると、隣にオリバー隊長がやってきた。
良い体をしている。鍛えた体に少し脂の乗ったオリバー隊長の裸は大人の魅力が溢れ涎ものだ。
「拓殿、この様な風呂を用意して頂き、ありがとうございます。あいつ等も嬉しそうだ。」
「いえ、喜んでもらえて良かったです。大きな風呂は寛げますからね。バラン将軍は入らないのですか。」
「将軍なら、台所の方へ行かれましたよ。レオ殿が作る料理が気になる様です。」
残念ながら、バラン将軍の体はお預けか。次の機会を狙うか。
長湯となっていたが、食事の用意が出来るとの連絡があり風呂から出た。
予定では、明後日サリナ姫と合流してブルネリ公爵領へ移動する。
明日の夜も風呂を堪能できるとは幸せだ。
明日の仕事が無い兵士達は飲み会に突入した。
まだ、酒を飲めない俺は、ヤマトと一緒に輪から外れて休んでいると女性兵士が風呂の礼を言いに来た。
喜んでくれていたので、たまに家で使っているアロマの香料をプレゼントした。
女性用の風呂は人数が少ないので、10人が入れるくらいの広さしかない。
この位のサイズなら十分香りを楽しむ事が出来るだろう。
今夜、さっそく風呂に使ってみるそうだ。
飲み会が更に盛り上がっているので、俺は先に休むことにした。
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