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261冒険者の意識
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町では、奴等が嫌がらせを行おうとすると、冒険者が直ぐに対応していた。
ただ、奴等の護衛に付いている冒険者はAランクで実力的には奴等の方が上だ。
Aランクの冒険者に対し時間稼ぎをし、その間にクリームかアークのメンバーが手助けに入るという状態が続いている。
さすがに、町中でAランクの冒険者を相手に戦う様な真似はしない。
その内、奴等が孤児院の側に出没するようになってきた。
特に何をするわけでもなく、ただ子供達を見てニタニタと笑っている。
しばらく続くと、誰も外に出なっくなった。
獣人の男の子が風邪薬の材料をエチゴ屋に運ぶのにも、OZのメンバーが付き添っていた。
少し目を離した時、男の子が居なくなった。
同時に、辺りに居たギリス教の奴等に雇われてた冒険者も居なくなっていた。
どう考えても奴等の仕業だが、証拠が無い。
冒険者達に取り囲まれてもニタニタ笑うだけで、逆にこちらを見下している。
そんな状況の中、朝から馬車に荷物を詰め込み始めた。
「我々は、一度、国に戻る。
何でも、獣人の子供が居なくなったそうだな。
この町は怖いな。自分達の安全の為、仲間を増やして戻ってくる事にするよ。」
俺様男が笑いながら、自分を取り囲む冒険者に話しかける。
そして、ジークさんの前に来ると
「少しは、自分の立場を考え直した方が良い。
Aランクだろうと冒険者ごときが貴族に逆らうと、どうなるか分かるだろう。なぁ。」
ジークさんが飛び掛ろうとするのをトムさんとニコラスさんが抑えつける。
その様子を見て、更に俺様男は高笑いをする。
「では皆さん、また。」
冒険者の殺気が渦巻く中、俺様男が馬車を進ませようとしたその時、荷馬車の1つから火の手が上がり
「助けて、誰か助けて・・・」
炎の中から僅かに声が聞えてくると、浩司が炎の中に飛び込み声が聞こえてくる箱を壊した。
「「「獣人の子供だ」」」
そこには、居なくなった獣人の子供が入れられていた。
「もう大丈夫だ。」
浩司が獣人の子供をしっかり抱きしめ、炎の中から脱出すると剣を俺様男に向ける。
「ちくちょう、しかし雑魚が集まっても雑魚でしかない。お前ら、こいつ等を始末してしまえ。
後の事は、俺様の力でどうにでもなる。」
雇われていた冒険者が剣を抜くと、クリーム、アークのメンバ―が前に出て対峙する。
「俺達全員で攻撃しては可哀想だからな。人数をお前達に合わせてやるよ。」
ジークさんが見ている者をゾッとさせる様な獣じみた笑いをすると、クリームの全員とロウガさん、アクセルさん、フェリックスさんが前に進み出た。
他の冒険者達は戦いに巻き込まれない様に後ろに下がり、光魔法を使える者はシールドを張って周りに被害が及ばない様にした。
Aランクの冒険者同士の戦いは一見互角に見えたが、直ぐにクリーム、アークチームが相手を圧して行く。
暫くはギリス教の冒険者達は耐えていたが、腕を切り落とされ地面に倒れた。
皆が、その戦いに気を取られている隙に逃げ出そうとするギリス教の4人。
その前にエチゴさんとガラが立ち塞がる。
「あなた方は何処に逃げようというんですか。」
「そこをどけ。俺様はロダン侯爵家の実権を握っているんだぞ。
自分の立場を分かっているのか。貴族に刃向えばどうなるか分かっているんだろうな。」
俺様男の最後の足掻きだろう。
他の冒険者達にも包囲され、もはや逃げる事も出来ない。
「つまり、当主は貴方では無くロダン侯爵と言う事ですね。
どのみち、誘拐は貴族だろうと重罪です。自分の立場を分かっていないのは、貴方の方みたいですね。」
そう言い放つと、剣を抜いた俺様男達に槍を構える。ガラも斧を持って加勢する。
エチゴさんとアルの圧倒的な勝利だった。
ギリス教の4人の手足は不自然な方向に折れ曲がり、ロダン公爵家の俺様男は肋骨も砕かれて気絶している。
普段のエチゴさんが温和なだけに、怒った時のギャップが怖い。
情け容赦ないと言うのは、この事だろう。
更に、アルが止めもせず同調してしまうんだよな。
ただ、奴等の護衛に付いている冒険者はAランクで実力的には奴等の方が上だ。
Aランクの冒険者に対し時間稼ぎをし、その間にクリームかアークのメンバーが手助けに入るという状態が続いている。
さすがに、町中でAランクの冒険者を相手に戦う様な真似はしない。
その内、奴等が孤児院の側に出没するようになってきた。
特に何をするわけでもなく、ただ子供達を見てニタニタと笑っている。
しばらく続くと、誰も外に出なっくなった。
獣人の男の子が風邪薬の材料をエチゴ屋に運ぶのにも、OZのメンバーが付き添っていた。
少し目を離した時、男の子が居なくなった。
同時に、辺りに居たギリス教の奴等に雇われてた冒険者も居なくなっていた。
どう考えても奴等の仕業だが、証拠が無い。
冒険者達に取り囲まれてもニタニタ笑うだけで、逆にこちらを見下している。
そんな状況の中、朝から馬車に荷物を詰め込み始めた。
「我々は、一度、国に戻る。
何でも、獣人の子供が居なくなったそうだな。
この町は怖いな。自分達の安全の為、仲間を増やして戻ってくる事にするよ。」
俺様男が笑いながら、自分を取り囲む冒険者に話しかける。
そして、ジークさんの前に来ると
「少しは、自分の立場を考え直した方が良い。
Aランクだろうと冒険者ごときが貴族に逆らうと、どうなるか分かるだろう。なぁ。」
ジークさんが飛び掛ろうとするのをトムさんとニコラスさんが抑えつける。
その様子を見て、更に俺様男は高笑いをする。
「では皆さん、また。」
冒険者の殺気が渦巻く中、俺様男が馬車を進ませようとしたその時、荷馬車の1つから火の手が上がり
「助けて、誰か助けて・・・」
炎の中から僅かに声が聞えてくると、浩司が炎の中に飛び込み声が聞こえてくる箱を壊した。
「「「獣人の子供だ」」」
そこには、居なくなった獣人の子供が入れられていた。
「もう大丈夫だ。」
浩司が獣人の子供をしっかり抱きしめ、炎の中から脱出すると剣を俺様男に向ける。
「ちくちょう、しかし雑魚が集まっても雑魚でしかない。お前ら、こいつ等を始末してしまえ。
後の事は、俺様の力でどうにでもなる。」
雇われていた冒険者が剣を抜くと、クリーム、アークのメンバ―が前に出て対峙する。
「俺達全員で攻撃しては可哀想だからな。人数をお前達に合わせてやるよ。」
ジークさんが見ている者をゾッとさせる様な獣じみた笑いをすると、クリームの全員とロウガさん、アクセルさん、フェリックスさんが前に進み出た。
他の冒険者達は戦いに巻き込まれない様に後ろに下がり、光魔法を使える者はシールドを張って周りに被害が及ばない様にした。
Aランクの冒険者同士の戦いは一見互角に見えたが、直ぐにクリーム、アークチームが相手を圧して行く。
暫くはギリス教の冒険者達は耐えていたが、腕を切り落とされ地面に倒れた。
皆が、その戦いに気を取られている隙に逃げ出そうとするギリス教の4人。
その前にエチゴさんとガラが立ち塞がる。
「あなた方は何処に逃げようというんですか。」
「そこをどけ。俺様はロダン侯爵家の実権を握っているんだぞ。
自分の立場を分かっているのか。貴族に刃向えばどうなるか分かっているんだろうな。」
俺様男の最後の足掻きだろう。
他の冒険者達にも包囲され、もはや逃げる事も出来ない。
「つまり、当主は貴方では無くロダン侯爵と言う事ですね。
どのみち、誘拐は貴族だろうと重罪です。自分の立場を分かっていないのは、貴方の方みたいですね。」
そう言い放つと、剣を抜いた俺様男達に槍を構える。ガラも斧を持って加勢する。
エチゴさんとアルの圧倒的な勝利だった。
ギリス教の4人の手足は不自然な方向に折れ曲がり、ロダン公爵家の俺様男は肋骨も砕かれて気絶している。
普段のエチゴさんが温和なだけに、怒った時のギャップが怖い。
情け容赦ないと言うのは、この事だろう。
更に、アルが止めもせず同調してしまうんだよな。
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