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258蛍火
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「せっかくだから、エチゴさんとアルが帰ってきたら、ここで夕食にしようか。」
俺の言葉に、クリームのメンバーが大喜び。
それまで風呂に入ったりして休むことにしたが、俺とレオで食事の準備を始めるとクリームのメンバーもやって来て手伝ってくれた。
エチゴさんとアルが帰って来て夕食になるとクリームのメンバーはタキシード、ドレスに着替えていた。
ただし、家の中は土足禁止の為、靴は履いていない。ちなみにOZは全員、甚平。
「えっと、何で皆さんは正装をしているんです。」
「こんな素敵な場所で、レオさんの料理を頂くなら粗相の無いようにと思って。」
ジェニファーさんが、普段と違い淑やかな感じで微笑んでいる。
家の中で普通に食事をするだけなんだけど・・・
面倒なので、OZはそのままの恰好とさせてもらった。
ムードを出す為にキャンドル風の魔道具をセットし、アイテムボックスに保管しておいた料理をテーブルに並べると、ガラが冷やしておいたワインをグラスに注いでいく。
使用するグラスは、俺が作った『キラッと輝く君に乾杯ワイングラス』だ。
「では、我が家に再びクリームのメンバーを迎えられた事に、乾杯。」
ガラの挨拶で食事が始まった。
ヤマトの食事は、俺達と同じようにテーブルに置き、テーブルと同じ高さの台を用意し、そこに座らせた。
普段なら、ヤマトをテーブルに乗せて食事をさせているが、クリームが気合を入れた格好をしているので少し気を使う。
クリームは警護の依頼で、格式の高いパーティーに参加する事はあるが、自分達だけで高級な店に行った事は無く、一度正装をして食事をしたいと考えていたそうだ。
「しかし、初めての正装での食事が、ここの夕食で良いのか。」
ガラも、知人宅での夕食が初めての場所で良いのか気にしていたみたいだ。
「何を言っているんだ。こんな素晴らしい場所と料理なら良いに決まっているだろ。
OZは、拓や浩司と一緒に居て感覚がずれているぞ。」
ジークさんの言葉にクリームのメンバー全員が頷いている。
「あ~、こんな所で、恋人と一緒に食事が出来たら、もっと良いのに。」
「ジェニファーじゃ無理、無理。俺が彼女と食事をする方が現実的だな。」
ニコラスさんの軽口に何時もの通りの賑やかな食事に.
たまに気取るのも良いが、俺としてはこの方が楽しい。
食事が終わった後は、ガラが棚から酒を取り出し、そのまま飲み会が始まった。
せっかく、クリームが正装までしているのなら、少し盛り上げる事にしよう
光魔法を使い洞窟庭園に小さな淡い光を舞わせてみると、「お~」という皆から良い反応。
『綺麗な光じゃな。旅の時も思ったが、ここまでになると、もはや新しい魔法と言っても良いじゃろう。
名前を付けてはどうじゃ。』
名前か、この光を出すとき、イメージしていたもの
「蛍火。そうだな、もし名前を付けるなら蛍火が良いな。」
『それは、拓が居た世界の言葉か。』
グリムに蛍について話したが、俺は実物を見た事は無い。
この世界で、こんな光景を皆と見たいな。
俺の言葉に、クリームのメンバーが大喜び。
それまで風呂に入ったりして休むことにしたが、俺とレオで食事の準備を始めるとクリームのメンバーもやって来て手伝ってくれた。
エチゴさんとアルが帰って来て夕食になるとクリームのメンバーはタキシード、ドレスに着替えていた。
ただし、家の中は土足禁止の為、靴は履いていない。ちなみにOZは全員、甚平。
「えっと、何で皆さんは正装をしているんです。」
「こんな素敵な場所で、レオさんの料理を頂くなら粗相の無いようにと思って。」
ジェニファーさんが、普段と違い淑やかな感じで微笑んでいる。
家の中で普通に食事をするだけなんだけど・・・
面倒なので、OZはそのままの恰好とさせてもらった。
ムードを出す為にキャンドル風の魔道具をセットし、アイテムボックスに保管しておいた料理をテーブルに並べると、ガラが冷やしておいたワインをグラスに注いでいく。
使用するグラスは、俺が作った『キラッと輝く君に乾杯ワイングラス』だ。
「では、我が家に再びクリームのメンバーを迎えられた事に、乾杯。」
ガラの挨拶で食事が始まった。
ヤマトの食事は、俺達と同じようにテーブルに置き、テーブルと同じ高さの台を用意し、そこに座らせた。
普段なら、ヤマトをテーブルに乗せて食事をさせているが、クリームが気合を入れた格好をしているので少し気を使う。
クリームは警護の依頼で、格式の高いパーティーに参加する事はあるが、自分達だけで高級な店に行った事は無く、一度正装をして食事をしたいと考えていたそうだ。
「しかし、初めての正装での食事が、ここの夕食で良いのか。」
ガラも、知人宅での夕食が初めての場所で良いのか気にしていたみたいだ。
「何を言っているんだ。こんな素晴らしい場所と料理なら良いに決まっているだろ。
OZは、拓や浩司と一緒に居て感覚がずれているぞ。」
ジークさんの言葉にクリームのメンバー全員が頷いている。
「あ~、こんな所で、恋人と一緒に食事が出来たら、もっと良いのに。」
「ジェニファーじゃ無理、無理。俺が彼女と食事をする方が現実的だな。」
ニコラスさんの軽口に何時もの通りの賑やかな食事に.
たまに気取るのも良いが、俺としてはこの方が楽しい。
食事が終わった後は、ガラが棚から酒を取り出し、そのまま飲み会が始まった。
せっかく、クリームが正装までしているのなら、少し盛り上げる事にしよう
光魔法を使い洞窟庭園に小さな淡い光を舞わせてみると、「お~」という皆から良い反応。
『綺麗な光じゃな。旅の時も思ったが、ここまでになると、もはや新しい魔法と言っても良いじゃろう。
名前を付けてはどうじゃ。』
名前か、この光を出すとき、イメージしていたもの
「蛍火。そうだな、もし名前を付けるなら蛍火が良いな。」
『それは、拓が居た世界の言葉か。』
グリムに蛍について話したが、俺は実物を見た事は無い。
この世界で、こんな光景を皆と見たいな。
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