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179地下へ
しおりを挟む次の日、朝食を食べ終わると俺達はテントを拡張バッグにしまった。
「皆さん、テントをしまってどうされたんですか。」
「一応、何が有っても大丈夫なように、荷物を持っていこうかと思いまして。
直ぐにセッティング出来ますしね。
さぁ、遺跡へ出発しましょう!」
オリバー隊長に連れられて俺達は遺跡の方へ移動する。
遺跡に入る俺達を入れて6部隊、32名。バラン将軍はポトリ教授と行動する。
2部隊は、地上部分の探索を続け、4部隊は地下の探索を行う。
もちろん、俺達やバラン将軍は地下の探索だ。
クリームのメンバーと兵士5名は拠点の警備を行う。
「クリームの皆さんお疲れ様です。警備に残る兵士の人と、お昼にどうぞ。」
ジークに葉で包んだ弁当を渡す。
「拓、これって、もしかして」
「押し寿司とババロアです。拡張バッグに入れて保管しておいて下さい。
兵士の人達の分も有るので、皆さんでどうぞ。
では、行ってきます。」
「お~、ありがとうな。気をつけて行けよ。」
地下への階段は建物の中央近くに有った。横にはエレベータの跡らしい縦穴。
扉は内側に落ちてしまったみたいだ。
下を覗いてみたが、底が見えない。光魔法で照らしてみたが、何かに吸収される感じで下まで明りは届かない。
「階段を下りるぞ。何が有るか分からない。気をつけて進め。」
バラン将軍を先頭に、階段を下り始める。
地下1F、2Fは柱が有るだけの広いフロアー
崩れた机等や、元が何か分からないゴミが転がっている。
地下3Fは6m近い高さを持っているが、朽ちた棚だけが並んでいる。
たぶん、倉庫だったのではないだろうか。
地上は瓦礫の下敷きになっていたため分からなかったが、俺達が入ってきた入口付近にはもう一つ大きな縦穴が有った。
地下1F、2Fには出入り口は無かったが、3Fには部屋の高さに合わせた扉が付いていた。
「しかし、何も残ってないな。きれいに全て持って行かれたみたいだね。
それに、この縦穴も未だ底が見えないし、どこまで続いているんだ。」
「本当に真っ暗だな。もう、深さ的には4、5階分は下りただろ。こんな地下深くで何をしていたんだ。」
「何だろうね。バイオハザードの可能性がある生物兵器だったりして。」
何が出てくるのか楽しみだな。
しかし、生物兵器だった時は、悪いが完全に消滅した方が良いだろう。
「怖い事言うなよ。何で拓ちゃんはそんなに嬉しそうなんだよ。」
『何じゃ、そのバイオハザードとは。』
「生物災害のことかな。例えば致死性の細菌とか。
そういう細菌を実験で扱う場合、何かあっても対処できるように隔離できる場所で行うんだ。
こんな風に、地下深くとかね。」
『なるほど。もしかすると、魔力を阻害する何かかも知れんぞ。』
そう考えると、今の状況も分かりやすいな。それも降りて行けば、自ずと分かるか。
「浩司、拓、縦穴を覗いて何やっているんだよ。この階で昼を食べてから下の階に降りるってさ。」
ガラに呼ばれて、皆の所に戻る。
昼食を食べ終えて更に階段を下りるが、なかなか下の階に着かない。
10階分くらい下りて階段が終わった。ここが、この建屋の一番下になるみたいだ。
目の前には、山脈に在った遺跡と同じ扉が有った。
「皆さん、テントをしまってどうされたんですか。」
「一応、何が有っても大丈夫なように、荷物を持っていこうかと思いまして。
直ぐにセッティング出来ますしね。
さぁ、遺跡へ出発しましょう!」
オリバー隊長に連れられて俺達は遺跡の方へ移動する。
遺跡に入る俺達を入れて6部隊、32名。バラン将軍はポトリ教授と行動する。
2部隊は、地上部分の探索を続け、4部隊は地下の探索を行う。
もちろん、俺達やバラン将軍は地下の探索だ。
クリームのメンバーと兵士5名は拠点の警備を行う。
「クリームの皆さんお疲れ様です。警備に残る兵士の人と、お昼にどうぞ。」
ジークに葉で包んだ弁当を渡す。
「拓、これって、もしかして」
「押し寿司とババロアです。拡張バッグに入れて保管しておいて下さい。
兵士の人達の分も有るので、皆さんでどうぞ。
では、行ってきます。」
「お~、ありがとうな。気をつけて行けよ。」
地下への階段は建物の中央近くに有った。横にはエレベータの跡らしい縦穴。
扉は内側に落ちてしまったみたいだ。
下を覗いてみたが、底が見えない。光魔法で照らしてみたが、何かに吸収される感じで下まで明りは届かない。
「階段を下りるぞ。何が有るか分からない。気をつけて進め。」
バラン将軍を先頭に、階段を下り始める。
地下1F、2Fは柱が有るだけの広いフロアー
崩れた机等や、元が何か分からないゴミが転がっている。
地下3Fは6m近い高さを持っているが、朽ちた棚だけが並んでいる。
たぶん、倉庫だったのではないだろうか。
地上は瓦礫の下敷きになっていたため分からなかったが、俺達が入ってきた入口付近にはもう一つ大きな縦穴が有った。
地下1F、2Fには出入り口は無かったが、3Fには部屋の高さに合わせた扉が付いていた。
「しかし、何も残ってないな。きれいに全て持って行かれたみたいだね。
それに、この縦穴も未だ底が見えないし、どこまで続いているんだ。」
「本当に真っ暗だな。もう、深さ的には4、5階分は下りただろ。こんな地下深くで何をしていたんだ。」
「何だろうね。バイオハザードの可能性がある生物兵器だったりして。」
何が出てくるのか楽しみだな。
しかし、生物兵器だった時は、悪いが完全に消滅した方が良いだろう。
「怖い事言うなよ。何で拓ちゃんはそんなに嬉しそうなんだよ。」
『何じゃ、そのバイオハザードとは。』
「生物災害のことかな。例えば致死性の細菌とか。
そういう細菌を実験で扱う場合、何かあっても対処できるように隔離できる場所で行うんだ。
こんな風に、地下深くとかね。」
『なるほど。もしかすると、魔力を阻害する何かかも知れんぞ。』
そう考えると、今の状況も分かりやすいな。それも降りて行けば、自ずと分かるか。
「浩司、拓、縦穴を覗いて何やっているんだよ。この階で昼を食べてから下の階に降りるってさ。」
ガラに呼ばれて、皆の所に戻る。
昼食を食べ終えて更に階段を下りるが、なかなか下の階に着かない。
10階分くらい下りて階段が終わった。ここが、この建屋の一番下になるみたいだ。
目の前には、山脈に在った遺跡と同じ扉が有った。
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