149 / 712
149価格設定が?
しおりを挟む
これから始る舞踏会の為に、新年早々サリナ姫一行は城に帰る。
その前日、ブルネリ公爵から支払いを行いたいと言われ部屋に呼ばれた。
支払額の内訳を見せてもらうと
ブローチの買取:金貨10枚
イルミネーションの準備、及び魔道具一式:白金貨3枚
テロ討伐、オリバーさんの治療:白金貨5枚
バラン将軍の部下から、お菓子の詰め合わせ
イルミネーションは俺が勝手に作ったのだが、それでも払うと言ってくれる。
襲撃により町の景気が下がる事が気になったが、色とりどりの光の話が広がり、逆に凄い事になっているそうだ。
テロ討伐、オリバーさんの治療分は、サリナ姫を守った事でマクニス王国から報奨金として白金貨3枚、更に13人もの魔力暴走を防いだ事が牽制になるらしく、その礼も含まれているらしい。
また、オリバーさんを救えた事や勉強、料理を教えた事に対し、兵士の方がお金を出し合い、お菓子の詰め合わせをプレゼントしてくれた。
問題はブローチの買取額。
他の金額が大き過ぎて大した事無さそうに見えてしまうが
屋台で売ろうとしたブローチ100個が何故、金貨10枚になるのだろう。
日本円にして総額100万円・・・勘違いしていないよな?
「私も装飾品については疎かったのだが、オークションにでも出せば、ずっと高い値が付くだろう。
申し訳ないが、こちらの都合で金貨10枚とさせて頂いた。」
それは、そうだろう。
こんなに、ポンポンと白金貨で支払っていたら、金欠になるだろう。
前回、屋台で販売したブローチですら銀貨数枚で売れているらしい。
貴族も真似をする様になってきたので安定すると思うが、今は未だ目新しさが先立っているらしい。
ブルネリ公爵の手元に残っているブローチは30個くらい。
どうするのか伺うと、10個位は懇意にしている友人に配り、残りは何かの時にお礼として渡そうと考えているそうだ。
「それでも十分過ぎです。
元々は廃材を再利用した俺の趣味で、価格は有って無い様なものですから。」
ブローチの料金の他に、イルミネーションの金額を俺が受け取り、テロ討伐の金額をOZ、アークのメンバーで分けることになった。
そして、サリナ姫達が帰る当日。未だ人通りの少ない朝早くから屋敷をでる。
「皆さん、本当にありがとうございました。色々と勉強をさせて頂きました。
イルミネーションだけでなく、餅つきに正月と初めての体験ばかりでした。」
サリナ姫が、最後に皆に声を掛ける。
「レオさん、料理本が出版されたら連絡を下さい。是非買わせて頂きます。」
初めて料理を作ったのが嬉しかったみたいだ。
自分で自由に出来るお金は無いので、年始にブルネリ公爵から頂いたお年玉を大切に取っておくらしい。
「エチゴさん、ガラさん、アルさん。色々な旅の話をありがとうございます。
今の生活では知る事が出来なかった話を伺えて本当に為になりました。」
3人は、今までの旅の話、市民の生活について話をしていた。
それは、サリナ姫にとっては考えさせられる事ばかりだったみたいだ。
「カイ、レム、お互いに勉強を頑張りましょうね。」
この休みの間、熱心に勉強を続けていた。
まだまだ、教えたい事が沢山有ったが、サリナ姫の理解力なら教科書が有れば問題ないだろう。
「浩司さん、拓ちゃん、いつもありがとう。
毎日が新鮮で驚きばかりだったわ。
次回のイルミネーションは任せて。きっと皆、驚くわよ。
それから、香水をありがとう。大切に使うわね。」
俺に対しては姫モードが発動しないな。まぁ、今更か。
庭の広さも限られているのでイルミネーションを見れない人も多い。
そこで、少しブルネリ公爵とサリナ姫に提案させてもらった。
しかし、サリナ姫だけでなく、ブルネリ公爵からもやる気を感じるが、暇なのだろうか。
「皆様、我々は先に出発させて頂きます。
では、OZの皆さん。出来れば夏にまたお会いしましょう。」
サリナ姫が馬車に乗ると、バラン将軍の挨拶を最後に出発した。
その前日、ブルネリ公爵から支払いを行いたいと言われ部屋に呼ばれた。
支払額の内訳を見せてもらうと
ブローチの買取:金貨10枚
イルミネーションの準備、及び魔道具一式:白金貨3枚
テロ討伐、オリバーさんの治療:白金貨5枚
バラン将軍の部下から、お菓子の詰め合わせ
イルミネーションは俺が勝手に作ったのだが、それでも払うと言ってくれる。
襲撃により町の景気が下がる事が気になったが、色とりどりの光の話が広がり、逆に凄い事になっているそうだ。
テロ討伐、オリバーさんの治療分は、サリナ姫を守った事でマクニス王国から報奨金として白金貨3枚、更に13人もの魔力暴走を防いだ事が牽制になるらしく、その礼も含まれているらしい。
また、オリバーさんを救えた事や勉強、料理を教えた事に対し、兵士の方がお金を出し合い、お菓子の詰め合わせをプレゼントしてくれた。
問題はブローチの買取額。
他の金額が大き過ぎて大した事無さそうに見えてしまうが
屋台で売ろうとしたブローチ100個が何故、金貨10枚になるのだろう。
日本円にして総額100万円・・・勘違いしていないよな?
「私も装飾品については疎かったのだが、オークションにでも出せば、ずっと高い値が付くだろう。
申し訳ないが、こちらの都合で金貨10枚とさせて頂いた。」
それは、そうだろう。
こんなに、ポンポンと白金貨で支払っていたら、金欠になるだろう。
前回、屋台で販売したブローチですら銀貨数枚で売れているらしい。
貴族も真似をする様になってきたので安定すると思うが、今は未だ目新しさが先立っているらしい。
ブルネリ公爵の手元に残っているブローチは30個くらい。
どうするのか伺うと、10個位は懇意にしている友人に配り、残りは何かの時にお礼として渡そうと考えているそうだ。
「それでも十分過ぎです。
元々は廃材を再利用した俺の趣味で、価格は有って無い様なものですから。」
ブローチの料金の他に、イルミネーションの金額を俺が受け取り、テロ討伐の金額をOZ、アークのメンバーで分けることになった。
そして、サリナ姫達が帰る当日。未だ人通りの少ない朝早くから屋敷をでる。
「皆さん、本当にありがとうございました。色々と勉強をさせて頂きました。
イルミネーションだけでなく、餅つきに正月と初めての体験ばかりでした。」
サリナ姫が、最後に皆に声を掛ける。
「レオさん、料理本が出版されたら連絡を下さい。是非買わせて頂きます。」
初めて料理を作ったのが嬉しかったみたいだ。
自分で自由に出来るお金は無いので、年始にブルネリ公爵から頂いたお年玉を大切に取っておくらしい。
「エチゴさん、ガラさん、アルさん。色々な旅の話をありがとうございます。
今の生活では知る事が出来なかった話を伺えて本当に為になりました。」
3人は、今までの旅の話、市民の生活について話をしていた。
それは、サリナ姫にとっては考えさせられる事ばかりだったみたいだ。
「カイ、レム、お互いに勉強を頑張りましょうね。」
この休みの間、熱心に勉強を続けていた。
まだまだ、教えたい事が沢山有ったが、サリナ姫の理解力なら教科書が有れば問題ないだろう。
「浩司さん、拓ちゃん、いつもありがとう。
毎日が新鮮で驚きばかりだったわ。
次回のイルミネーションは任せて。きっと皆、驚くわよ。
それから、香水をありがとう。大切に使うわね。」
俺に対しては姫モードが発動しないな。まぁ、今更か。
庭の広さも限られているのでイルミネーションを見れない人も多い。
そこで、少しブルネリ公爵とサリナ姫に提案させてもらった。
しかし、サリナ姫だけでなく、ブルネリ公爵からもやる気を感じるが、暇なのだろうか。
「皆様、我々は先に出発させて頂きます。
では、OZの皆さん。出来れば夏にまたお会いしましょう。」
サリナ姫が馬車に乗ると、バラン将軍の挨拶を最後に出発した。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
151
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる