20 / 713
020換金
しおりを挟む
アイテムボックスに保管しておいた魔獣の部位が結構な量になっていたので、
整理しガラとレオにも運ぶのを手伝ってもらい売る事にした。
一般的な知識が無いので、交渉はガラとレオに任せている。
「ガラさん、レオさん、いらっしゃいませ。今日はどの様な御用で。」
「素材の買い取りをお願いします。」
エチゴ屋という大きなお店で、お客には獣人も多い。
ガラとレオは店員と顔なじみで、俺達の荷物の量を見て店の奥へ案内された。
「いらっしゃいませ。本日はどの様な素材を持ってきてくれたのでしょうか。」
出てきたのは、40歳位の恰幅の良い男だった。
そして、ガラとレオの後ろに居た俺と浩司に気付き、一瞬鋭い視線を投げかけられた。
「もしかして、一緒に居るのはパーティを組んだという冒険者の方ですか」
「情報が早いですね。この二人がパーティーを組んだ浩司と拓。こちらは、エチゴさんだ。」
「浩司さんと拓さんですか。私は、この店の店主をしているエチゴと申します。お見知りおきを。
では早速 素材を見せて頂いてもよろしいですか。」
リュックから取り出した素材を机に並べていく。
それを見たエチコさんの目が変わった。鋭い目線で一つ一つ確認していく。
全てを確認し終え、顔を上げると俺と浩司の方を向いて
「この素材を入手されたのは、浩司さんと拓さんでしょうか。」
何故分かったのかが不思議に思う俺と浩司に
「ガラさんとレオさんとは素材の処理方法が違っているので。
素晴らしい技術です。これなら皮の下処理を行う必要も有りません。
それに、保存状態も良い。」
素材を数え初め、ソロバンの様な道具を使って計算を行うと
「タランキュラスやレンドラといった珍しいも有りましたので
こちらの素材全てで金貨45枚の引き取りで如何でしょう。」
とりあえず、ウルトラアイでエチゴさんを見ても綺麗なオーラのままで信じられそうだ。
ガラもレオも金額に納得している。
教えてもらった通貨の価値を日本円に換算すると
鉄貨 :百円
銅貨 :千円
銀貨 :1万円
金貨 :10万円
白金貨:1千万円
という感じになる。
450万円か…なかなか良い金額になった。
アイテムボックス様様だな。
未だ多くの素材がアイテムボックスの中に残っているので、生活費の心配は無くなった。
提示された金額に合意すると、店の者を呼んで素材を運び出させ、銀貨、銅貨を混ぜた形で受け取った。
「使い易いように、一部両替しておきました。ご確認下さい。」
浩司が枚数に間違えが無いことを確認すると、
銀貨10枚と銅貨を用意していた財布にいれ、残りを浩司のバッグにしまった。
エチゴさんがガラに話が有るというので その間、店内を覗いていた。
生活用品や色々な効果のある魔石に魔道具、薬が売られていた。
生活用品として肌触りの良いタオルを20枚ほどと
自作との比較用にポーションを2つと数種類の魔石魔道具を購入した。
2階は、武器や防具を扱っていた。
ウルトラアイで商品を見ていたが、グリムの家から持ってきた武器や俺が作った防具に比べると大したものは並んでいない。
目玉商品らしき防具が奥に飾ってあったので覗いてみると
ミスリルの防具:白金貨20枚
ミスリルのフルプレート:白金貨40枚
価格を見て、浩司と2人で固まってしまった。
売る気は無いが、俺達が使っている防具を売れば一生遊んで暮らせるのではないだろうか。
色々と見て、アウトドアで使い易そうな、片刃で刃渡り20cm、アーミーナイフ型を4本購入。
支払いを終わらせるとガラとエチゴさんがやって来た。
「浩司、拓ちゃん、エチゴさんは未開の遺跡に行った人なんだ。
今夜時間が取れるそうなんだが、どうだ話しを聞いてみないか?」
「エチゴさんが良いなら、是非お願いします。」
「ではエチゴさん、俺達が行く居酒屋に7時でどうです?」
「分かりました。では後程。」
エチゴさんに送られて店を出ると、浩司が直ぐに脇道に向かうので何かと思えば
お金をアイテムボックスに入れるよう頼まれた。
「あんな大金を持った事なんて無いから緊張した。これで肩が軽くなった。
さぁ、買い出しに行こうぜ。ガラ、レオ案内宜しく。」
確かにアイテムボックスなら盗まれる心配はないが、俺の肩が凝りそうだ。
整理しガラとレオにも運ぶのを手伝ってもらい売る事にした。
一般的な知識が無いので、交渉はガラとレオに任せている。
「ガラさん、レオさん、いらっしゃいませ。今日はどの様な御用で。」
「素材の買い取りをお願いします。」
エチゴ屋という大きなお店で、お客には獣人も多い。
ガラとレオは店員と顔なじみで、俺達の荷物の量を見て店の奥へ案内された。
「いらっしゃいませ。本日はどの様な素材を持ってきてくれたのでしょうか。」
出てきたのは、40歳位の恰幅の良い男だった。
そして、ガラとレオの後ろに居た俺と浩司に気付き、一瞬鋭い視線を投げかけられた。
「もしかして、一緒に居るのはパーティを組んだという冒険者の方ですか」
「情報が早いですね。この二人がパーティーを組んだ浩司と拓。こちらは、エチゴさんだ。」
「浩司さんと拓さんですか。私は、この店の店主をしているエチゴと申します。お見知りおきを。
では早速 素材を見せて頂いてもよろしいですか。」
リュックから取り出した素材を机に並べていく。
それを見たエチコさんの目が変わった。鋭い目線で一つ一つ確認していく。
全てを確認し終え、顔を上げると俺と浩司の方を向いて
「この素材を入手されたのは、浩司さんと拓さんでしょうか。」
何故分かったのかが不思議に思う俺と浩司に
「ガラさんとレオさんとは素材の処理方法が違っているので。
素晴らしい技術です。これなら皮の下処理を行う必要も有りません。
それに、保存状態も良い。」
素材を数え初め、ソロバンの様な道具を使って計算を行うと
「タランキュラスやレンドラといった珍しいも有りましたので
こちらの素材全てで金貨45枚の引き取りで如何でしょう。」
とりあえず、ウルトラアイでエチゴさんを見ても綺麗なオーラのままで信じられそうだ。
ガラもレオも金額に納得している。
教えてもらった通貨の価値を日本円に換算すると
鉄貨 :百円
銅貨 :千円
銀貨 :1万円
金貨 :10万円
白金貨:1千万円
という感じになる。
450万円か…なかなか良い金額になった。
アイテムボックス様様だな。
未だ多くの素材がアイテムボックスの中に残っているので、生活費の心配は無くなった。
提示された金額に合意すると、店の者を呼んで素材を運び出させ、銀貨、銅貨を混ぜた形で受け取った。
「使い易いように、一部両替しておきました。ご確認下さい。」
浩司が枚数に間違えが無いことを確認すると、
銀貨10枚と銅貨を用意していた財布にいれ、残りを浩司のバッグにしまった。
エチゴさんがガラに話が有るというので その間、店内を覗いていた。
生活用品や色々な効果のある魔石に魔道具、薬が売られていた。
生活用品として肌触りの良いタオルを20枚ほどと
自作との比較用にポーションを2つと数種類の魔石魔道具を購入した。
2階は、武器や防具を扱っていた。
ウルトラアイで商品を見ていたが、グリムの家から持ってきた武器や俺が作った防具に比べると大したものは並んでいない。
目玉商品らしき防具が奥に飾ってあったので覗いてみると
ミスリルの防具:白金貨20枚
ミスリルのフルプレート:白金貨40枚
価格を見て、浩司と2人で固まってしまった。
売る気は無いが、俺達が使っている防具を売れば一生遊んで暮らせるのではないだろうか。
色々と見て、アウトドアで使い易そうな、片刃で刃渡り20cm、アーミーナイフ型を4本購入。
支払いを終わらせるとガラとエチゴさんがやって来た。
「浩司、拓ちゃん、エチゴさんは未開の遺跡に行った人なんだ。
今夜時間が取れるそうなんだが、どうだ話しを聞いてみないか?」
「エチゴさんが良いなら、是非お願いします。」
「ではエチゴさん、俺達が行く居酒屋に7時でどうです?」
「分かりました。では後程。」
エチゴさんに送られて店を出ると、浩司が直ぐに脇道に向かうので何かと思えば
お金をアイテムボックスに入れるよう頼まれた。
「あんな大金を持った事なんて無いから緊張した。これで肩が軽くなった。
さぁ、買い出しに行こうぜ。ガラ、レオ案内宜しく。」
確かにアイテムボックスなら盗まれる心配はないが、俺の肩が凝りそうだ。
応援ありがとうございます!
2
お気に入りに追加
151
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる