17 / 761
017川遊び
しおりを挟む
昨夜は浩司がグリムと話をしたいと言うので抱きしめられて寝た。
浩司は俺を抱きしめたまま寝てしまい、少々寝不足の朝を迎えることになってしまった。
朝食は、昨日のだし汁をベースに味を整えうどん。
トッピングに大量の野菜炒め。
本当に良いダシで、臭みは無く上品な感じだ。
少し残したかったが、全て巨漢3人組の胃袋に納まってしまった。
今日からは、ガラとレオに案内をしてもらい町に向かう。
途中、魔獣に遭遇するが、2人の時より、安定した余裕のある戦いができた。
ガラとレオが前衛を務め、浩司が中衛、俺が後方からサポート。
戦闘中は、後衛を務める俺が指揮をとったが、ガラとレオの剣術は素人の俺からみてもかなりのモノだと思う。
この世界の人間は、想像以上にハイスペックなのかもしれない。
「しかし2人は呪文も唱えずに、どうやって魔法を使っているんだ?」
ガラとレオは俺達の魔法を不思議に思っていた様だ。
無詠唱魔法の事を話すと、驚かれるのと同時にため息をつかれた。
やはり300年経った今でも、無詠唱魔法は聞いたことが無いそうだ。
魔道具を使う事で詠唱を省略する事は出来るが、効果の高い物を作れる技術者が少なく希少らしい。
レオが持っている火の魔道具を使ってみると、ライター程度の火力だった。
夕方には森を抜けだし、少し道から外れた小川の近くで泊まる事にした。
綺麗な小川に心地いい風、周りは森では無く平原
ここで2泊しないかと提案すると、ガラとレオは少し考えたが同意してくれる。
「ひゃっほー」
翌日は、皆で裸になって水浴び。
少し冷たいが澄んだ水が気持ち良い。
正直、素っ裸で川遊びをするのは、もの凄く開放感が有って気持ちが良い。
レオは木の枝で作った槍を使い、川魚を仕留めていた。
体が冷たくなればデッキチェアを並べて日光浴。
俺は3人の体が気になり、つい目が行ってしまう。
夕方、川の横に穴を掘りお湯を沸かして露天風呂を用意した。
この世界では風呂という風習は無く、水を浴びて体を拭うだけだそうだ。
ガラとレオは、初めて体験する風呂の気持ち良さに満足しているみたいだ。
夜は、薪を焚いてレオの捕った魚の塩焼き。
用意した魚は30匹。この量なら、このメンバーでも十分な量だろう。
「この塩焼き美味いな。」
本当にそうだな。浩司もレオの腕に感謝しながら食べたほうが良いぞ。
「塩加減が絶妙だな。酒が無いのが残念だ。」
ここでビールがあれば完璧だと思う。ただ、ガラって底なしで飲みそうで怖いけどな。
「こんなに美味しく調理してくれると嬉しいな。」
こちらこそ、美味しい魚をありがとう。レオは魚取りのプロになれるんじゃないか。
「で、30匹もあったのに何で足らないんだよ。お前らの胃袋はおかしいだろ。」
体が大きい分、食べると思っていたが、俺の想像以上の量を食べている。
浩司との2人の食事量を考えると・・・この位は食べていたと思い直す。
仕方がないので、アイテムボックスに保管しておいたスパゲティを追加。
「この辺が安全なら、今夜は外で寝ないか?」
浩司の提案で夜はテントに入らず、星空の下 4人でデッキチェアを並べて寝る事にした。
「気が向いたら、俺達とパーティを組まないか。」
レオが星空を見ながら言ってきた。
特に答えを期待している様でもなく、そのまま黙って4人で空を見上げたまま眠りについた。
浩司は俺を抱きしめたまま寝てしまい、少々寝不足の朝を迎えることになってしまった。
朝食は、昨日のだし汁をベースに味を整えうどん。
トッピングに大量の野菜炒め。
本当に良いダシで、臭みは無く上品な感じだ。
少し残したかったが、全て巨漢3人組の胃袋に納まってしまった。
今日からは、ガラとレオに案内をしてもらい町に向かう。
途中、魔獣に遭遇するが、2人の時より、安定した余裕のある戦いができた。
ガラとレオが前衛を務め、浩司が中衛、俺が後方からサポート。
戦闘中は、後衛を務める俺が指揮をとったが、ガラとレオの剣術は素人の俺からみてもかなりのモノだと思う。
この世界の人間は、想像以上にハイスペックなのかもしれない。
「しかし2人は呪文も唱えずに、どうやって魔法を使っているんだ?」
ガラとレオは俺達の魔法を不思議に思っていた様だ。
無詠唱魔法の事を話すと、驚かれるのと同時にため息をつかれた。
やはり300年経った今でも、無詠唱魔法は聞いたことが無いそうだ。
魔道具を使う事で詠唱を省略する事は出来るが、効果の高い物を作れる技術者が少なく希少らしい。
レオが持っている火の魔道具を使ってみると、ライター程度の火力だった。
夕方には森を抜けだし、少し道から外れた小川の近くで泊まる事にした。
綺麗な小川に心地いい風、周りは森では無く平原
ここで2泊しないかと提案すると、ガラとレオは少し考えたが同意してくれる。
「ひゃっほー」
翌日は、皆で裸になって水浴び。
少し冷たいが澄んだ水が気持ち良い。
正直、素っ裸で川遊びをするのは、もの凄く開放感が有って気持ちが良い。
レオは木の枝で作った槍を使い、川魚を仕留めていた。
体が冷たくなればデッキチェアを並べて日光浴。
俺は3人の体が気になり、つい目が行ってしまう。
夕方、川の横に穴を掘りお湯を沸かして露天風呂を用意した。
この世界では風呂という風習は無く、水を浴びて体を拭うだけだそうだ。
ガラとレオは、初めて体験する風呂の気持ち良さに満足しているみたいだ。
夜は、薪を焚いてレオの捕った魚の塩焼き。
用意した魚は30匹。この量なら、このメンバーでも十分な量だろう。
「この塩焼き美味いな。」
本当にそうだな。浩司もレオの腕に感謝しながら食べたほうが良いぞ。
「塩加減が絶妙だな。酒が無いのが残念だ。」
ここでビールがあれば完璧だと思う。ただ、ガラって底なしで飲みそうで怖いけどな。
「こんなに美味しく調理してくれると嬉しいな。」
こちらこそ、美味しい魚をありがとう。レオは魚取りのプロになれるんじゃないか。
「で、30匹もあったのに何で足らないんだよ。お前らの胃袋はおかしいだろ。」
体が大きい分、食べると思っていたが、俺の想像以上の量を食べている。
浩司との2人の食事量を考えると・・・この位は食べていたと思い直す。
仕方がないので、アイテムボックスに保管しておいたスパゲティを追加。
「この辺が安全なら、今夜は外で寝ないか?」
浩司の提案で夜はテントに入らず、星空の下 4人でデッキチェアを並べて寝る事にした。
「気が向いたら、俺達とパーティを組まないか。」
レオが星空を見ながら言ってきた。
特に答えを期待している様でもなく、そのまま黙って4人で空を見上げたまま眠りについた。
27
お気に入りに追加
215
あなたにおすすめの小説
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。

転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる