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495盾
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食事も終わり拓が第3騎士団の宿舎へと移動しようとすると、サリナ姫と浩司、由美、里香が付き添ってくれると言う。
「場内を移動するだけだよ?」
「拓さんは甘い。貴族の女性が拓さんを狙って待ち構えているのよ。」
「マジで拓さんは狙われているから。もしかして、襲われたいと考えているとか?」
由美と里香がジッと拓を見てくる。
「まさか。肉食系女子っていうのかな。正直、あの人達少し怖かったんだよ。でも皆は大丈夫なの?」
「このメンバーが揃っていれば大丈夫よ。でも拓さんの一人歩きは危険だから。」
「と言う事で、いざ第3騎士団の宿舎へ!」
由美と里香に連れられて移動を開始すると、確かに女性陣が待ち構える様に通路に立っている。
だが、姫と勇者の護衛に誰も近寄って来れず、離れてお辞儀をするだけだった。
「姫と勇者の盾って凄いな。」
拓が感心している間に、一行は宿舎へ到着。
兵士達にとっては、突然の王女や勇者達の来場に緊張が走る。
皆で拓を歓迎しようとして手の空いた者が集まっていたのだが、全員が並んで敬礼で迎える事に・・・
何故か、全員が鎧を付けている。
サリナ姫達は普段通り兵士達に声を掛けているが、
「姫と勇者の盾は、兵士をも退ける。」
何時もと違う兵士達の態度に拓だけが笑っていた。
せっかくだからと、拓が泊めてもらっている部屋を全員で覗きに来る。
「寄宿舎ってこんな感じだったのか。寮の部屋って感じですね。」
「拓さんも城の方に泊れば良いのに。」
「確かに向こうの方が立派だけど、こっちの方が気楽で良いかな。」
「なんか、拓さんらしい。」
拓は勇者3人と笑って話しているが、本心では素晴らしい部屋より素晴らしい肉体だった。
サリナ姫達が帰ると、ホッとする兵士達。
「拓殿、いきなり姫様や勇者様を連れて来ないでくれ。」
パウロが拓に話しかけてくる。寄宿舎抜き打ちチェックとなり、全員が緊張していたので仕方ないだろう。
拓は城に来ていた貴族の女性避けになってくれた事を話す。
「拓殿は免責札の持ち主だからな。功績も有るし、狙われて当然と言えば当然か。」
パウロの言葉に他の兵士が羨ましそうに見るが、拓としては代わってもらえるのなら代わって欲しい所だ。
何が嬉しくて、貴族なんかに言い寄られなければいけないのだろう。それも女性に・・・
「パウロ。話はその辺にして。拓殿、こっちに来てくれ。」
ヨーゼフが拓を食堂の方へと連れて行く。
食堂には、「祝、休憩所完成」と書かれたボードが有り、拓は拍手で迎えられた。
拓はボードの前に立たせられると、何か話すように促される。
「こうして、祝ってもらうのは2回目ですね。ありがとうございます。
今回は実際に休憩所を使ってもらった感想を頂いて、改造を行っています。
おかげで自分が考えていた休憩所作りは完全に終わりました。
是非、活用して頂き役に立たせて頂ければと思います。」
拓が礼をすると、全員から盛大な拍手をもらっていた。
拍手が終わるのを待って拓が鎧を着ている理由を尋ねると、オリバー隊長が答えてくれた。
「その鎧は、拓殿が退治したキラーアントの素材で出来ている。
拓殿が来られたら、付けた姿を見せようと考えていたみたいだ。」
「そうでしたか。カッコいいですね。ここに来た時、全員が鎧を着けていたので何事かと思ってしまいました。」
拓が笑うと兵士達は立ち上がり、拓に対して敬礼。
「「「何時もありがとうございます。」」」
拓は驚きながらも見様見真似の敬礼をする。
「こちらこそ、気を使って頂きありがとうございます。」
そしてオリバー隊長から魔道騎士団に拓を交えた試合を見せる事が発表されると「「「お~」」」歓声が上がった。
「俺達の腕もかなり上がったんです。今度こそ1本取らせてもらいます。」
「盛り上がって来たな。新しく覚えた武技を使うチャンスだ。」
「何処まで戦えるか楽しみだ。」
拓を置いて勝手に盛り上がる兵士達。中には戦闘方法について検討しだす兵士も居る。
拓はその様子を見てこの人達はデモンストレーションという事を理解しているのだろうかと考えてしまう。
「旅から戻って来たばかりです。今夜はゆっくりと休んで明日に備えてください。」
オリバー隊長に言われ拓は休む事にしたのだが、兵士達の議論は続くみたいだ。
その中にはパウロとヨーゼフの姿が・・・
肉欲の歓迎会は無くなり、完全に地獄の特訓が始まる事が決まってしまった。
「場内を移動するだけだよ?」
「拓さんは甘い。貴族の女性が拓さんを狙って待ち構えているのよ。」
「マジで拓さんは狙われているから。もしかして、襲われたいと考えているとか?」
由美と里香がジッと拓を見てくる。
「まさか。肉食系女子っていうのかな。正直、あの人達少し怖かったんだよ。でも皆は大丈夫なの?」
「このメンバーが揃っていれば大丈夫よ。でも拓さんの一人歩きは危険だから。」
「と言う事で、いざ第3騎士団の宿舎へ!」
由美と里香に連れられて移動を開始すると、確かに女性陣が待ち構える様に通路に立っている。
だが、姫と勇者の護衛に誰も近寄って来れず、離れてお辞儀をするだけだった。
「姫と勇者の盾って凄いな。」
拓が感心している間に、一行は宿舎へ到着。
兵士達にとっては、突然の王女や勇者達の来場に緊張が走る。
皆で拓を歓迎しようとして手の空いた者が集まっていたのだが、全員が並んで敬礼で迎える事に・・・
何故か、全員が鎧を付けている。
サリナ姫達は普段通り兵士達に声を掛けているが、
「姫と勇者の盾は、兵士をも退ける。」
何時もと違う兵士達の態度に拓だけが笑っていた。
せっかくだからと、拓が泊めてもらっている部屋を全員で覗きに来る。
「寄宿舎ってこんな感じだったのか。寮の部屋って感じですね。」
「拓さんも城の方に泊れば良いのに。」
「確かに向こうの方が立派だけど、こっちの方が気楽で良いかな。」
「なんか、拓さんらしい。」
拓は勇者3人と笑って話しているが、本心では素晴らしい部屋より素晴らしい肉体だった。
サリナ姫達が帰ると、ホッとする兵士達。
「拓殿、いきなり姫様や勇者様を連れて来ないでくれ。」
パウロが拓に話しかけてくる。寄宿舎抜き打ちチェックとなり、全員が緊張していたので仕方ないだろう。
拓は城に来ていた貴族の女性避けになってくれた事を話す。
「拓殿は免責札の持ち主だからな。功績も有るし、狙われて当然と言えば当然か。」
パウロの言葉に他の兵士が羨ましそうに見るが、拓としては代わってもらえるのなら代わって欲しい所だ。
何が嬉しくて、貴族なんかに言い寄られなければいけないのだろう。それも女性に・・・
「パウロ。話はその辺にして。拓殿、こっちに来てくれ。」
ヨーゼフが拓を食堂の方へと連れて行く。
食堂には、「祝、休憩所完成」と書かれたボードが有り、拓は拍手で迎えられた。
拓はボードの前に立たせられると、何か話すように促される。
「こうして、祝ってもらうのは2回目ですね。ありがとうございます。
今回は実際に休憩所を使ってもらった感想を頂いて、改造を行っています。
おかげで自分が考えていた休憩所作りは完全に終わりました。
是非、活用して頂き役に立たせて頂ければと思います。」
拓が礼をすると、全員から盛大な拍手をもらっていた。
拍手が終わるのを待って拓が鎧を着ている理由を尋ねると、オリバー隊長が答えてくれた。
「その鎧は、拓殿が退治したキラーアントの素材で出来ている。
拓殿が来られたら、付けた姿を見せようと考えていたみたいだ。」
「そうでしたか。カッコいいですね。ここに来た時、全員が鎧を着けていたので何事かと思ってしまいました。」
拓が笑うと兵士達は立ち上がり、拓に対して敬礼。
「「「何時もありがとうございます。」」」
拓は驚きながらも見様見真似の敬礼をする。
「こちらこそ、気を使って頂きありがとうございます。」
そしてオリバー隊長から魔道騎士団に拓を交えた試合を見せる事が発表されると「「「お~」」」歓声が上がった。
「俺達の腕もかなり上がったんです。今度こそ1本取らせてもらいます。」
「盛り上がって来たな。新しく覚えた武技を使うチャンスだ。」
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拓を置いて勝手に盛り上がる兵士達。中には戦闘方法について検討しだす兵士も居る。
拓はその様子を見てこの人達はデモンストレーションという事を理解しているのだろうかと考えてしまう。
「旅から戻って来たばかりです。今夜はゆっくりと休んで明日に備えてください。」
オリバー隊長に言われ拓は休む事にしたのだが、兵士達の議論は続くみたいだ。
その中にはパウロとヨーゼフの姿が・・・
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