欲にまみれた楽しい冒険者生活

小狸日

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418終わり?

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「拓、良かったな。」「良い感じに収まったじゃねぇか。」

技術者達と話を終えた拓が皆の所へ戻ると、ガラとレオが拓の背中を叩いて嬉しそうに話しかけてくる。

「これで、この世界で行う俺の役割は終わりだよ。あっ、未だ休憩所の改造が残っていたか。」
「終わり?」
「もう、やるべき仕事は無いって事だよ。依頼が続くならエチゴさんの護衛を行うくらいかな。
 後は、浩司達の勇者から自由にすれば良いだけか。」
「それが一番大変じゃねぇのか?」
「物資の流通改善、冒険者が素材を採取する場所、魔獣の攻撃を防ぐための壁。
 それだけ用意出来れば、後は国が舵を取って対応出来るんじゃないか?
 ワンガさんとの件が結果良い方向でまとまったな。」

ガラも確かにこれだけの準備が行われれば、ある程度の対応は出来るとは思う・・・が、拓は変な所で抜けている。
この顔を見ると、完全に気が抜けているみたいだ。
その辺は国王を初めブルネリ公爵、クロイツ公爵が居るので大丈夫だろう。
それに瘴気の吹き溜まりに関しては、これからが正念場になるのではないだろうか・・・

そして、今日はここに泊るためテントの用意をしていると、金狼やワンガの仲間の冒険者達が戻って来て拓に挨拶をしていく。

「拓、来ていたんだな。休憩所作りは終わったのか?」
「ロウガさん、お疲れ様です。無事に全て作り終えてきましたよ。そちらはどうですか?」
「まぁ、順調な方だ。少し怪我をした奴もいるが問題ないだろう。」

ロウガから怪我人の話を聞いて、とりあえずロウガ達が打ち合わせに使っているテントを借りて全員の体を見る事に。
大きな怪我は無いが、殆どの冒険者が何処かしら怪我をしているので裸になってもらい治療を行う。
拓の治療中に肉棒が固くなってしまう冒険者もいて恐縮していたが

「元気な証拠ですから。男同士なので気にしないで良いですよ。一発出してしまいますか?」

拓が笑って安心させ、治療を続けている。
笑っているが冒険者の肉棒から目は逸らさない。そして肉棒がそそり立ったのは拓好みの身体をした冒険者だけでだった。
残念ながら、本当に自慰行為をするような冒険者は居なかったが・・・
手を出す訳にもいかず見るだけだが、逞しい身体にそそり立つ肉棒は拓を楽しませるのに十分だった。
今日の最後はロウガで、温泉でハンスト絡んでいたシーンが思い出されつい聞いてみる。

「こんな集団でのテント生活で、ハンスさんと楽しんでいるのか?」
「何だ、拓も興味が有るのか?」

ロウガがニヤリと笑う。
拓が答えに困っていると、治療を終えたロウガが服を着始めた。

「小さな傷まで治してもらって助かった。
 今夜の治療は俺が最後だろ。後で俺達がテントを張っている場所の奥に倉庫が在るから姿を隠して覗きに来てみると良い。」


拓はガラとレオに「寝付けないから少し散歩をしてくる。」と言って拓は頭にダイフクを乗せると姿を隠して倉庫の方へ向かった。
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