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366承諾

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パーティが終わった次の日、拓はズゲベ侯爵が泊っている宿を訪れた。
ガラとレオに言われて正装して尋ねたが、普段の格好をしていたら門前払いを食らっていただろう。
受付に話をすると、直ぐにズゲベ侯爵とカーラがやって来て婚約者の部屋に案内された。

拓は美男子系をイメージしていたが、ベットに横たわっているのは厳つい漢だった。

「寝たままの挨拶で申し訳ありません。
 私はペドロ子爵家3男、ペドロ・ダリウスと申します。」
「冒険者をしている拓です。この度は体調が悪い中、会って頂きありがとうございます。」

素直に、拓のタイプだ。
身体を触る目的の為に拓が検査する事を申し出ると、喜んで受け入れられる。
上半身裸になってもらった所で拓が手を当て検査を開始する。
大きな怪我は完治しているが、他に小さな怪我が有るので軽く治療を行っておく。
拓としてはもっと身体を撫でたかったが、何とか自制心で欲望を抑えカーラのエスコートの話をさせてもらう。

「拓殿ならエスコートされたい女性は大勢いると思いますが、何故カーラと?」

ズゲベ侯爵と同じことを聞かれ拓が同じ様に答えると、ダリウスは少し考えてから答えた。

「2つほど、お願いをさせて頂いても宜しいでしょうか?」

拓が話を促す。

「1つは私達の結婚式に参加して頂きたいのです。
 拓殿が参加して頂けるのであれば、今回の代理というのも問題ないでしょう。
 勿論、冒険者としての立場での参加で問題ありません。」
「問題ありません。お2人の結婚式なら喜んで参列させて頂きます。
 正直、私もゴシップでカーラさんの立場が悪くならないか気にしていました。」

拓はあえて冒険者とする意味が理解出来ないが、提案を受け入れる。

「もう1つは、体調が戻りましたら私と手合わせをして頂けないでしょうか。」
「私は魔導士で、騎士と対戦できる様な相手では無いかと。」
「拓殿の武勇伝は伺っています。冒険者達から『闇の悪魔』と呼ばれている事も。」
「・・・」
「今回私は、魔法で姿を消したダークウルフの攻撃に会い大怪我をしました。
 この先、カーラを守るためにも強くなりたいのです。お願いできないでしょうか。」

ダリウスの言葉にカーラの頬が赤く染まる。

「そういう事なら、私で良ければ協力させてもらいます。」
「カーラの事を宜しくお願いします。」
「分かりました。それではカーラさん、宜しくお願いします。」
「こちらこそ、宜しくお願いします。」

拓を見送ると、ズゲベ侯爵は今回の件について考えていた。
一部の貴族以外とは一線を引いている拓が代理としても舞踏会でカーラのエスコートをし、結婚式に参列する影響は大きい。
ただ、拓には政治的意味合いは全く無いので、履き違えると痛い目にあうだろう。

「しかし、自分に興味のない相手を探そうとは・・・
 待機所に来た時の拓殿の様子はどうだった?」

ズゲベ侯爵は護衛に付いて来た私兵に状況を聞いてみる。
聞かれた私兵は待機部屋に来てからの拓の行動を説明する。

「あの時の治療は、免責札を使って状況を作ったのか。
 本当に人が良いと言うか、貴族だったら甘いと言われてしまう行為だな。」

ズゲベ侯爵の知っている中で、拓が免責札の権力を使った初めての行為だった。
他にも幾つか確認を終えると、ズゲベ侯爵は私兵を後ろから抱きしめ胸の上に手を這わす。

「侯爵、未だ昼前です。」
「別に良いだろう、今日の予定はない。お前はここを攻められるのが好きじゃないか。」

服の上から乳首を摘まみ、もう片方の手で私兵の股間を揉み始める。

「侯爵、もう後ろが我慢できません。」
「仕方ない奴だ。入れる前に、しっかりと私の物を咥えろ。」

私兵はズゲベ侯爵の前にしゃがむと、ズボンの前を開け使い込まれて黒くなった肉棒を取り出し軽く扱く。
肉棒は直ぐに反応し下っ腹を叩くようにそそり立つと、私兵は裏筋に舌を這わせる。
根元から先端へと何度も往復をし、テカテカと光る亀頭を咥えると一気に根元まで咥えた。
部屋の中ではクチュクチュと肉棒をしゃぶる音が響く。

「良いぞ。ズボンを脱いで尻を突き出せ。」

私兵は口を離すとブルンと腹を叩く様に肉棒が弾け、私兵の顔に先走りが掛かる。
私兵は顔に付いた先走りを手で拭うと、嬉しそうにズボンを脱ぎプルンとした尻をズゲベ侯爵に突き出した。
ズゲベ侯爵は指を舐めると尻タブを開き、その奥にある尻穴に指を突き刺すと、肉壁が奥へ咥え込もうと蠢く。

「既に準備が出来ているじゃないか。期待していたのか?」
「昨夜はお預けでしたので、今日はして頂けるのではないかと。」

私兵の言葉を聞いてズゲベ侯爵は尻穴から指を抜くと、亀頭を当てて一気に肉棒で貫いた。

「あぁ、太いです。」
「相変わらず良い穴だ。しっかりと咥えているぞ。」

ズゲベ侯爵が腰を振り始めると、「パンパンパン」と尻タブに腰がぶつかる音が響き、私兵の口から喘ぎ声が漏れる。
ズゲベ侯爵が私兵の腰をしっかりと掴むと、腰の動きが速くなる。

「逝くぞ、私のザーメンをしっかりと飲み込めよ。」
「凄い、凄いです。私の尻の奥に、たっぷりとお出しください。」

肉棒を包む心地良い締め付けに我慢できず、ズゲベ侯爵は大量のザーメンを放っていた。
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