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361カーラ
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拓は、ここに居る女性の中からダンスの相手を探すのを諦めた。
ここはフリーの女性にとっての婚活パーティ会場であり、ダンスの相手を探す場ではない。
拓が料理が並んでいるテーブルの方へ移動しようとすると、知り合いの女性が壁際に立っているのを見つけ挨拶をすることに
「カーラさん、1人で壁に立ってどうされたのですか?」
「えっ、拓様。この度はおめでとうございます。
実は私の婚約者が怪我をしてしまい、伯父のズゲベ侯爵と来たのですが疲れてしまいまして休んでいました。」
「婚約されたのですか。おめでとうございます。相手の方の状態は大丈夫なのですか?」
「ありがとうございます。怪我の方は問題ないのですが、血を流し過ぎたみたいで舞踏会への参加は出来なくなってしまいました。」
拓は少し考え提案する。
「もし、相手の方の許可が貰えるのなら、カーラさんに変な虫が付かないボディガード役として私にエスコ―トさせて頂けないでしょうか。」
「宜しいのですか?拓様なら、エスコートされたい女性は大勢いると思いますが?」
「彼女達は私ではなく免責札にエスコートされたいだけですし、その後が面倒になりますので。」
カーラは笑うと、少し真面目な顔をして答える。
「私もそうでした。人の事は言えませんわ。」
「でも、今は人間として話してくれていますよね。」
2人が話している所に、ズゲベ侯爵が飲み物を持ってやって来た。
服装からして貴族然としているが、以前見た太った精力絶倫スケベオヤジという感じの裸を思い出し、使い込まれた肉棒をもう一度見たいと考えてしまう。
「拓殿、この度はおめでとうございます。」
「ありがとうございます。丁度今、カーラさんに今度の舞踏会に付き合ってもらえないかとお願いしていた所です。」
「しかしカーラは婚約したばかりなのですが。」
「伺いました。代理としてでも相手の方やズゲベ侯爵家に迷惑を掛けてしまいますかね。」
ズゲベ侯爵は少し考え
「その方向で検討させて頂くのは良いですが、一度相手に会って頂けないでしょうか。」
「勿論です。相手にも了解を頂かなければいけませんので。」
「しかし、何故カーラを?」
「正直、カーラさん以外の女性は免責札を狙っているだけで、相手が人間で有る必要も無い人ばかりなので。」
拓の答えを聞いてズゲベ侯爵は大笑いをすると、明日カーラの婚約者に会う約束をした。
そのまま、拓はズゲベ侯爵、カーラと雑談をした後、今日の目的は達成したので食事を持ってガラやレオの居る従者の待機所へと非難することにした。
ガラとレオがブルネリ公爵配下のセバスとソード、ロダン侯爵家のモーゼスとジークフリート話していると拓の登場。
「拓、今日は来ないと思っていたが、大丈夫なのか?」
「相手を探すのを諦めたんじゃねぇだろうな?」
ガラとレオが驚くので拓は得意げな顔をしてわざとらしく髪をかき上げる仕草をしてから話す。
「確定では無いけど、何とかなりそうだよ。今日のミッションコンプリート。
食事をさせて貰えるかな。」
城のメイドの人達も拓の行動を予想していた様で、直ぐに椅子が用意され拓が食事を始めた。
「で、相手は誰なんだ?」
「ズゲベ侯爵家のカーラさん。婚約者が怪我で動けないらしくてエスコート代役をするつもり。
綺麗だから、悪い虫が付かない様にするには丁度良いかと思って。
今度、婚約者の方に挨拶をして、許可を貰えればの話になるけどね。」
ガラとレオが婚約者の居る相手で大丈夫なのか心配するが
「相手次第かな。流石に俺には他の令嬢は無理。カーラさんだけしか普通に話せないよ。」
「何とかなりそうで良かった。オリバー隊長、舞踏会までサリバン先生に拓のダンスレッスンをして頂く事は可能でしょうか?」
「話を通しておきます。」
「宜しくお願い致します。」
2人は安心すると、ガラが拓の今後の予定を決めていた。
「まぁ、俺もその方が安心できるから良いかな。
今年の舞踏会は特別だと思うけど、来年からは出たとしても一人で顔を出して食事だけして帰るよ。」
拓は食事をしながら話していたが、改めて周囲を見ると護衛の人達の雰囲気が少し変だった。
ここはフリーの女性にとっての婚活パーティ会場であり、ダンスの相手を探す場ではない。
拓が料理が並んでいるテーブルの方へ移動しようとすると、知り合いの女性が壁際に立っているのを見つけ挨拶をすることに
「カーラさん、1人で壁に立ってどうされたのですか?」
「えっ、拓様。この度はおめでとうございます。
実は私の婚約者が怪我をしてしまい、伯父のズゲベ侯爵と来たのですが疲れてしまいまして休んでいました。」
「婚約されたのですか。おめでとうございます。相手の方の状態は大丈夫なのですか?」
「ありがとうございます。怪我の方は問題ないのですが、血を流し過ぎたみたいで舞踏会への参加は出来なくなってしまいました。」
拓は少し考え提案する。
「もし、相手の方の許可が貰えるのなら、カーラさんに変な虫が付かないボディガード役として私にエスコ―トさせて頂けないでしょうか。」
「宜しいのですか?拓様なら、エスコートされたい女性は大勢いると思いますが?」
「彼女達は私ではなく免責札にエスコートされたいだけですし、その後が面倒になりますので。」
カーラは笑うと、少し真面目な顔をして答える。
「私もそうでした。人の事は言えませんわ。」
「でも、今は人間として話してくれていますよね。」
2人が話している所に、ズゲベ侯爵が飲み物を持ってやって来た。
服装からして貴族然としているが、以前見た太った精力絶倫スケベオヤジという感じの裸を思い出し、使い込まれた肉棒をもう一度見たいと考えてしまう。
「拓殿、この度はおめでとうございます。」
「ありがとうございます。丁度今、カーラさんに今度の舞踏会に付き合ってもらえないかとお願いしていた所です。」
「しかしカーラは婚約したばかりなのですが。」
「伺いました。代理としてでも相手の方やズゲベ侯爵家に迷惑を掛けてしまいますかね。」
ズゲベ侯爵は少し考え
「その方向で検討させて頂くのは良いですが、一度相手に会って頂けないでしょうか。」
「勿論です。相手にも了解を頂かなければいけませんので。」
「しかし、何故カーラを?」
「正直、カーラさん以外の女性は免責札を狙っているだけで、相手が人間で有る必要も無い人ばかりなので。」
拓の答えを聞いてズゲベ侯爵は大笑いをすると、明日カーラの婚約者に会う約束をした。
そのまま、拓はズゲベ侯爵、カーラと雑談をした後、今日の目的は達成したので食事を持ってガラやレオの居る従者の待機所へと非難することにした。
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「拓、今日は来ないと思っていたが、大丈夫なのか?」
「相手を探すのを諦めたんじゃねぇだろうな?」
ガラとレオが驚くので拓は得意げな顔をしてわざとらしく髪をかき上げる仕草をしてから話す。
「確定では無いけど、何とかなりそうだよ。今日のミッションコンプリート。
食事をさせて貰えるかな。」
城のメイドの人達も拓の行動を予想していた様で、直ぐに椅子が用意され拓が食事を始めた。
「で、相手は誰なんだ?」
「ズゲベ侯爵家のカーラさん。婚約者が怪我で動けないらしくてエスコート代役をするつもり。
綺麗だから、悪い虫が付かない様にするには丁度良いかと思って。
今度、婚約者の方に挨拶をして、許可を貰えればの話になるけどね。」
ガラとレオが婚約者の居る相手で大丈夫なのか心配するが
「相手次第かな。流石に俺には他の令嬢は無理。カーラさんだけしか普通に話せないよ。」
「何とかなりそうで良かった。オリバー隊長、舞踏会までサリバン先生に拓のダンスレッスンをして頂く事は可能でしょうか?」
「話を通しておきます。」
「宜しくお願い致します。」
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「まぁ、俺もその方が安心できるから良いかな。
今年の舞踏会は特別だと思うけど、来年からは出たとしても一人で顔を出して食事だけして帰るよ。」
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