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344メイン料理は・・・
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「拓、サブ、少し良いか。」
ギルド長に言われ、個室に案内された。
「拓、今回の試験で他の冒険者達とはどうだった?」
ギルド長に聞かれて、初めは変な距離感があった事を話すと、
「やはりそうか。拓に行った実技試験なんだが、効果が有り過ぎてな。
気に入らない冒険者を叩きのめすという噂が広まっているらしいんだ。
とりあえず、問題なく合格して良かった。
他の冒険者達とも仲良くなれたみたいだしな。」
そして、拓が他の冒険者達に教えたスープを広めて良いか問う。
「別に構いませんよ。大したものでは無いですから。」
「助かる。」
ギルド長は笑うと改めて「合格おめでとう」と言って話は終わった。
拓が通信の魔道具で連絡を取ると、ガラ、レオ、ゴルゴがエチゴ屋に居ると言うのでサブと一緒にエチゴ屋へ
OZ、ゴルゴ、クリーム、エチゴにアルが揃っていた。
通された部屋には横断幕
「祝・Aランク冒険者」
拓もサブも喜んだが、もし落ちていたらどうするつもりだったのかと頭を過る。
皆が拓とサブに酒を注いで乾杯となったのだが、テーブルの上の料理が物足りない。
拓は祝ってもらう立場にも関わらず、収納しているヘビモスやワイバーン等の肉を使った料理を振舞う事に・・・
祝いの場を設けようと提案したのはクリームのメンバー、メイン料理を拓の収納している料理にしようと言ったのもクリームのメンバーだった。
「ほら、新しいギルドカードを見せろよ。」
にぎやかになった所で、レオに言われ拓とサブはAランク冒険者のギルドカードを取り出して見せる。
ここに居る冒険者は全員Aランクなので、今更だが
「これで、やっとガラとレオに追いつけた。」
「これで兄貴と一緒のAランクっす。」
拓とサブにとっては仲間と同じランクに成れたことが嬉しかった。
そのまま飲んで騒いで拓が気が付いた時には、ベットの上で目覚めた。
「拓、目を覚ましたか。大丈夫か?飲み過ぎて潰れてたからな。」
ガラが拓を見て笑っている。レオが別のベットで鼾をかいていた。
「ここは?」
「エチゴさんの家の客室だ。」
ゴルゴやサブ、クリームのメンバーは家や宿に戻り、OZはスラム街でテントを張るつもりだったが拓が潰れたので世話になっていた。
朝食を食べながら、エチゴが今後の話をする。
「良ければ、開拓地への護衛をする気は有りませんか?」
ガラが拓とレオを見ると、2人とも頷いている。
というか、拓は絶対に行きたいというのが前面に出ている。
「受けさせて頂きたいと思います。宜しくお願いします。」
「分かりました。日程を調整させて頂きます。
それと、ヘビモスの素材を売り始める事にします。」
ワイバーン、ロックバード、プテラの素材はほぼ売り切れ、次はメインイベントになるのだが
「事前にかなりの金が動いていますが、ヘビモスなんて買う余裕のある貴族は居るのですか?」
「大丈夫ですよ。実は事前に他にも隠し玉が有る事を匂わせてありますので。」
一瞬、エチゴの顔が悪徳商人になっていた。
先ずはエチゴ屋で一定量の素材を売り、年明けのパーティに合わせて2度目の販売を行う予定になっていた。
それで、素材の半分が売られることになる。但し肉や血等のナマ物や、キバや爪などの希少部位の販売は行わない。
血は万能薬とも言われる薬の材料となり、キバや爪を使えば非常に強力な武器を作る事が出来る。
「本題ですが、クリームの皆さんがOZの分と一緒に新しい防具を作る話になっていますので
私の方で信用できる職人を紹介させて頂きたいと考えています。
どの様な防具にするのか考えておいて頂けますか。」
拓としては、基本的に今の防具と同じ様な物で良いと考えていた。
付け加えるのなら、ガラやレオと見た目にパーティとして共通性が欲しい位だろうか。
ギルド長に言われ、個室に案内された。
「拓、今回の試験で他の冒険者達とはどうだった?」
ギルド長に聞かれて、初めは変な距離感があった事を話すと、
「やはりそうか。拓に行った実技試験なんだが、効果が有り過ぎてな。
気に入らない冒険者を叩きのめすという噂が広まっているらしいんだ。
とりあえず、問題なく合格して良かった。
他の冒険者達とも仲良くなれたみたいだしな。」
そして、拓が他の冒険者達に教えたスープを広めて良いか問う。
「別に構いませんよ。大したものでは無いですから。」
「助かる。」
ギルド長は笑うと改めて「合格おめでとう」と言って話は終わった。
拓が通信の魔道具で連絡を取ると、ガラ、レオ、ゴルゴがエチゴ屋に居ると言うのでサブと一緒にエチゴ屋へ
OZ、ゴルゴ、クリーム、エチゴにアルが揃っていた。
通された部屋には横断幕
「祝・Aランク冒険者」
拓もサブも喜んだが、もし落ちていたらどうするつもりだったのかと頭を過る。
皆が拓とサブに酒を注いで乾杯となったのだが、テーブルの上の料理が物足りない。
拓は祝ってもらう立場にも関わらず、収納しているヘビモスやワイバーン等の肉を使った料理を振舞う事に・・・
祝いの場を設けようと提案したのはクリームのメンバー、メイン料理を拓の収納している料理にしようと言ったのもクリームのメンバーだった。
「ほら、新しいギルドカードを見せろよ。」
にぎやかになった所で、レオに言われ拓とサブはAランク冒険者のギルドカードを取り出して見せる。
ここに居る冒険者は全員Aランクなので、今更だが
「これで、やっとガラとレオに追いつけた。」
「これで兄貴と一緒のAランクっす。」
拓とサブにとっては仲間と同じランクに成れたことが嬉しかった。
そのまま飲んで騒いで拓が気が付いた時には、ベットの上で目覚めた。
「拓、目を覚ましたか。大丈夫か?飲み過ぎて潰れてたからな。」
ガラが拓を見て笑っている。レオが別のベットで鼾をかいていた。
「ここは?」
「エチゴさんの家の客室だ。」
ゴルゴやサブ、クリームのメンバーは家や宿に戻り、OZはスラム街でテントを張るつもりだったが拓が潰れたので世話になっていた。
朝食を食べながら、エチゴが今後の話をする。
「良ければ、開拓地への護衛をする気は有りませんか?」
ガラが拓とレオを見ると、2人とも頷いている。
というか、拓は絶対に行きたいというのが前面に出ている。
「受けさせて頂きたいと思います。宜しくお願いします。」
「分かりました。日程を調整させて頂きます。
それと、ヘビモスの素材を売り始める事にします。」
ワイバーン、ロックバード、プテラの素材はほぼ売り切れ、次はメインイベントになるのだが
「事前にかなりの金が動いていますが、ヘビモスなんて買う余裕のある貴族は居るのですか?」
「大丈夫ですよ。実は事前に他にも隠し玉が有る事を匂わせてありますので。」
一瞬、エチゴの顔が悪徳商人になっていた。
先ずはエチゴ屋で一定量の素材を売り、年明けのパーティに合わせて2度目の販売を行う予定になっていた。
それで、素材の半分が売られることになる。但し肉や血等のナマ物や、キバや爪などの希少部位の販売は行わない。
血は万能薬とも言われる薬の材料となり、キバや爪を使えば非常に強力な武器を作る事が出来る。
「本題ですが、クリームの皆さんがOZの分と一緒に新しい防具を作る話になっていますので
私の方で信用できる職人を紹介させて頂きたいと考えています。
どの様な防具にするのか考えておいて頂けますか。」
拓としては、基本的に今の防具と同じ様な物で良いと考えていた。
付け加えるのなら、ガラやレオと見た目にパーティとして共通性が欲しい位だろうか。
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