欲にまみれた楽しい冒険者生活

小狸日

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225チーズフォンデュとチョコフォンデュ

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朝、拓が目を覚ますと素っ裸で、同じく素っ裸のパウロとヨーゼフに挟まれていた。

「拓殿、起きたか。体調はどうだ?」

拓が起きたのに気付いてパウロが声を掛けて来る。

「2人の濃厚なマッサージで体も気持ちもスッキリしたよ。」

拓の下半身も朝から物凄く元気だ。
昨夜、終わった後にダイフクが3人の体を綺麗にしてくれていた。
食事の時間が近づいていたが、そのままでは厳しいだろうと2人は拓の肉棒を咥えて1発抜くと拓を抱きしめた。

直ぐに食事と朝練と言う事で2人が服を着てしまったので、拓も朝食を食べる為に起きる事に・・・

ポトリ教授の元に行くと、拓の為に伝承についてまとめた本をプレゼントしてくれた。

「ありがとうございます。欲しかったのでお金を払います。」
「それは国王様から頂いていますので問題ありません。」

拓がムーアの伝承について調べていると聞いて、本を用意するように指示を出したらしい。
流石に、論文については許可が下りなかったそうだ。
ポトリ教授と伝承や遺跡について話しおえると

「私の方でも新しい情報が有れば確認しておきますので
 また、城に来られた時には書物庫に顔を出してください。」
「???」

拓はポトリ教授の挨拶の意味が分からずに居たのだが

「拓殿は明日帰られ、午前中はヨギ宮廷魔導士との予定があると聞いていますが?」
「あっ、もう一週間なのか。あっという間に終わってしまったな。」

登城してからの日数を数え直し、拓はやっと自覚した。
それで、国王は今夜にバーベキューをすることにしたのだと・・・

「拓殿、良ければこのまま城に残って頂いても問題ありませんよ。
 拓殿だけでなくOZの3名なら第3騎士団は何時でも歓迎します。」

オリバー隊長の笑顔と『筋肉の園』。
とても魅力的だが、たまに寄らせてもらう部外者だから良いのであって、あの特訓に筋トレまで付いたら確実に死ぬ。
拓は直ぐに断りの返事をさせてもらった。

「夜は国王様とバーベキューをされるそうですが、午後の騎士団の訓練に参加されますか?」
「良ければ食材を仕込んでしまいたのですが、寄宿舎の料理場を使わせて頂けないでしょうか。」
「分かりました。昼食が終わった後でなら大丈夫でしょう。」


昼食が終わり、拓が調理場を使わせてもらおうとすると、今日の当番だった兵士達が手伝ってくれると言う。

「そうしましたら、肉を一口サイズに切ってもらえますか。」

国王様相手と言う事で、拓はアイテムボックスから巷では高級肉を何種類か取り出してお願いする。
その間に、チーズフォンデュとチョコフォンデュを用意していたのだが、兵士達の視線が向けられる。

「えっと、何か有りましたか?」
「いえ、それがチーズフォンデュとチョコフォンデュですか?」

話を聞くと、パウロとヨーゼフが村の開拓の護衛に付いて行った時に食べた事を自慢していて、兵士達の中で噂になっていたらしい。
材料はたっぷりと有るので、夜の分の他にもう1つ用意して兵士達に試食を進める。

「「「ありがとうございます。」」」

礼を言って食べ始めたのだが、あっという間に無くなってしまった。
追加しても直ぐに食べてしまいそうなので、作り方を教えて騎士団内で広めてもらう事にした。
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