欲にまみれた楽しい冒険者生活

220チャンス

「拓って、見た目と違って色々と考えているのね。」
「サリナって一言余計って言われた事ない？」
「一言余計なついでに言っておくと、お父様は勇者からバーベキューの話を聞いて羨ましそうにしていたわよ。」
「すれば良いじゃないか。」
「立場的に難しいのよ。そうね、免責札を持つ者や勇者に誘われて参加するなら問題ないかしら。」
「・・・」

オリバー隊長が付き添ってくれているが、サリナ姫が途中まで見送ってくれた。

「また、１週間ほどお世話になります。」
「「「お～～～」」」

寄宿舎に着いて拓が迎えてくれた兵士に挨拶をすると、歓声が上がる。
「？？？」戸惑う拓に、バラン将軍が笑いかける。

「拓殿とまた武技や技術の談義をしたいらしい。魔導士から見た意見はあいつらにとって有効だったみたいでな。」

この状態は拓にも想定外。
流石に今夜は談義を行うことは無く、シャワーを使わせてもらう事にすると

「拓殿、シャワーに行くなら付き合うぞ。」

パウロとヨーゼフが付き合ってくれると言う。
この流れは・・・と思ったら、

「シャワーか。俺達も一緒に浴びさせてもらおうか。」

更にバラン将軍とオリバー隊長まで。
３人だけでないのは残念だが、バラン将軍の身体を見るチャンスでもある。

シャワー室で服を脱いでいくバラン将軍。
拓はさりげなく見ていたが、筋肉も凄いが存在感が違う。

「拓殿、どうした。俺の体が気になるのか？」
「いえ、凄い傷跡だと思いまして。」

やらしい目で見ていただけだが、慌てて別の言い訳をする。

「若い頃に色々と無茶な特訓をしていたからな。拓殿は傷も無いし、肌も綺麗だな。」
「治癒魔法が使えるので、直ぐに治療してしまいますから。
　後で治癒魔法で体の状態を検診しましょうか。」
「良いのか、それは助かる。」

これでバラン将軍とオリバー隊長の身体を触ることが出来ると拓は内心喜んでいると

「拓殿、将軍相手に変な事を考えるのは止めた方が良いぞ」

パウロに小声で注意され、ヨーゼフに笑って肩を叩かれていた。
シャワーを浴びた後、バラン将軍には触接肌に触った方が分かりやすいので裸のままうつ伏せになってもらう。

良い感じの筋肉の付き具合だ。
あくまでも真面目な顔で、広い背中を撫でる様に手を動かし破損個所が無いか調べていく。
徐々に下にずらし、張りのある尻、太い足と確認した後は、仰向けに。
厚い胸板に程よい弾力を感じながら、揉みたい気持ちを抑えて続ける。
流石に肉棒を触る訳にはいかないが、足の付け根を触るとき、「んっ？」何か気になった様な振りをして暫く揉みながらジックリと観察。
極上の肉、教えてくれたピース神官とトリス神官に心から感謝した。
これ以上やっていると拓自身が我慢できなくなるので、そのまま足先まで行って終了した。

「特に問題ないみたいですね。簡単な治癒魔法を掛けておいたのでマッサージにはなったと思います。」

バラン将軍が足の付け根の部分について聞いて来たので、未だ訓練中の魔法なので判断しずらい所が有ると答えておいた。
オリバー隊長に同じことをすると問題なので、普通に触るだけにしようと思っていたが本当に太股に怪我をしていた。
拓は治療を行い、最後に太股を撫で回す様にして確認し終了した。

「ありがとうございます。少し違和感を感じていたのですが、全く無くなりました。」

次はパウロとヨーゼフの番だったが

「パウロとヨーゼフは部屋に戻ってからでも良いかな。少し、身体が冷えて来た。」

２人は「お願いします」喜んで答えていた。