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087寝不足
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「エチゴさん、我々はラムーの遺跡を見学に行きますので、明日は遺跡でテント泊をします。」
ガラが予定を話すと、エチゴが頷いていた。
この町に隣接する遺跡は半日ほど歩いた場所に有り、中に入ることが可能だ。
昔は生きていた遺跡でダンジョンだったが、町の安全の為ためコアを破壊してしまった。
周囲には安全に過ごせるテントを張る場所も用意され、遺跡の中でも泊まることも許されている。
OZは遺跡の中で一泊する予定を立てていた。
「拓の居た世界では、古代遺跡って無かったの?」
「過去に栄えた文明の遺跡が有ったよ。ただ、現在の技術を超えた超古代文明なんて物語でしか出てこないけどね。
生きている遺跡なんて、想像も出来ないよ。」
ロビンに聞かれて、拓はエジプトやマヤ、日本の古墳を思い出していた。
しかし、この世界では自己修復、進化をする遺跡が存在している。
危険な所に入る気はないが、拓が興味を持つのは当然の事だった。
拓がロビンにクリームは何をするのか聞いてみると、グルメ食べ歩きを続けるらしい。
今日で予定の3分の1を回ったらしい。
3日で全て回り、最後の1日は気に入った店を再び訪れる予定を立てていた。
「美味しいデザートは皆の分も買ってるから楽しみにしててね。」
既に結構な種類を購入していて、拓に収納を頼んでいる。
そしてエチゴの元には、領主から面会の連絡が有った。
「何か問題でも有りましたか?」
拓が心配してエチゴに聞いてみたが
「私が周囲の村を回っている事を知って、会いたいと言ってくれています。
何度かお会いしていますが、人格者ですので問題ないでしょう。」
問題はないそうだ。
全員、安心して明日からの予定を楽しむことにした。
食後に皆でトレーニングを行い汗を流した後は、3人は抱き合ってキスをするだけで川の字になって眠った。
拓は明日の遺跡が気になり、なかなか眠れなかったが・・・
「拓、大丈夫?昨日眠れてないの?」
次の日の朝、拓は完全に寝不足状態で起きて、ロビンに心配されていた。
「今日の遺跡が楽しみで、なかなか眠れなかった。」
「やだ、そんなに楽しみにしてたの?」
「まぁ、危険はない場所だから大丈夫だろう。」
「しかし、楽しみで寝れないなんて子供みたいだね。」
「初めての遺跡、楽しんで来いよ。」
クリームのメンバーに笑われたが、朝食を食べ終えるとOZのメンバーは遺跡へと出発した。
この領地を治めている貴族は、王都で免責札を得た拓とパーティで会っていた。
ギルド会館に大量の魔獣退治をした冒険者パーティが現れたと聞いて確認すると拓の名前が有った。
念のため部下に容姿を確認させると確かに免責札を持つ拓と一致する。
免責札を使った話は一切聞こえてこない。
冒険者として活動しているのなら、こちらから接触はしない方が良いだろう。
所属するパーティ名はOZ。今はエチゴ商会の護衛をクリームと行っている。
エチゴと言えば王都でも5本の指にはいる大商人だ。周辺の村を回りサポートをしてくれている。
今回も村を回ってくれている情報が入ってきている。
同時に、周囲の魔獣が争う事なく討伐され死体が無くなっている話も入ってきている。
国王を守ったと言われる魔導士。
拓が関わっている可能性も考えられるが、どの様な魔法を使えばその様な事が可能なのか全く想像が出来ない。
そうだとしても、拓が隠す理由は無い。
色々と聞きたい事は有るが、拓という人物自体が何者かも分からない状態の為
とりあえず、礼を言う口実でエチゴに様子を聞くことにした。
ガラが予定を話すと、エチゴが頷いていた。
この町に隣接する遺跡は半日ほど歩いた場所に有り、中に入ることが可能だ。
昔は生きていた遺跡でダンジョンだったが、町の安全の為ためコアを破壊してしまった。
周囲には安全に過ごせるテントを張る場所も用意され、遺跡の中でも泊まることも許されている。
OZは遺跡の中で一泊する予定を立てていた。
「拓の居た世界では、古代遺跡って無かったの?」
「過去に栄えた文明の遺跡が有ったよ。ただ、現在の技術を超えた超古代文明なんて物語でしか出てこないけどね。
生きている遺跡なんて、想像も出来ないよ。」
ロビンに聞かれて、拓はエジプトやマヤ、日本の古墳を思い出していた。
しかし、この世界では自己修復、進化をする遺跡が存在している。
危険な所に入る気はないが、拓が興味を持つのは当然の事だった。
拓がロビンにクリームは何をするのか聞いてみると、グルメ食べ歩きを続けるらしい。
今日で予定の3分の1を回ったらしい。
3日で全て回り、最後の1日は気に入った店を再び訪れる予定を立てていた。
「美味しいデザートは皆の分も買ってるから楽しみにしててね。」
既に結構な種類を購入していて、拓に収納を頼んでいる。
そしてエチゴの元には、領主から面会の連絡が有った。
「何か問題でも有りましたか?」
拓が心配してエチゴに聞いてみたが
「私が周囲の村を回っている事を知って、会いたいと言ってくれています。
何度かお会いしていますが、人格者ですので問題ないでしょう。」
問題はないそうだ。
全員、安心して明日からの予定を楽しむことにした。
食後に皆でトレーニングを行い汗を流した後は、3人は抱き合ってキスをするだけで川の字になって眠った。
拓は明日の遺跡が気になり、なかなか眠れなかったが・・・
「拓、大丈夫?昨日眠れてないの?」
次の日の朝、拓は完全に寝不足状態で起きて、ロビンに心配されていた。
「今日の遺跡が楽しみで、なかなか眠れなかった。」
「やだ、そんなに楽しみにしてたの?」
「まぁ、危険はない場所だから大丈夫だろう。」
「しかし、楽しみで寝れないなんて子供みたいだね。」
「初めての遺跡、楽しんで来いよ。」
クリームのメンバーに笑われたが、朝食を食べ終えるとOZのメンバーは遺跡へと出発した。
この領地を治めている貴族は、王都で免責札を得た拓とパーティで会っていた。
ギルド会館に大量の魔獣退治をした冒険者パーティが現れたと聞いて確認すると拓の名前が有った。
念のため部下に容姿を確認させると確かに免責札を持つ拓と一致する。
免責札を使った話は一切聞こえてこない。
冒険者として活動しているのなら、こちらから接触はしない方が良いだろう。
所属するパーティ名はOZ。今はエチゴ商会の護衛をクリームと行っている。
エチゴと言えば王都でも5本の指にはいる大商人だ。周辺の村を回りサポートをしてくれている。
今回も村を回ってくれている情報が入ってきている。
同時に、周囲の魔獣が争う事なく討伐され死体が無くなっている話も入ってきている。
国王を守ったと言われる魔導士。
拓が関わっている可能性も考えられるが、どの様な魔法を使えばその様な事が可能なのか全く想像が出来ない。
そうだとしても、拓が隠す理由は無い。
色々と聞きたい事は有るが、拓という人物自体が何者かも分からない状態の為
とりあえず、礼を言う口実でエチゴに様子を聞くことにした。
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