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082欲望の巣
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次の日、村人達に見送られ出発した。
仮面を被ったホワイトジャックの姿が無かったが突っ込む人は誰もいなかった。
あんな変質者の様な格好をするには、何か理由が有るのだろうと・・・
「この先は村が無いので野営となります。大変ですが、宜しくお願いします。
村に魔獣が襲ってきたこともありますので、注意をし過ぎる事はありません。」
拓が受け取ったテントの認識阻害の機能は確認してもらっているが、気を引き締めた方が良い。
「瘴気の吹き溜まりを封じる魔道具が有るなら、原因も分かりそうなのにな。
城で世話になっている間に本で調べてみたけど、結局何も分からなかったんだよな。」
拓がダイフクに対してぼやくと
「噂で魔力の塊とか、人の負の感情が集まったモノとか言われているよな。」
「それって強くなったり人に対して敵意を持つからでしょ。」
「秘密結社が魔法陣を暴走させて、時空を歪めてしまったと言うのも有るよな。」
「王都の周辺に発生しているのは、人為的という噂も有ったわよね。」
「遺跡から古代の超魔術を復活させたってやつだよね。」
クリームのメンバーから都市伝説の様な話が出てきた。
拓はこの手の話は好きな上に、剣と魔法の世界なら実際に有り得るのではないかと想像してしまう。
「遺跡って古代文明とかが存在していたんですか?」
拓が話に出てきた遺跡について聞いてみると
幾つかの古代文明の存在が確認されていて、その中でラムーという超古代文明が栄えていたという伝説が有った。
現在の魔法を凌ぐ超魔術が使われていたが、一夜にして滅んだと言われている。
遺跡の中にはラムーのモノと言われているのも有り、実際に現在の技術を遥かに超えた魔道具が発見された事も有る。
そして、中にはダンジョンと呼ばれる生きている遺跡も存在する。
生きていると言われているのは、疑似生命体とも言える様な自己修復、進化を行っているからだ。
未だに原理が解明されていない上に、魔獣を生み出しているとも言われている。
「今回立ち寄るフルツの町の近くにも、生きてはいませんがラムーの遺跡が有りますよ。
町では4泊ほどしますので、良ければ行かれては如何ですか。」
エチゴに言われて、拓はサリナ姫のガイドブックにも観光名所にラムーの遺跡と書かれていたが
拓はそこまでの物だとは思ってもみなかった。
移動中に何度か魔獣に襲われる事も有ったが、問題なく退治し、今夜の野宿する予定の場所に着いた。
馬車を止め、早速拓がテントを取り出し、認識阻害の結界を張る。
「この認識阻害の結界って凄いわね。一度結界の外に出てしまうと、本当に分からなくなるわ。」
魔導士として結界に興味があるジェニファーが結界を出入りして効果を確かめていた。
ただ、魔獣も入って来れるので、今まで通り見張りは必要となる。
拓の出した湯で体を洗い、食事を終えると見張りを残してそれぞれのテントに入った。
OZのは中が拡張され、家の様な魔道具のテントだ。
ガラとレオは見張当番として夜中起きる必要が有る為目覚ましのアラームをセットする。
拓は荷物持ちとしての参加の為、当番から外されているのでベットは分ける事にした。
「今度3人だけで動くときには、ここが愛の巣になるのか。」
拓が言うと、2人が引いていた。
「えっ、何で?」
「いや、前に拓はトイレでもやろうとしただろ。
お前が愛の巣なんて言うと、欲望の巣と言っている気がしてな。」
ガラの隣でレオまで頷いていた。
仮面を被ったホワイトジャックの姿が無かったが突っ込む人は誰もいなかった。
あんな変質者の様な格好をするには、何か理由が有るのだろうと・・・
「この先は村が無いので野営となります。大変ですが、宜しくお願いします。
村に魔獣が襲ってきたこともありますので、注意をし過ぎる事はありません。」
拓が受け取ったテントの認識阻害の機能は確認してもらっているが、気を引き締めた方が良い。
「瘴気の吹き溜まりを封じる魔道具が有るなら、原因も分かりそうなのにな。
城で世話になっている間に本で調べてみたけど、結局何も分からなかったんだよな。」
拓がダイフクに対してぼやくと
「噂で魔力の塊とか、人の負の感情が集まったモノとか言われているよな。」
「それって強くなったり人に対して敵意を持つからでしょ。」
「秘密結社が魔法陣を暴走させて、時空を歪めてしまったと言うのも有るよな。」
「王都の周辺に発生しているのは、人為的という噂も有ったわよね。」
「遺跡から古代の超魔術を復活させたってやつだよね。」
クリームのメンバーから都市伝説の様な話が出てきた。
拓はこの手の話は好きな上に、剣と魔法の世界なら実際に有り得るのではないかと想像してしまう。
「遺跡って古代文明とかが存在していたんですか?」
拓が話に出てきた遺跡について聞いてみると
幾つかの古代文明の存在が確認されていて、その中でラムーという超古代文明が栄えていたという伝説が有った。
現在の魔法を凌ぐ超魔術が使われていたが、一夜にして滅んだと言われている。
遺跡の中にはラムーのモノと言われているのも有り、実際に現在の技術を遥かに超えた魔道具が発見された事も有る。
そして、中にはダンジョンと呼ばれる生きている遺跡も存在する。
生きていると言われているのは、疑似生命体とも言える様な自己修復、進化を行っているからだ。
未だに原理が解明されていない上に、魔獣を生み出しているとも言われている。
「今回立ち寄るフルツの町の近くにも、生きてはいませんがラムーの遺跡が有りますよ。
町では4泊ほどしますので、良ければ行かれては如何ですか。」
エチゴに言われて、拓はサリナ姫のガイドブックにも観光名所にラムーの遺跡と書かれていたが
拓はそこまでの物だとは思ってもみなかった。
移動中に何度か魔獣に襲われる事も有ったが、問題なく退治し、今夜の野宿する予定の場所に着いた。
馬車を止め、早速拓がテントを取り出し、認識阻害の結界を張る。
「この認識阻害の結界って凄いわね。一度結界の外に出てしまうと、本当に分からなくなるわ。」
魔導士として結界に興味があるジェニファーが結界を出入りして効果を確かめていた。
ただ、魔獣も入って来れるので、今まで通り見張りは必要となる。
拓の出した湯で体を洗い、食事を終えると見張りを残してそれぞれのテントに入った。
OZのは中が拡張され、家の様な魔道具のテントだ。
ガラとレオは見張当番として夜中起きる必要が有る為目覚ましのアラームをセットする。
拓は荷物持ちとしての参加の為、当番から外されているのでベットは分ける事にした。
「今度3人だけで動くときには、ここが愛の巣になるのか。」
拓が言うと、2人が引いていた。
「えっ、何で?」
「いや、前に拓はトイレでもやろうとしただろ。
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ガラの隣でレオまで頷いていた。
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