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075OZ
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テントの中の魔道具は全て部屋に設置された水晶の球体に貯めた魔力で動作する。
排泄物については、全て脱水し干からびた状態で廃却される様になっている。
他にもキッチンの換気はフィルタを通して煙や臭いを出ないようにしていた。
この辺の機能を要求したため1ヶ月も時間が掛かってしまったのだが・・・
そして、テントに付いている機能の認識阻害の結界を使うと外からテントが見えなくなり中の気配も感じられない。
込める魔力を強力にすると、結界の範囲が広げる事ができる。
「これが有れば、冒険者活動も楽になるだろ。
問題はテントと言っても畳めないから、アイテムボックスにある程度の広さが無いと持ち運び出来ないけどな。
とりあえず、そろそろ昼飯にしようか。」
台所で拓が簡単な料理を作って、テーブルに並べるとガラが拓に話す。
「拓、今後パーティとしてやっていくに当たり、取り分について話がある。」
ガラとレオから提案されたのは拓が半分とし、2人が残りを受け取るというものだった。
拓が戦力として十分に戦え更に荷物運びや安全な拠点まで用意するとなると、今までの様に3分割では妥当ではないと考えての事だった。
「そんなに気にしなくて良いよ。それなら、その分・・・」
「体で支払うと言うのは無しだぞ。」
拓が言おうとした言葉をレオが先に話す。
「俺は拓とするのが義務みたいになるのは嫌だからな。」
「言おうとしてなんだけど、確かにそんな関係は嫌だな。
かと言って、その分配でパーティを組むのは気持ちのいい物じゃない。」
「そうかも知れないが、3等分は俺達の方が気が引ける。」
そこで、荷物運び代として余分な肉は拓が受け取り、安全な拠点の代わりに町での宿代を2人が持つと言うことにして、今まで通り3分割にすることにした。
「拓はこのテントの事をエチゴさんやクリームに教えるのか?」
「中が広い空間になっているのは3人だけの秘密にするつもり。
一緒に野営をするのならテントとは別物として認識阻害の結界については話そうと思う。」
拓の答えにガラとレオは納得した。確かにこの魔道具は見せない方が良いだろう。
特殊な魔道具を持っている事が知られると、面倒な事に巻き込まれる可能性が出て来る。
本来であれば認識阻害の結界も秘密にした方が良いが、どんな魔道具かが分からなければ良いだろう。
しかし拓の考えは別で、他の人を中に入れてしまうと3人でいちゃつけない様になるからだった。
キッチン、風呂、トイレ、野外で寝泊まりをすれば、使いたいと言われるのが目に見えている。
一日中ガラやレオの逞しい裸を眺めて、欲望のままに肉欲に溺れられる空間を失う訳にはいかない。
拓の頭の中では、テントは既に3人の肉欲の巣と化していた。
「拓、話を続けて良いか?」
拓のだらしない顔を見てガラとレオは変な妄想を抱いていると思ったが、話を進める為に現実世界に戻す。
「一応基本的な事を押さえられたんだ、そろそろ俺達のパーティ名を決めねぇか?
今後3人で活動していくなら名前が有った方が良いだろ。」
レオの言葉に、ダイフクが抗議するように体を震わせる。
「悪い、ダイフクを入れて3人と1匹のパーティだったよな。」
これが思ったより大変な作業で、3日間討論して決まった名前はOZ。
拓が居た世界での物語から選んだ。
この世界のガラとレオ、ダイフクと異世界から来た拓が仲間になって旅をするパーティの名前だ。
排泄物については、全て脱水し干からびた状態で廃却される様になっている。
他にもキッチンの換気はフィルタを通して煙や臭いを出ないようにしていた。
この辺の機能を要求したため1ヶ月も時間が掛かってしまったのだが・・・
そして、テントに付いている機能の認識阻害の結界を使うと外からテントが見えなくなり中の気配も感じられない。
込める魔力を強力にすると、結界の範囲が広げる事ができる。
「これが有れば、冒険者活動も楽になるだろ。
問題はテントと言っても畳めないから、アイテムボックスにある程度の広さが無いと持ち運び出来ないけどな。
とりあえず、そろそろ昼飯にしようか。」
台所で拓が簡単な料理を作って、テーブルに並べるとガラが拓に話す。
「拓、今後パーティとしてやっていくに当たり、取り分について話がある。」
ガラとレオから提案されたのは拓が半分とし、2人が残りを受け取るというものだった。
拓が戦力として十分に戦え更に荷物運びや安全な拠点まで用意するとなると、今までの様に3分割では妥当ではないと考えての事だった。
「そんなに気にしなくて良いよ。それなら、その分・・・」
「体で支払うと言うのは無しだぞ。」
拓が言おうとした言葉をレオが先に話す。
「俺は拓とするのが義務みたいになるのは嫌だからな。」
「言おうとしてなんだけど、確かにそんな関係は嫌だな。
かと言って、その分配でパーティを組むのは気持ちのいい物じゃない。」
「そうかも知れないが、3等分は俺達の方が気が引ける。」
そこで、荷物運び代として余分な肉は拓が受け取り、安全な拠点の代わりに町での宿代を2人が持つと言うことにして、今まで通り3分割にすることにした。
「拓はこのテントの事をエチゴさんやクリームに教えるのか?」
「中が広い空間になっているのは3人だけの秘密にするつもり。
一緒に野営をするのならテントとは別物として認識阻害の結界については話そうと思う。」
拓の答えにガラとレオは納得した。確かにこの魔道具は見せない方が良いだろう。
特殊な魔道具を持っている事が知られると、面倒な事に巻き込まれる可能性が出て来る。
本来であれば認識阻害の結界も秘密にした方が良いが、どんな魔道具かが分からなければ良いだろう。
しかし拓の考えは別で、他の人を中に入れてしまうと3人でいちゃつけない様になるからだった。
キッチン、風呂、トイレ、野外で寝泊まりをすれば、使いたいと言われるのが目に見えている。
一日中ガラやレオの逞しい裸を眺めて、欲望のままに肉欲に溺れられる空間を失う訳にはいかない。
拓の頭の中では、テントは既に3人の肉欲の巣と化していた。
「拓、話を続けて良いか?」
拓のだらしない顔を見てガラとレオは変な妄想を抱いていると思ったが、話を進める為に現実世界に戻す。
「一応基本的な事を押さえられたんだ、そろそろ俺達のパーティ名を決めねぇか?
今後3人で活動していくなら名前が有った方が良いだろ。」
レオの言葉に、ダイフクが抗議するように体を震わせる。
「悪い、ダイフクを入れて3人と1匹のパーティだったよな。」
これが思ったより大変な作業で、3日間討論して決まった名前はOZ。
拓が居た世界での物語から選んだ。
この世界のガラとレオ、ダイフクと異世界から来た拓が仲間になって旅をするパーティの名前だ。
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