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勇者クロス、奴隷になる【クロス視点】
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俺様は教会勢力の本拠地、聖地サンシャインにある聖女の屋敷につれてこられた。聖女がカインに何かを買ってくるようにいって、外に出て行ったから聖女と二人きりだ。
ドロシーとレミリアはあの場所で別れた。レミリアは叔父と一緒。ドロシーは一人でこそこそ逃げやがった。
「フードをかぶってたおかげで、その醜い顔が見えなくて、アンデットてばれずにここまでこれてよかったね、勇者君!」
「ちょっと待ってくれ、さっきから醜い顔とか言ってるが、俺様は格好いいはずだ。これまで、イケメン勇者として生きてきたんだ。あんたちょっと美的感覚おかしくないか?」
「…鏡を見なさいよ」
俺様は言われて、部屋に置かれた大きな鏡を見る。うん、ちょっと顔が青白くて、顔がはれてぱんぱんになって、まるでモンスターみたいだけど、イケメンだなぁ。やっぱ真のイケメンってのは、どんな状況でもイケメンなんだ。心が顔に現れてるんだろうな。
「やっぱり、イケメンにしか見えないぜ…はっ!?」
「どうしたの?人の顔をまじまじ見て…」
なるほど…この聖女様、ブス専か! なるほど、なら納得いくぜ。
「聖女様…わかったよ。俺はブサイクなんだろうな…あんたにとってはな!」
「なんかひっかかる言い方ね。踏んでいい?」
「…む、仕方ねぇな」
聖女に言われたとおり、俺様は頭を下げて踏まれる準備をする。すると聖女の足が、俺の様の頭の上に置かれる。屈辱的だが、この流れに従わないと、浄化すると脅されてるから仕方ない。見てる奴がいないのだけが、救いだ。
「うーん、勇者君の頭っていい踏み心地よね。匂いが臭いのだけが欠点だけど、まぁそれもそのうち治るけどね」
「な、治るのか!?てことは俺様を呪いから解放してくれるのか!そういうことだな!」
「…うーん、そういうことじゃないのよねぇ。あ、カイン帰ってきたわね」
「聖女様の言う通り、奴隷の首輪と、ダークポーションを買ってきましたよ」
「奴隷の首輪…?ダークポーション?」
なんだ、それは。
「無知な勇者君に教えてあげましょう。奴隷の首輪は勇者君につけるためのもの。ダークポーションは勇者君を治療するためのものよ。普通の回復薬はアンデットにとっては毒だけど、ダークポーションはアンデットを回復させることができるの。逆に生きてる人間が飲んだら…そうね、すごぉくまずく感じるのよ」
聖女はそう言って、怪しげにほほ笑んだ。なんとなく含みがあるような笑い方だ。
「でもよ、それじゃ俺様はアンデッドじゃないから、効かないじゃないか!」
「…お前はまだ認めていないのか…しかし、聖女様は本当に人が悪いな…」
カインがあきれ顔で俺様を見ている。…俺様はアンデッドじゃないって言ってんだろうが。
「待てよ、これはある意味じゃ証明するチャンスかもな。俺様がその薬を飲んでまずく感じれば俺が人間だって証明できるじゃないか!」
「そういうことになるわね。飲んでみる?」
「ちょっと待て、お前らは俺様がアンデッドだと思ってるから、こんなにひどい扱いなんだろう?俺様が人間だってわかったら俺様を解放しろよ!いやそれじゃ駄目だな。俺様が呪いからとけるように協力しろ!」
「…いいわよ。勇者君が人間だってわかったらね。その代わり、アンデッドになったら、私の奴隷になってもらうね?」
「おっしゃ!じゃあ飲ませろよ!」
俺様はダークポーションを手に取る。ちょっと苦い匂いだ。ここらへんは普通の回復薬と一緒なんだな。…よし飲んでやるか。
「ま、まずいぃいいいい!!!!!!!なんだこりゃああ!!!!」
俺様はあまりのまずさに吐き出してしまう。
「あらあら、汚いわね。カイン、あとで掃除しておいてね」
「…仕方ありませんね」
「…うぅ、想像以上のまずさだったぜ…で、でもよ…これで俺様が人間だってわかってもらえたよな?」
ダークポーションはやばいぐらいまずかったが、これで俺様が人間だってことが証明できた。そう思うと、すごく気持ちがすっきりしてきた。なんだか、体がすごく楽になったような気もするぜ。
「そうね。あなたがアンデッドだってことがはっきりわかったわ」
「は!?どういうことだよ!」
「あのね、鏡を見てみて」
「え?」
俺さんが鏡をみると、顔色が少しましになって、顔の腫れもひいていた。さっきよりもイケメンである。
「どういうことだ?まずかったてことは俺様がアンデッドじゃないってことなのに、なんで回復してるんだ?」
「あのね、まずく感じるってのは嘘なのよ。その薬はむしろ生きてる人間にとっては、ちょっと苦いだけのただの水と一緒。あんなにまずく感じるのはアンデッドの証拠なの」
「…なんでそんな嘘を」
「うーん、ちょっとからかってみたのよ。でも、これで勇者君がアンデッドだって証明できたね。約束通り、勇者君には奴隷になってもらうね?」
「待ってくれ、これは何かの間違いだ。そうだ!実は別にさっきのまずくなかったんだ。俺様人間だって証明したくてついつい嘘を言ってしまったというか…」
「言い訳は聞きませ~ん。はい首輪をつけるね」
聖女が俺様に奴隷の首輪をつけた。
「う~ん、薬のおかげで匂いと見た目も多少ましになったから、これで奴隷として連れて歩く分には問題ないわね」
「そんなのひどすぎる!俺が何をしたっていうんだ!王国の方では罪なき者を奴隷にすることは禁止されている!」
「それなら全く問題ないわよ。あなた教会を襲った件で指名手配されてるから、私がとらえて犯罪奴隷にしたことになってるわ」
「俺様が犯罪奴隷!? そんな…何かの間違いだ…あの教会はモンスターの巣窟で…」
「はいはい、勇者君が馬鹿なのはわかったから、これから奴隷としてよろしくね。…役に立たなくなったら浄化しちゃうから頑張ってね?」
奴隷なんかで、何を頑張れっていうんだ。ちくしょう、俺様がこんな目にあうなんて、おかしい。いったなぜこんなことに…シオンを追放して、これからだって時に…。
だが、よく考えてみればあいつを追放してから、転がり落ちるようにとんでもないことになっている気がする。もしかしたら…シオンは…まったく役立たずの無能だったが…幸運の置物的な存在だったのかもしれない。思えば、あいつと出会ってから加護に目覚めて、あっという間にSランクパーティーになれたんだもんな。
くそー!そうだと知ってれば、追放しなかったのに! また今度あったらまた仲間にしてやってもいいかな。
「ちくしょう…こうなったら一つしか手段はないな」
俺様の魅力でこの聖女を惚れさせて、奴隷から解放してもらう。そしてこの呪いから解放させるように協力させる。完璧な作戦だぜ。
「勇者君がなんかにやにやしてるわね?この状況で笑うなんて何を考えているのかしら」
「馬鹿の考えていることは私にはわかりませんが…とりあえず、まともなことではないでしょうね」
見てろよ! 絶対に惚れさせてやるぜ!
ドロシーとレミリアはあの場所で別れた。レミリアは叔父と一緒。ドロシーは一人でこそこそ逃げやがった。
「フードをかぶってたおかげで、その醜い顔が見えなくて、アンデットてばれずにここまでこれてよかったね、勇者君!」
「ちょっと待ってくれ、さっきから醜い顔とか言ってるが、俺様は格好いいはずだ。これまで、イケメン勇者として生きてきたんだ。あんたちょっと美的感覚おかしくないか?」
「…鏡を見なさいよ」
俺様は言われて、部屋に置かれた大きな鏡を見る。うん、ちょっと顔が青白くて、顔がはれてぱんぱんになって、まるでモンスターみたいだけど、イケメンだなぁ。やっぱ真のイケメンってのは、どんな状況でもイケメンなんだ。心が顔に現れてるんだろうな。
「やっぱり、イケメンにしか見えないぜ…はっ!?」
「どうしたの?人の顔をまじまじ見て…」
なるほど…この聖女様、ブス専か! なるほど、なら納得いくぜ。
「聖女様…わかったよ。俺はブサイクなんだろうな…あんたにとってはな!」
「なんかひっかかる言い方ね。踏んでいい?」
「…む、仕方ねぇな」
聖女に言われたとおり、俺様は頭を下げて踏まれる準備をする。すると聖女の足が、俺の様の頭の上に置かれる。屈辱的だが、この流れに従わないと、浄化すると脅されてるから仕方ない。見てる奴がいないのだけが、救いだ。
「うーん、勇者君の頭っていい踏み心地よね。匂いが臭いのだけが欠点だけど、まぁそれもそのうち治るけどね」
「な、治るのか!?てことは俺様を呪いから解放してくれるのか!そういうことだな!」
「…うーん、そういうことじゃないのよねぇ。あ、カイン帰ってきたわね」
「聖女様の言う通り、奴隷の首輪と、ダークポーションを買ってきましたよ」
「奴隷の首輪…?ダークポーション?」
なんだ、それは。
「無知な勇者君に教えてあげましょう。奴隷の首輪は勇者君につけるためのもの。ダークポーションは勇者君を治療するためのものよ。普通の回復薬はアンデットにとっては毒だけど、ダークポーションはアンデットを回復させることができるの。逆に生きてる人間が飲んだら…そうね、すごぉくまずく感じるのよ」
聖女はそう言って、怪しげにほほ笑んだ。なんとなく含みがあるような笑い方だ。
「でもよ、それじゃ俺様はアンデッドじゃないから、効かないじゃないか!」
「…お前はまだ認めていないのか…しかし、聖女様は本当に人が悪いな…」
カインがあきれ顔で俺様を見ている。…俺様はアンデッドじゃないって言ってんだろうが。
「待てよ、これはある意味じゃ証明するチャンスかもな。俺様がその薬を飲んでまずく感じれば俺が人間だって証明できるじゃないか!」
「そういうことになるわね。飲んでみる?」
「ちょっと待て、お前らは俺様がアンデッドだと思ってるから、こんなにひどい扱いなんだろう?俺様が人間だってわかったら俺様を解放しろよ!いやそれじゃ駄目だな。俺様が呪いからとけるように協力しろ!」
「…いいわよ。勇者君が人間だってわかったらね。その代わり、アンデッドになったら、私の奴隷になってもらうね?」
「おっしゃ!じゃあ飲ませろよ!」
俺様はダークポーションを手に取る。ちょっと苦い匂いだ。ここらへんは普通の回復薬と一緒なんだな。…よし飲んでやるか。
「ま、まずいぃいいいい!!!!!!!なんだこりゃああ!!!!」
俺様はあまりのまずさに吐き出してしまう。
「あらあら、汚いわね。カイン、あとで掃除しておいてね」
「…仕方ありませんね」
「…うぅ、想像以上のまずさだったぜ…で、でもよ…これで俺様が人間だってわかってもらえたよな?」
ダークポーションはやばいぐらいまずかったが、これで俺様が人間だってことが証明できた。そう思うと、すごく気持ちがすっきりしてきた。なんだか、体がすごく楽になったような気もするぜ。
「そうね。あなたがアンデッドだってことがはっきりわかったわ」
「は!?どういうことだよ!」
「あのね、鏡を見てみて」
「え?」
俺さんが鏡をみると、顔色が少しましになって、顔の腫れもひいていた。さっきよりもイケメンである。
「どういうことだ?まずかったてことは俺様がアンデッドじゃないってことなのに、なんで回復してるんだ?」
「あのね、まずく感じるってのは嘘なのよ。その薬はむしろ生きてる人間にとっては、ちょっと苦いだけのただの水と一緒。あんなにまずく感じるのはアンデッドの証拠なの」
「…なんでそんな嘘を」
「うーん、ちょっとからかってみたのよ。でも、これで勇者君がアンデッドだって証明できたね。約束通り、勇者君には奴隷になってもらうね?」
「待ってくれ、これは何かの間違いだ。そうだ!実は別にさっきのまずくなかったんだ。俺様人間だって証明したくてついつい嘘を言ってしまったというか…」
「言い訳は聞きませ~ん。はい首輪をつけるね」
聖女が俺様に奴隷の首輪をつけた。
「う~ん、薬のおかげで匂いと見た目も多少ましになったから、これで奴隷として連れて歩く分には問題ないわね」
「そんなのひどすぎる!俺が何をしたっていうんだ!王国の方では罪なき者を奴隷にすることは禁止されている!」
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「俺様が犯罪奴隷!? そんな…何かの間違いだ…あの教会はモンスターの巣窟で…」
「はいはい、勇者君が馬鹿なのはわかったから、これから奴隷としてよろしくね。…役に立たなくなったら浄化しちゃうから頑張ってね?」
奴隷なんかで、何を頑張れっていうんだ。ちくしょう、俺様がこんな目にあうなんて、おかしい。いったなぜこんなことに…シオンを追放して、これからだって時に…。
だが、よく考えてみればあいつを追放してから、転がり落ちるようにとんでもないことになっている気がする。もしかしたら…シオンは…まったく役立たずの無能だったが…幸運の置物的な存在だったのかもしれない。思えば、あいつと出会ってから加護に目覚めて、あっという間にSランクパーティーになれたんだもんな。
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