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一話 人望がありすぎる最強魔王、無能のふりしてパーティーから抜けようとするも止められる
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ソーマ「俺、このパーティーを抜けるよ」
それは、魔王軍の幹部【闇の四天王マール】を倒した後の事だった。
俺達は不死身の吸血鬼マールを倒した後、近くの宿屋で休むことにした。暗黒騎士のヘクターが俺のためにデザートを買ってくると言って宿を出ようとしたところを、俺は大事な話があると引き留めた。
勇者パーティーの仲間は四人、まずは元奴隷で聖剣選ばれし女勇者サラ。変態貴族に買われそうになっていたところを俺が勇者として見いだした。
最強の騎士を決める大会で、暗黒騎士として名乗りをあげたが、年齢制限でエントリーができずに、仕方なく大会出場者を大会開催前に一騎打ちを挑んで、全員半殺しにしてしまい、牢屋につながれて処刑されそうになっていた暗黒騎士ヘクター少年。
治癒士の学園で、禁術とされていた死者の蘇生に成功してしまい、魔族に邪神復活の儀式に利用するためにさらわれそうになっているとこを助けてそのまま仲間にした治癒師リリス。
そして、このパーティーのリーダーであり、パーティーリーダーでシーフを詐称している本当は最強の大魔王である俺、ソーマ。
ヘクター「おいおい、どうしたソーマ?もしかして魔王軍の幹部の戦いで、全然ソーマさんが活躍できなかったのを気にしてるのかい?戦いには役に立たなくてもシーフとしての斥候的な役割を代わり果たしてくれてるんだから、気にしなくて良いんだよ?ソーマさんのおかげでいまの僕らがあるんだからな!もしかして昨日、僕が買ってきたデザートのチョイスが悪かったのかな?謝るから機嫌を直してパーティーを抜けるなんて言わないでほしいんだな!」
暗黒騎士のヘクターは俺のことを必死にフォローしている。
こいつらには言ってはいないが、戦闘に参加しないのは、勇者パーティーを強くするためだ。俺が本気で戦闘に参加したら、そこらへんの魔王の幹部の四天王ぐらいなら一人で簡単に倒せてしまう。それでは勇者パーティーの実力が成長しないからあえて、いつも適当に逃げ回りながら戦っている、こいつらは俺が弱いシーフだから、それも仕方ないと笑って許してくれている。なぜこいつらはここまで俺を慕っているんだ。
やっぱ最初の出会いか…? こいつらからしたら、命を助けてもらってるわけだから、恩がでかすぎるのか。
リリス「そうですよ!貴方がいなかったら私は今頃、邪神を蘇らせるための巫女として魔族に利用されていました…もしも実力不足を気にしてるなら、そんな必要はないです。ソーマさんはこのパーティーの精神的支柱なんですから…そんな悲しい事言わないでください。雑魚シーフでもソーマさんは素敵なんです!!」
治癒師のリリスが泣きそうになりながら言った。
うん、俺の実力は実はまったく不足してないし、本気を出せば今のお前達なら、一分もあれば余裕で全滅させられるんだが…そこまで必死にフォローされると俺も心が痛いよ。
サラ「私はソーマさんの希望を尊重したいです。ソーマさんが抜けたいっていうなら、私はそのソーマさんについていくだけです」
サラはどうやら俺についてくるつもりのようだ。それは困る。
リリス「サラ!それはずるいですよ!私だってついていきたいです」
ヘクター「僕だってそうだよ!!そうだ、いっそのことパーティーは解散して、僕達三人でソーマさんについていこう!!」
ソーマ「いや、それはパーティー解散したことになってないからな…?」
いかん、どうしてこうなってしまったのだ。俺はもうこのパーティーを十分育てきったから、抜けたいだけなのに…。こんなに慕われているとは思わなかった。
だが、一応こうなった時のために言い訳も考えてある。
ソーマ「頼む。俺を信じて、独り立ちさせてくれ。今の俺じゃ皆の実力にはふさわしくない!みんなの真の仲間になれるぐらい力がついたら…いつか戻ってくるから!」
まぁ、戻ってこないけど。
サラ「えぇ!?ソーマ様!そんな…いかないでください。ソーマさんはたいして役に立たなくても、雑魚だとしても!いなきゃダメなんです…」
サラが涙目で俺の服の裾を掴みながら、すがるようにいった。俺が本当に弱かったら最後の雑魚のくだりはけっこう傷ついてるところだよ?
それにしても、サラは能力は申し分ないが、俺に依存しすぎている。更に強くなるためにはもうちょっと精神的な強さを手に入れてほしい。その為に、俺がこのパーティーを抜けるというのは、必須だ。
おそらくこのパーティーは俺が抜けて更に強くなるだろう。
ソーマ「サラ…まぁ、頑張れよ。あと、ヘクターとリリスはサラが俺にこっそりついてこないように見張っといてくれ。頼むよ」
ヘクター「わかったよ…リーダーの最後の命令だ…命にかけても遂行するよ。暗黒騎士の名にかけて!!」
ヘクターがそう力強く言った。
リリス「止められる自信ないですが…なんとか頑張ってみます」
リリスが、悲しげな表情で言った。
サラ「酷いです!!ご主人様…私を見捨てるなんて…」
さて、ちょっと寂しくなるが、出て行くとするか。
サラ「ちょっと待ってください!!」
ん?どうしたサラ。
サラ「これ、私がこれまでの冒険で獲得してきた装備と、お金です!!リーダーはソーマ様ですから、持って行ってください!!」
ヘクター「ナイスアイディアだなサラ!僕の分も持って行ってください!」
リリス「確かにそれはソーマさんの当然の権利ですね!私の分もどうぞ!」
えー…。
「いや…そんなに装備とお金あっても俺は使わないし…いらないよ」
「な、なんて謙虚なんだ…さすがソーマさんだよ…聖騎士の五億倍いい人だよ…」
「残された私たちのことを思って…うぅ…ソーマさん」
「ソーマ様…あなたのことは一生忘れません…!」
なんか、すげぇ感動してるけど…。死に別れみたいになってないか?
「まぁ、またいつか会おう!」
俺はそう言ってその場を去った。
こうして、勇者パーティーを自称シーフで本当は、魔王であるソーマはパーティーを抜けた。
ギルド内では役立たずのシーフが勇者パーティーを追放されたという噂がたったが、その噂を喋っていた男が、「ソーマさんの事を馬鹿にするなぁ!!」と暗黒騎士のヘクターに殴られて死亡し、その後、リリスに蘇らせられ「次、ソーマ様のことを馬鹿にしたらそのまま死んでもらいますよ?」と言われたことで、誰もその噂をする者はいなくなった。
それは、魔王軍の幹部【闇の四天王マール】を倒した後の事だった。
俺達は不死身の吸血鬼マールを倒した後、近くの宿屋で休むことにした。暗黒騎士のヘクターが俺のためにデザートを買ってくると言って宿を出ようとしたところを、俺は大事な話があると引き留めた。
勇者パーティーの仲間は四人、まずは元奴隷で聖剣選ばれし女勇者サラ。変態貴族に買われそうになっていたところを俺が勇者として見いだした。
最強の騎士を決める大会で、暗黒騎士として名乗りをあげたが、年齢制限でエントリーができずに、仕方なく大会出場者を大会開催前に一騎打ちを挑んで、全員半殺しにしてしまい、牢屋につながれて処刑されそうになっていた暗黒騎士ヘクター少年。
治癒士の学園で、禁術とされていた死者の蘇生に成功してしまい、魔族に邪神復活の儀式に利用するためにさらわれそうになっているとこを助けてそのまま仲間にした治癒師リリス。
そして、このパーティーのリーダーであり、パーティーリーダーでシーフを詐称している本当は最強の大魔王である俺、ソーマ。
ヘクター「おいおい、どうしたソーマ?もしかして魔王軍の幹部の戦いで、全然ソーマさんが活躍できなかったのを気にしてるのかい?戦いには役に立たなくてもシーフとしての斥候的な役割を代わり果たしてくれてるんだから、気にしなくて良いんだよ?ソーマさんのおかげでいまの僕らがあるんだからな!もしかして昨日、僕が買ってきたデザートのチョイスが悪かったのかな?謝るから機嫌を直してパーティーを抜けるなんて言わないでほしいんだな!」
暗黒騎士のヘクターは俺のことを必死にフォローしている。
こいつらには言ってはいないが、戦闘に参加しないのは、勇者パーティーを強くするためだ。俺が本気で戦闘に参加したら、そこらへんの魔王の幹部の四天王ぐらいなら一人で簡単に倒せてしまう。それでは勇者パーティーの実力が成長しないからあえて、いつも適当に逃げ回りながら戦っている、こいつらは俺が弱いシーフだから、それも仕方ないと笑って許してくれている。なぜこいつらはここまで俺を慕っているんだ。
やっぱ最初の出会いか…? こいつらからしたら、命を助けてもらってるわけだから、恩がでかすぎるのか。
リリス「そうですよ!貴方がいなかったら私は今頃、邪神を蘇らせるための巫女として魔族に利用されていました…もしも実力不足を気にしてるなら、そんな必要はないです。ソーマさんはこのパーティーの精神的支柱なんですから…そんな悲しい事言わないでください。雑魚シーフでもソーマさんは素敵なんです!!」
治癒師のリリスが泣きそうになりながら言った。
うん、俺の実力は実はまったく不足してないし、本気を出せば今のお前達なら、一分もあれば余裕で全滅させられるんだが…そこまで必死にフォローされると俺も心が痛いよ。
サラ「私はソーマさんの希望を尊重したいです。ソーマさんが抜けたいっていうなら、私はそのソーマさんについていくだけです」
サラはどうやら俺についてくるつもりのようだ。それは困る。
リリス「サラ!それはずるいですよ!私だってついていきたいです」
ヘクター「僕だってそうだよ!!そうだ、いっそのことパーティーは解散して、僕達三人でソーマさんについていこう!!」
ソーマ「いや、それはパーティー解散したことになってないからな…?」
いかん、どうしてこうなってしまったのだ。俺はもうこのパーティーを十分育てきったから、抜けたいだけなのに…。こんなに慕われているとは思わなかった。
だが、一応こうなった時のために言い訳も考えてある。
ソーマ「頼む。俺を信じて、独り立ちさせてくれ。今の俺じゃ皆の実力にはふさわしくない!みんなの真の仲間になれるぐらい力がついたら…いつか戻ってくるから!」
まぁ、戻ってこないけど。
サラ「えぇ!?ソーマ様!そんな…いかないでください。ソーマさんはたいして役に立たなくても、雑魚だとしても!いなきゃダメなんです…」
サラが涙目で俺の服の裾を掴みながら、すがるようにいった。俺が本当に弱かったら最後の雑魚のくだりはけっこう傷ついてるところだよ?
それにしても、サラは能力は申し分ないが、俺に依存しすぎている。更に強くなるためにはもうちょっと精神的な強さを手に入れてほしい。その為に、俺がこのパーティーを抜けるというのは、必須だ。
おそらくこのパーティーは俺が抜けて更に強くなるだろう。
ソーマ「サラ…まぁ、頑張れよ。あと、ヘクターとリリスはサラが俺にこっそりついてこないように見張っといてくれ。頼むよ」
ヘクター「わかったよ…リーダーの最後の命令だ…命にかけても遂行するよ。暗黒騎士の名にかけて!!」
ヘクターがそう力強く言った。
リリス「止められる自信ないですが…なんとか頑張ってみます」
リリスが、悲しげな表情で言った。
サラ「酷いです!!ご主人様…私を見捨てるなんて…」
さて、ちょっと寂しくなるが、出て行くとするか。
サラ「ちょっと待ってください!!」
ん?どうしたサラ。
サラ「これ、私がこれまでの冒険で獲得してきた装備と、お金です!!リーダーはソーマ様ですから、持って行ってください!!」
ヘクター「ナイスアイディアだなサラ!僕の分も持って行ってください!」
リリス「確かにそれはソーマさんの当然の権利ですね!私の分もどうぞ!」
えー…。
「いや…そんなに装備とお金あっても俺は使わないし…いらないよ」
「な、なんて謙虚なんだ…さすがソーマさんだよ…聖騎士の五億倍いい人だよ…」
「残された私たちのことを思って…うぅ…ソーマさん」
「ソーマ様…あなたのことは一生忘れません…!」
なんか、すげぇ感動してるけど…。死に別れみたいになってないか?
「まぁ、またいつか会おう!」
俺はそう言ってその場を去った。
こうして、勇者パーティーを自称シーフで本当は、魔王であるソーマはパーティーを抜けた。
ギルド内では役立たずのシーフが勇者パーティーを追放されたという噂がたったが、その噂を喋っていた男が、「ソーマさんの事を馬鹿にするなぁ!!」と暗黒騎士のヘクターに殴られて死亡し、その後、リリスに蘇らせられ「次、ソーマ様のことを馬鹿にしたらそのまま死んでもらいますよ?」と言われたことで、誰もその噂をする者はいなくなった。
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