剣も魔法も使えない平凡男の成り上がり〜好きな人に振られた悔しさで山を一日十万回殴ってたらいつの間にか世界最強の拳を手に入れてた〜

ハルトは剣も魔法も全く才能が無い、いわば落ちこぼれ冒険者。あまりにも弱すぎるためギルドに入れてもらえず、いつかギルドに入って仲間と冒険するのがハルトの憧れだった。

それに対して、幼馴染であるアイリーンは美人な上に、人並外れた剣の才能の持ち主という完璧美少女で、世界トップクラスのギルドで活躍していた。

そんなハルトはアイリーンに密かに思いを寄せており、ある日アイリーンに告白するが……。

『ごめんね。私、強い人が好きなの』

アイリーンのその言葉でハルトの人生は大きく変わり始める。アイリーンに振られて絶望したハルトは、故郷から遠く離れた山で、俗世を捨てて山籠りを始めた。
自分を変えたいと強く思ったハルト。剣も魔法も使えなかったので、それならばと一日十万回、山を殴ろうと決意する。
そして修行を始めて数年が経つ頃、ハルトの拳は山脈を消し去っていた。

山を下りたハルトはアイリーンのいない異郷の地で、第二の人生を始めるのだった。

これは世界最強の拳を手に入れた主人公の無双と成り上がりの物語。
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