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Chapter1
14 学校探索
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リュカが全力で俺を守るとどうなるかというと。どのモンスターも現れた瞬間リュカの槍で心臓を貫かれて即死することになるという。もはやモンスターがかわいそうになるレベル。
いくらSSRだからって強すぎなのでは? そこそこ強そうな敵が相手でも即死て。無敵かよ。
「次は俺がやるっつってんじゃんよ~」
「すみませんハオシェン、ニーナをお護りしたいという気持ちが先走ってしまって。活躍の機会を横取りするつもりは無いのですが、体が先に動いてしまい……」
出番を失ったハオシェンがリュカに抗議している隙に、影から忍び寄っていた敵にアルシュがナイフを投げた。多分マシュロマだったと思うけど、俺が気付いた時にはもう黒い霧になっていた。
アルシュは無表情だけど、今ちょっとだけドヤ顔した気がする。
「あ~ハイハイなるほどそういう感じね、りょうか~い☆ 先にぶっ殺したもん勝ちってことだよなぁ? オラ出てこいやクソ雑魚ゴミ虫! 脳天カチ割ってやるぁあああ!」
設定とはいえ神の使徒がその言葉遣い大丈夫なん? と思ったけど、強火のヤンキーと化したハオシェンが怖いので口出しするのはやめておいた。
さっきいたコンビニから学校まで徒歩十分ぐらいのはずなのに、モンスター早倒し対決をしていたら小一時間たってしまった。まあ俺一人で来てたら間違いなく五秒で死んでたので何も文句はないですけど。
「俺、この辺を歩いてて。気がついたらこの世界に来てたんだよね」
この場所で間違いない。学校前の歩道。下校途中で、外堀通りを駅に向かって歩いていた。
「なんか……地面がえぐれてるな……」
しゃがみ込んで地面を触ってみる。舗装が吹き飛んで土がむき出しになってて、ところどころ焦げてボコボコになっていた。こんな風になってたっけ? モンスターが暴れた跡なのか? 逃げるのが遅れてたら俺はここで死んでたかも。こっわ。
あの時は、急に視界が白くなって、めまいがして――で、気付いたら水道橋の街ごとこの世界に来ていた。
もしかして、同じ状況を再現したら帰れたりするのかも。四つんばいの姿勢になって、目を閉じてみる。
……別になにも起きないな。しばらくして目を開けたら、三人とも俺の目の前で両膝をついて祈っていた。
「ニーナはこの場所にご降臨なさったのですね……つまり、ここは聖地……!」
リュカが感慨深げに嘆息をついた。
「違うから! 全然聖地じゃないから! 道端で四つんばいになった中学生を崇める集団とか怪しすぎるからやめてぇ!?」
俺が立ち上がると、スマホがポケットからぴょんと飛び出した。道路と学校の敷地の境にある植え込みに迷わずもぐり込んでいく。
「えっ、なにしてんの?」
スマホを追ってつつじの植栽を覗き込むと、そこに紐状のものがひっかかっていた。
つまんで持ち上げてみると、吊り下げ式のカードホルダーだった。
っていうかこれ、うちの学校の学生証じゃん。入館証にもなっていて、これがないと学校に入れない。忘れたり、失くしたりすると手続きが面倒なんだよな。
一瞬俺のかと思ったけど、俺のはジャケットの内ポケットに入っていた。
落ちてた学生証をカードホルダーから取り出してみる。中学一年の生徒。顔写真を確認したけど見覚えがない。一学年で六クラスあるし、仲のいい一年生もいないから全然わからん。
「これが気になった?」
学生証を片手に、スマホに話しかけてみる。スマホはうんうんと頷くような仕草をした。
「なんで? これ誰?」
スマホは少し体を傾けた。もしかして首をかしげているのか? 首ねえけど……。
「まあいっか。一応拾っとこ」
失くした人は困ってるだろうし。紛失すると再発行に千円ぐらいかかるんだよな。元の世界に戻ったら渡せる機会があるかもしれない。とりあえずリュックにしまっておこう。
外にはそれ以上調べられるものがなさそうだったので、校舎の中を探索してみることにした。なにか元の世界に帰れるゲート的なものとか、セーブポイント的なものがあるといいんだけど。
俺が通っている晃桜中学高等学校は名前の通り中高一貫校で、六階建ての校舎はそこらへんのオフィスビルみたいな見た目をしている。
小綺麗だし、正面玄関に駅の自動改札みたいなゲートがあってセキュリティが厳しい。今は電気が使えないし警備員もいないから普通に跨いで通る。
カフェテリアだの室内運動場だの、設備が充実してるのはありがたいんだけど、朝はエレベーターを使ってはいけないという謎ルールがあるので憂鬱。教室五階やぞ。
でももう三年も通ってるから慣れてんだよ! 俺だってちょっとは体力あるんですよ! と思いつつガンガン階段を登ったけど、みんな汗をかくどころか息ひとつ切らせていない。特にリュカなんて重装備なのにな……体力おばけ……。
俺だけハアハアいいながら3-Cの教室にたどり着く。
薄暗い教室は当然のように人の気配はない。黒板には昨日の日付が書かれたままになっている。
なんだか全然知らない場所みたいに見えるけれど、俺の席には俺の教科書が置きっぱなしになってたし、ロッカーには俺のジャージが入っていた。
ここはやっぱり俺の知っている、俺がいた元の世界の一部だということは間違いなさそうだった。
最後に屋上にやってきた。
校舎内を一通り見て回ったけど、元の世界に戻れそうな感じのものは見つけられなかった。
「うーん……困ったなあ……」
腕組みをして水道橋の街を見渡す。
霧に覆われ、不自然に切り取られた街。全然地下という感じはしない。この辺で一番高い建物はドーム横のホテルだと思うけど、ちゃんと屋上まですっぽりダンジョン内に収まっている。
改めて、なんでこんなことになってるのか疑問がわいてくる。
俺は何故トリファンの世界に来てしまったんだ? 誰かが俺をこの世界に召喚したとか? それなら神様的な人が出てきて説明してくれないとダメじゃねえ?
漫画とか小説みたいなことがまじで俺の身に起きているとして、そういうのってすごいやりこんだゲームの世界に行くものなのでは? レベルがカンストしててチートで無双なんじゃないの? 俺がトリファンの世界に呼ばれたってまだユーザーレベル5だからなんにもわかんねえんだけど。
ため息をついて柵に手を伸ばしたら、扉が開いているのに気付いた。
「あれ? ここ開いてんじゃん」
屋上の一角、だいたいバスケのコート一面分ぐらいは生徒に開放されていて、背の高い柵で厳重に囲われている。その柵の外側にはエアコンの室外機やソーラーパネルが置いてあるのだけれど、そちら側に出るための扉が開いていた。
あぶねえな。なんで開いてるんだ? 業者がメンテナンスしてる最中だったりしたのか、と思いつつ柵の外側に出てみる。
一番端まで歩いて、下を覗く。
「うっお、高けえ」
ちょうど真下が、舗装がぼこぼこになっている地点――俺がこの世界に来た時の場所だった。
……まあ、上から見ても何にも変わりないか。普通に高くてめっちゃ怖いだけだ。
ここから落ちたらやっぱり死ぬのかな。ゲームのキャラクターだったら死んでも生き返るけど、俺の場合はどうなんだろう。
「ニーナ、失礼いたします」
ぼんやり下を見ていたら、はらはらした顔をしたリュカに腕をつかまれた。
「差し出た真似をして申し訳ありません。しかしながら、危険ですので」
リュカってお母さんみがある。っていうか俺が危なっかしい行動ばっかりするから無駄に心配かけてんのか。ゴメン……。
大人しく柵の内側に戻ろうとしたら、遠くから爆発音が聞こえた。
「うっわ! 今の何!?」
音が反響して、どこから聞こえてきたのかわからない。辺りを見回していたら、アルシュがすっと遊園地の方を指差した。
ドームの天井が一部破けて、黒煙が上がっている。
「どうやら他の教団の者たちが戦闘中のようですね」
俺の腕をつかんだままリュカが言う。
「あ、そうか、同じ同盟の人たちも来てるんだった……」
ということはリリア姐さんもあそこで戦ってるのか。
「よし、じゃあドームに行ってみよう!」
トリファンにはプレイヤーに該当するキャラクターがいないし、リリア姐さん本人と話ができるわけじゃないけど。この世界についてなにかわかるかもしれない。
あと単純に楽しそうだから! 同盟の人たちってユーザーレベル200とかなんだよな。どんな戦い方をしてるんだろう。
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アルシュは無表情だけど、今ちょっとだけドヤ顔した気がする。
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設定とはいえ神の使徒がその言葉遣い大丈夫なん? と思ったけど、強火のヤンキーと化したハオシェンが怖いので口出しするのはやめておいた。
さっきいたコンビニから学校まで徒歩十分ぐらいのはずなのに、モンスター早倒し対決をしていたら小一時間たってしまった。まあ俺一人で来てたら間違いなく五秒で死んでたので何も文句はないですけど。
「俺、この辺を歩いてて。気がついたらこの世界に来てたんだよね」
この場所で間違いない。学校前の歩道。下校途中で、外堀通りを駅に向かって歩いていた。
「なんか……地面がえぐれてるな……」
しゃがみ込んで地面を触ってみる。舗装が吹き飛んで土がむき出しになってて、ところどころ焦げてボコボコになっていた。こんな風になってたっけ? モンスターが暴れた跡なのか? 逃げるのが遅れてたら俺はここで死んでたかも。こっわ。
あの時は、急に視界が白くなって、めまいがして――で、気付いたら水道橋の街ごとこの世界に来ていた。
もしかして、同じ状況を再現したら帰れたりするのかも。四つんばいの姿勢になって、目を閉じてみる。
……別になにも起きないな。しばらくして目を開けたら、三人とも俺の目の前で両膝をついて祈っていた。
「ニーナはこの場所にご降臨なさったのですね……つまり、ここは聖地……!」
リュカが感慨深げに嘆息をついた。
「違うから! 全然聖地じゃないから! 道端で四つんばいになった中学生を崇める集団とか怪しすぎるからやめてぇ!?」
俺が立ち上がると、スマホがポケットからぴょんと飛び出した。道路と学校の敷地の境にある植え込みに迷わずもぐり込んでいく。
「えっ、なにしてんの?」
スマホを追ってつつじの植栽を覗き込むと、そこに紐状のものがひっかかっていた。
つまんで持ち上げてみると、吊り下げ式のカードホルダーだった。
っていうかこれ、うちの学校の学生証じゃん。入館証にもなっていて、これがないと学校に入れない。忘れたり、失くしたりすると手続きが面倒なんだよな。
一瞬俺のかと思ったけど、俺のはジャケットの内ポケットに入っていた。
落ちてた学生証をカードホルダーから取り出してみる。中学一年の生徒。顔写真を確認したけど見覚えがない。一学年で六クラスあるし、仲のいい一年生もいないから全然わからん。
「これが気になった?」
学生証を片手に、スマホに話しかけてみる。スマホはうんうんと頷くような仕草をした。
「なんで? これ誰?」
スマホは少し体を傾けた。もしかして首をかしげているのか? 首ねえけど……。
「まあいっか。一応拾っとこ」
失くした人は困ってるだろうし。紛失すると再発行に千円ぐらいかかるんだよな。元の世界に戻ったら渡せる機会があるかもしれない。とりあえずリュックにしまっておこう。
外にはそれ以上調べられるものがなさそうだったので、校舎の中を探索してみることにした。なにか元の世界に帰れるゲート的なものとか、セーブポイント的なものがあるといいんだけど。
俺が通っている晃桜中学高等学校は名前の通り中高一貫校で、六階建ての校舎はそこらへんのオフィスビルみたいな見た目をしている。
小綺麗だし、正面玄関に駅の自動改札みたいなゲートがあってセキュリティが厳しい。今は電気が使えないし警備員もいないから普通に跨いで通る。
カフェテリアだの室内運動場だの、設備が充実してるのはありがたいんだけど、朝はエレベーターを使ってはいけないという謎ルールがあるので憂鬱。教室五階やぞ。
でももう三年も通ってるから慣れてんだよ! 俺だってちょっとは体力あるんですよ! と思いつつガンガン階段を登ったけど、みんな汗をかくどころか息ひとつ切らせていない。特にリュカなんて重装備なのにな……体力おばけ……。
俺だけハアハアいいながら3-Cの教室にたどり着く。
薄暗い教室は当然のように人の気配はない。黒板には昨日の日付が書かれたままになっている。
なんだか全然知らない場所みたいに見えるけれど、俺の席には俺の教科書が置きっぱなしになってたし、ロッカーには俺のジャージが入っていた。
ここはやっぱり俺の知っている、俺がいた元の世界の一部だということは間違いなさそうだった。
最後に屋上にやってきた。
校舎内を一通り見て回ったけど、元の世界に戻れそうな感じのものは見つけられなかった。
「うーん……困ったなあ……」
腕組みをして水道橋の街を見渡す。
霧に覆われ、不自然に切り取られた街。全然地下という感じはしない。この辺で一番高い建物はドーム横のホテルだと思うけど、ちゃんと屋上まですっぽりダンジョン内に収まっている。
改めて、なんでこんなことになってるのか疑問がわいてくる。
俺は何故トリファンの世界に来てしまったんだ? 誰かが俺をこの世界に召喚したとか? それなら神様的な人が出てきて説明してくれないとダメじゃねえ?
漫画とか小説みたいなことがまじで俺の身に起きているとして、そういうのってすごいやりこんだゲームの世界に行くものなのでは? レベルがカンストしててチートで無双なんじゃないの? 俺がトリファンの世界に呼ばれたってまだユーザーレベル5だからなんにもわかんねえんだけど。
ため息をついて柵に手を伸ばしたら、扉が開いているのに気付いた。
「あれ? ここ開いてんじゃん」
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あぶねえな。なんで開いてるんだ? 業者がメンテナンスしてる最中だったりしたのか、と思いつつ柵の外側に出てみる。
一番端まで歩いて、下を覗く。
「うっお、高けえ」
ちょうど真下が、舗装がぼこぼこになっている地点――俺がこの世界に来た時の場所だった。
……まあ、上から見ても何にも変わりないか。普通に高くてめっちゃ怖いだけだ。
ここから落ちたらやっぱり死ぬのかな。ゲームのキャラクターだったら死んでも生き返るけど、俺の場合はどうなんだろう。
「ニーナ、失礼いたします」
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リュカってお母さんみがある。っていうか俺が危なっかしい行動ばっかりするから無駄に心配かけてんのか。ゴメン……。
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音が反響して、どこから聞こえてきたのかわからない。辺りを見回していたら、アルシュがすっと遊園地の方を指差した。
ドームの天井が一部破けて、黒煙が上がっている。
「どうやら他の教団の者たちが戦闘中のようですね」
俺の腕をつかんだままリュカが言う。
「あ、そうか、同じ同盟の人たちも来てるんだった……」
ということはリリア姐さんもあそこで戦ってるのか。
「よし、じゃあドームに行ってみよう!」
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