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みんな大好き最強議論 休日パート

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今日は休日なのでいつも通り家でゴロゴロしている工場長ですが
いつもと違う点があります

「ラミエールさん、なぜうちにいるのでしょう?」
「工場長はいついかなる時に危険にさらされるかわからないのです、常に見張っている必要があるのです常在戦場!」
「大丈夫です、いいから今日は天界に帰ってください天使といえど休暇は必要です」
「問題ないのです」
「いやいや、そういいながらジョジョを1巻から読まないでください」
「今日はスティールボールランまで完読するつもりです」
「それもう一日居るつもりですよね?工場長部屋に誰かいられると落ちつかないのですが・・・」
「お気になさらずです」
「やれやれです・・・ジュースでも買ってきましょう」
「ごちになるのです」
―――
――


「だから最強はスタープラチナなんですよ」
「そんなベタなはずないのです」
「ですが荒木先生も言ってました、承太郎を倒せるのは居ないと」
「ねずみのスタンドにもやられてるしストーンオーシャンでもやられてるです」
「それは相性というのもありますから、もっとアベレージで考えてください」
「確かにスタープラチナは敵の撃退数はダントツですが戦術的価値を問うならばやはりクレイジーダイヤモンドが一番です」
「それは私も同感です、回復役がいることによる戦力の安定は必須です、でもそれならばゴールドエクスペリエンスのほうが上でしょう」
「クレイジーダイヤモンドのほうがすぐ治るし痛さもなくなるから仗助は前線に出る必要はないのです」
「あくまで回復役に徹するということですね、しかしそれは単体での最強にはなりません」
「グ、グム~・・・」
(なぜ悪魔超人風・・・)
「ではカーズを倒せるスタンドはなにかという話にするです」
「ザ・ハンドで削り取るというのはどうでしょう?」
「それはナイスアイディアです、ならばラミエール的にはヘブンズドアーで最強を書き換えるのです」
「ヘブンズドアーは最強能力の一つではありますが感性が合わないと発動しないですからね・・・カーズに露伴のマンガが合うでしょうか」
「だいじょうぶです、きっとカーズなら露伴のマンガは合うです」
「ではヘブンズドアーをかけてなんと書きましょう?」
「まず人間に攻撃ができない、その他破壊活動ができない、露伴の言うことは絶対服従、です」
「やはりヘブンズドアー最強ですね・・・荒木先生もいってました、一番欲しいスタンドだと」
「リアリティ大事です、荒木先生さすがなのです」


――気がつけば・・・どうでもいい話っ!
まさに・・・圧倒的にどうでもいい会話っ!
が・・・止まらない!このどうでもいい話っ!

「もうお昼ですか・・・今日は外に食べに行きますか」
「はいなのです」
―――
――

「ここはなんなのです?」
「回転寿司ですよ、ラミエールさんははじめてですか?」
「はい、ですいただきますです」
「では私も・・・」

ゴウンゴウンゴウンゴウン・・・

「食べ物が流れていくのです、これはどこにいくのです?」
「どこにも行きません、一周して帰ってくるんですよ」
「まあるい円なのですね、しかしそこからはじかれるものは存在を失うのです」
「えっと、それは乾いて捨てられるものもありますけど・・・」
「いえ、このコンベアの厨房と客席の間、歪みがあるのです」
「え・・・あ、ありますね確かに」
「円とは縁なのです、そこからはじかれれば記憶からもなくなるのです」
「それはさらざんまいの話でしょうか?前回かっぱだったから」
「いえ、工場長が他の世界にいってる間は工場長の記憶は皆から一時的に無くなっているという話です」
「それはつまりどういうことでしょう?」
「工場長が異世界で死んだ場合、工場長はこの世界はもちろん全て人から記憶が消え無かったことになるのです」
「それさらざんまい!」
「なのでラミエールは工場長の命を守らなくてはならないのです、工場長が死んだら工場長がいままでしたことがすべて無かったことになるのです」
「それさらざんまいのパクりぃ!だから前回かっぱだったの!?ねぇ?」
「だいじょうぶです、誰もさらざんまい見てないのです」
「あやまって!イクニ監督にあやまって!」

要は私が死んだ場合今までやってきたことが無かったことになるから
死ななければいいだけってことですよね

―――
――

「なので真の最強はグレンラガンなのです」
「ドラえもんがタイムストップウォッチで時間を止めるのです、そしてどこでもドアでさくっと暗殺されたら終わりなのです」
「タイムストップは螺旋力で無効化、どこでもドアで目の前に現れてもドラえもんはシモンに殴られます」
「螺旋力は反則なのですズルっこです」
「大人はズルいのです、海外のユーチューブでもグレンラガンが最強と認めてました」
「でもプロメアは大してヒットしてないです」
「あやまって!トリガーに、松ケンにあやまって!」
「わかったです、今石監督にも松ケンにもあやまりますがすしおにはあやまらないです」
(なぜすしおだけ・・・)

――延々繰り広げられるどうでもいいアニメ談義・・・
そうして夜は更けていく

「Zzzz・・・」

おや眠ってしまいましたか
特級天使といえども眠っているとただの子供ですね
しかしこうして考えると私も普通に結婚して娘なんかができて
一緒に休日を過ごすというのも悪いものではないですね
・・・などと思う工場長ではなかった

やはり休日はひとりでぼんやり過ごしたいです・・・
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