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1第目、出会い
2章
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路地裏を歩いて行くと、結構長かったように感じられた。エアコンの室外機が所々置いてあり、たまに動いている物もあった。たぶん、住んでいる人がいるのだろう。
だが、羅針は引き返す余裕はなく、明るく照らされている道の奥を目指すことしか、頭になかった。
ようやく明るくひらけた場所を見ることができた羅針は、胸を踊らせながら、一歩前進してしまった。もちろん来た道の奥に、人影があることに気づかない。
~異世界の扉~
羅針はどうやら、森の深い場所に出てしまったようだ。鳥の鳴く音「ピーヒャラ」と、葉が風に揺れてこすれる音「カサカサ」が心地よく聞こえる。
羅針は、ずっと都会に居たばかりに、こんなに素晴らしい景色を見れたことに、とてつもなく大きな感激を感じていた。
「あ、!!」
思わず、後ろを振り返った。
あった。来た道が。
本では、いつも帰り道がなくなるのに!
少し寒い風が、髪を撫でた。だが後には、心地よい風が流れてきた。
「私は絶対、別の空間に来てしまったんだ」 明らかに、都会の真ん中ではない。しかも、来たことも無いし、文明らしき物もない。
その後に気がついた。大きな弓矢を持った人形の石像から、羅針は出て来たことに!その人形の石像の土台の直方体の石の割れ目から、道がつながっているようだ。
一人で、ポツンと爽やかな風を感じながら立っていた。少し、寂しかった。
だが、羅針は引き返す余裕はなく、明るく照らされている道の奥を目指すことしか、頭になかった。
ようやく明るくひらけた場所を見ることができた羅針は、胸を踊らせながら、一歩前進してしまった。もちろん来た道の奥に、人影があることに気づかない。
~異世界の扉~
羅針はどうやら、森の深い場所に出てしまったようだ。鳥の鳴く音「ピーヒャラ」と、葉が風に揺れてこすれる音「カサカサ」が心地よく聞こえる。
羅針は、ずっと都会に居たばかりに、こんなに素晴らしい景色を見れたことに、とてつもなく大きな感激を感じていた。
「あ、!!」
思わず、後ろを振り返った。
あった。来た道が。
本では、いつも帰り道がなくなるのに!
少し寒い風が、髪を撫でた。だが後には、心地よい風が流れてきた。
「私は絶対、別の空間に来てしまったんだ」 明らかに、都会の真ん中ではない。しかも、来たことも無いし、文明らしき物もない。
その後に気がついた。大きな弓矢を持った人形の石像から、羅針は出て来たことに!その人形の石像の土台の直方体の石の割れ目から、道がつながっているようだ。
一人で、ポツンと爽やかな風を感じながら立っていた。少し、寂しかった。
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