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出口を目指して
それからの事…
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「大丈夫か?」
偶然にも、寝ていた所は道の横だった。
話しかけてきたのは、パトカーに乗っていた、若い二人だった。ここはどうやら、森の中の道路らしい。
足に少し痛みを感じた。見ると、掴まれていた所が、赤くなっていた。
だがそれは後に、骨にヒビが入っている事がわかる。
~~~~
警察に保護され、なんだかんだあり、いつもの生活に戻った。しかし、彼らの命は帰ってこなかった。あの出来事は、夢ではなかった。
一緒に遊園地へと行った四人は、最後には一人が、助かった。生き残った。
警察は今でも、西野君が保護されたあの道の近くで、三人を探している。ご遺体は一つも見つからず、あの遊園地もなくなっていた。
今思えば、どこの遊園地へと行ったのか、彼は覚えていなかった。
今は孤独ではない。新しい学校に慣れ、友達もできた。しかし、過去は振り返らない主義だけど、今回は別。
三人は、今どうしているのだろうか?もう、会えないのだろうか?
~そう話してくれた時、私に写真を見せてくれた。とてもボロボロであったが、亡き友はとても明るそうな表情だった。が、どこか寂しい雰囲気を漂わせていた。
写真を見た時私は、思わず目を大きく開いて見てしまった。
彼らの悪夢の元凶である遊園地(悪霊の住処)の光景が背後に写っていた。
恐らく彼らはその時には、普通の遊園地だと、幻を見させられて、騙されていたのだろう。そうでなければ、大抵の人は不気味な雰囲気によって近づかない。そんなふうに写真だけは物語っていた。
アの日を忘れない。
リ島に行っても、どこへ行っても忘れない
ガラス越しに見える遊園地。
トうとう、見つけた。
ウラミを忘れる事は出来ない。
彼は突然、居なくなった。
偶然にも、寝ていた所は道の横だった。
話しかけてきたのは、パトカーに乗っていた、若い二人だった。ここはどうやら、森の中の道路らしい。
足に少し痛みを感じた。見ると、掴まれていた所が、赤くなっていた。
だがそれは後に、骨にヒビが入っている事がわかる。
~~~~
警察に保護され、なんだかんだあり、いつもの生活に戻った。しかし、彼らの命は帰ってこなかった。あの出来事は、夢ではなかった。
一緒に遊園地へと行った四人は、最後には一人が、助かった。生き残った。
警察は今でも、西野君が保護されたあの道の近くで、三人を探している。ご遺体は一つも見つからず、あの遊園地もなくなっていた。
今思えば、どこの遊園地へと行ったのか、彼は覚えていなかった。
今は孤独ではない。新しい学校に慣れ、友達もできた。しかし、過去は振り返らない主義だけど、今回は別。
三人は、今どうしているのだろうか?もう、会えないのだろうか?
~そう話してくれた時、私に写真を見せてくれた。とてもボロボロであったが、亡き友はとても明るそうな表情だった。が、どこか寂しい雰囲気を漂わせていた。
写真を見た時私は、思わず目を大きく開いて見てしまった。
彼らの悪夢の元凶である遊園地(悪霊の住処)の光景が背後に写っていた。
恐らく彼らはその時には、普通の遊園地だと、幻を見させられて、騙されていたのだろう。そうでなければ、大抵の人は不気味な雰囲気によって近づかない。そんなふうに写真だけは物語っていた。
アの日を忘れない。
リ島に行っても、どこへ行っても忘れない
ガラス越しに見える遊園地。
トうとう、見つけた。
ウラミを忘れる事は出来ない。
彼は突然、居なくなった。
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