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日本
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【始まりの世界】
僕は日本に生まれた
小さい頃は障害があり、体が弱いまま高校生になった
こんな僕でも大切なものがあった
幼馴染だ
彼女は、僕がいつもいじめられていると、助けに来てくれる
嬉しさと同時に、虚しかった
『私がいないとダメなんだから』
そう言って、笑った
辛かった
その笑顔が
だから、
僕は強くなろうとした
強くなるまで、彼女と会わないと誓った
『…なんで……?』
彼女は泣いていた
自分をぶん殴りたい気持ちを抑え込んで、彼女に言った
「次は僕が守るよ」
そう言って、笑った
僕は強くなった、彼女と会うために
強くなった僕を見せたのは、1度だけだった
彼女との再会を果たそうとした
彼女が駆け寄る
早く抱きしめたかった
神は拒んだ
破裂音のようなクラクションを鳴らす
信号は青のはずだった
彼女の足は地面に張り付けられたかのように、固定された
気がついた時には、身体が彼女に近ずいていた
彼女の肩を押した、できるだけそっと
視界が黒ずんだ藍色に染まる
「前言撤回、弱いままだ」
そう言って、笑った
僕は日本に生まれた
小さい頃は障害があり、体が弱いまま高校生になった
こんな僕でも大切なものがあった
幼馴染だ
彼女は、僕がいつもいじめられていると、助けに来てくれる
嬉しさと同時に、虚しかった
『私がいないとダメなんだから』
そう言って、笑った
辛かった
その笑顔が
だから、
僕は強くなろうとした
強くなるまで、彼女と会わないと誓った
『…なんで……?』
彼女は泣いていた
自分をぶん殴りたい気持ちを抑え込んで、彼女に言った
「次は僕が守るよ」
そう言って、笑った
僕は強くなった、彼女と会うために
強くなった僕を見せたのは、1度だけだった
彼女との再会を果たそうとした
彼女が駆け寄る
早く抱きしめたかった
神は拒んだ
破裂音のようなクラクションを鳴らす
信号は青のはずだった
彼女の足は地面に張り付けられたかのように、固定された
気がついた時には、身体が彼女に近ずいていた
彼女の肩を押した、できるだけそっと
視界が黒ずんだ藍色に染まる
「前言撤回、弱いままだ」
そう言って、笑った
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