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ままごと
クラルバスの悲劇 第二話 誘惑の声
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「お兄ちゃん…もう帰ろう」
「…」
「お兄ちゃん!」
「…」
「どこ行くの?!お兄ちゃん!!」
「…」
「…!石…石…迷子になっちゃう…」
鳥人形
「我々が本来いたドラマでは、クラルバスを空から探すことができなかった。今回はそれをためそう。」
「さすがバニ…バニノゴン!」
「バニルゴス!機械等はよくわからんが、鳥の人形なら、言うことを聞かせられるんじゃないか?」
「流石だなバニルゴス。何匹か作って行かせよう。」
「ああ。」
「第二話ってなんなんだ?」
「クラルバスはあの通り美しい。声だって例外じゃなかった。美しい声で魅了される男たちを誰も住まわぬ廃屋を連れていき…廃屋ごと燃やした。」
「やべー野郎だな。」
「中には、女の子もいた。その子の隣は、身元不明だが、おそらく兄であったという。」
「作りながらよくそんなベラベラ喋れるな。」
「とりあえず一匹!青い鳥は幸運を呼ぶ鳥として親しまれた。送ってみる価値はある。」
「よろしく頼むぞ」
「おう。赤い人形、クラルバスを見つけりゃいいんだな?」
「喋るのか…」
「人形だし、それはいいんだよ。それを頼んだよ。」
「いいだろう。すぐに見つけてやるさ。」
「さり際もかっけぇ鳥だなー」
「イメージをツバメにしといてよかったかもね。」
…
「あいつは廃屋に集めると言っていた。この辺に廃屋は…山の麓の近くの森の中の一軒の廃屋。のが多いな。」
…
「お兄ちゃんが…お兄ちゃんが…そっちはだめだよ!山は迷うから行くなって言われたでしょ!もう!そろそろ石が…」
…
「ん?なんだこの石。白くてかがやいやがる。コンクリートの上じゃよく目立つな。迷わねぇようにの目印か。…間隔が狭い。こんなんじゃすぐなくなる。たぶん山の方だろ。いくつか届けてやろう。」
…
「石が…そういえば、パン!味つき食パン一枚お弁当として持ってきてた!ほつれてるし、これなら…」
…
「なんだこれ…まずいな。石が途切れてやがる。近くの廃屋…さすがに知らねぇぞ…」
「おーい!それなら知ってるぜ!」
「黄色い鳥!」
「さっきできたんだ!廃屋は、なんとなくその先だぜー!」
「おおー!参考にならん!くそ!」
…
「なに…この廃屋…こんなの森にあったんだ…他にも男の人がいっぱい…」
「…人形がこんなにも集まるとは。」
「!人形!」
「あら?正気の子…まぁいいわ。あなたたち全員!燃えて消えればいいのよ!」
「マッチ…」
「うふふ…残念な子ね。さよなら」
「させるか!」
「んな…マッチの火のみを投げた石で消したのか…」
「鳥を舐めてもらっちゃ困るぜ!」
「たかが人形のくせに!」
「黄色い鳥!頭にやってやれ!嬢ちゃん。あんたか?この石。」
「それは!」
「あれじゃ感覚は狭すぎる。まぁ、そのおかげで武器にできたがな。気をつけなよ。」
「ありがとう…」
「チッ…このクソが…今日はやめね。さよなら。」
「黄色!追いかけろ!」
「言われずとも…」
「黄色ー!」
「さよなら」
「あれ?俺は…」「どこだ?ここ…」「主人は?」
「戻ってく…」
「あれ?」
「お兄ちゃん!」
「お…おう…」
「石のとこまで案内できる。ついてきな。」
「うん!」
「え?う…うん…」
…
「気を付けて帰れよ。俺は…黄色を持っていく。」
「…鳥さん!」
「ん?」
「かっこよかった。」
「ありがとよ。ははっ…あいつらの出番なかったな。」
「…」
「お兄ちゃん!」
「…」
「どこ行くの?!お兄ちゃん!!」
「…」
「…!石…石…迷子になっちゃう…」
鳥人形
「我々が本来いたドラマでは、クラルバスを空から探すことができなかった。今回はそれをためそう。」
「さすがバニ…バニノゴン!」
「バニルゴス!機械等はよくわからんが、鳥の人形なら、言うことを聞かせられるんじゃないか?」
「流石だなバニルゴス。何匹か作って行かせよう。」
「ああ。」
「第二話ってなんなんだ?」
「クラルバスはあの通り美しい。声だって例外じゃなかった。美しい声で魅了される男たちを誰も住まわぬ廃屋を連れていき…廃屋ごと燃やした。」
「やべー野郎だな。」
「中には、女の子もいた。その子の隣は、身元不明だが、おそらく兄であったという。」
「作りながらよくそんなベラベラ喋れるな。」
「とりあえず一匹!青い鳥は幸運を呼ぶ鳥として親しまれた。送ってみる価値はある。」
「よろしく頼むぞ」
「おう。赤い人形、クラルバスを見つけりゃいいんだな?」
「喋るのか…」
「人形だし、それはいいんだよ。それを頼んだよ。」
「いいだろう。すぐに見つけてやるさ。」
「さり際もかっけぇ鳥だなー」
「イメージをツバメにしといてよかったかもね。」
…
「あいつは廃屋に集めると言っていた。この辺に廃屋は…山の麓の近くの森の中の一軒の廃屋。のが多いな。」
…
「お兄ちゃんが…お兄ちゃんが…そっちはだめだよ!山は迷うから行くなって言われたでしょ!もう!そろそろ石が…」
…
「ん?なんだこの石。白くてかがやいやがる。コンクリートの上じゃよく目立つな。迷わねぇようにの目印か。…間隔が狭い。こんなんじゃすぐなくなる。たぶん山の方だろ。いくつか届けてやろう。」
…
「石が…そういえば、パン!味つき食パン一枚お弁当として持ってきてた!ほつれてるし、これなら…」
…
「なんだこれ…まずいな。石が途切れてやがる。近くの廃屋…さすがに知らねぇぞ…」
「おーい!それなら知ってるぜ!」
「黄色い鳥!」
「さっきできたんだ!廃屋は、なんとなくその先だぜー!」
「おおー!参考にならん!くそ!」
…
「なに…この廃屋…こんなの森にあったんだ…他にも男の人がいっぱい…」
「…人形がこんなにも集まるとは。」
「!人形!」
「あら?正気の子…まぁいいわ。あなたたち全員!燃えて消えればいいのよ!」
「マッチ…」
「うふふ…残念な子ね。さよなら」
「させるか!」
「んな…マッチの火のみを投げた石で消したのか…」
「鳥を舐めてもらっちゃ困るぜ!」
「たかが人形のくせに!」
「黄色い鳥!頭にやってやれ!嬢ちゃん。あんたか?この石。」
「それは!」
「あれじゃ感覚は狭すぎる。まぁ、そのおかげで武器にできたがな。気をつけなよ。」
「ありがとう…」
「チッ…このクソが…今日はやめね。さよなら。」
「黄色!追いかけろ!」
「言われずとも…」
「黄色ー!」
「さよなら」
「あれ?俺は…」「どこだ?ここ…」「主人は?」
「戻ってく…」
「あれ?」
「お兄ちゃん!」
「お…おう…」
「石のとこまで案内できる。ついてきな。」
「うん!」
「え?う…うん…」
…
「気を付けて帰れよ。俺は…黄色を持っていく。」
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「ん?」
「かっこよかった。」
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