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店長の休憩
7月通過
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「店長のねぇちゃん」
「あら、少し遅かったんじゃない?」
「うん。ごめんね。」
「いいよ。待ってないから。」
「それはひどい!」
「ごめんね。」
親子丼
「親子丼か。」
「丼物は好きだから。」
「丼物というより米でしょ?」
「確かに」
「まぁ、家の親子丼は絶品だから。カツ丼のほうがうまいけど。」
「2回頼まれてるからね。」
「2回?」
「なんでもないよ。」
「どお?おいし?」
「鳥がぷりぷり!卵ふわふわ!最高だよ!」
「食べながら完璧に話せるようになったね。汚いけど。」
「しょうがないじゃん!美味しさを言おうとしたらこうなる!」
「飲み込んでからね話しなさい。」
「すぐ言いたい!」
「それはありがたいけどね…」
「んむ…んむ…んむ…」
「そんな急いで食べないで。」
「今日は急用あるから!早めじゃないと!」
「どんな?」
「あとお楽しみだよ。」
「?」
「はぁ~!うまかった!」
「よかったわ。」
「卵に味付けがあるね。僕の舌は騙せない。」
「さすがね。」
「調理法は聞かないでおくよ。真似されたら困るでしょ?」
「いいわよ。真似できないから。」
「じゃあどんなの?」
「砂糖と醤油とみりんと店員の愛情。」
「確かに真似できない…」
「愛は店員のじゃないといけない。」
「さらに真似できそうにないや…じゃあ僕、これから用事だから!じゃあね!親子丼最高だったよ!」
「うん。またね。」
…
「あの子、ほんとに月一くらいで来るのね~。お姉さんはたまにだけど。」
「はっ!」
「いるのは知ってるよ。あの子の急用があなたが来ることってのも。」
「うぅ…」
「あ待って、鼻血が…」
「あぁ!」
「あら、少し遅かったんじゃない?」
「うん。ごめんね。」
「いいよ。待ってないから。」
「それはひどい!」
「ごめんね。」
親子丼
「親子丼か。」
「丼物は好きだから。」
「丼物というより米でしょ?」
「確かに」
「まぁ、家の親子丼は絶品だから。カツ丼のほうがうまいけど。」
「2回頼まれてるからね。」
「2回?」
「なんでもないよ。」
「どお?おいし?」
「鳥がぷりぷり!卵ふわふわ!最高だよ!」
「食べながら完璧に話せるようになったね。汚いけど。」
「しょうがないじゃん!美味しさを言おうとしたらこうなる!」
「飲み込んでからね話しなさい。」
「すぐ言いたい!」
「それはありがたいけどね…」
「んむ…んむ…んむ…」
「そんな急いで食べないで。」
「今日は急用あるから!早めじゃないと!」
「どんな?」
「あとお楽しみだよ。」
「?」
「はぁ~!うまかった!」
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「さすがね。」
「調理法は聞かないでおくよ。真似されたら困るでしょ?」
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「うん。またね。」
…
「あの子、ほんとに月一くらいで来るのね~。お姉さんはたまにだけど。」
「はっ!」
「いるのは知ってるよ。あの子の急用があなたが来ることってのも。」
「うぅ…」
「あ待って、鼻血が…」
「あぁ!」
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