話し相手

糸子(イトコ)

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ままごと

遊び相手

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二人の少女がキャッキャウフフと砂遊びをしている。可愛らしい光景である。
そして近くのすべり台の柱から顔をのぞかせ、砂場の少女を見る少年がいる。彼は遊びたいだけである。

子どもの幻想を担う者
ちなみにこの少年、かれこれ20分はじっとしてて周りのやつが気味悪く思い出している。
そこに一人の小さく、22cmくらいの子が話しかけてきた。
「おにいちゃんあそばないの?」
「え?あ…いや…あそびたい。けど…はずかしくて…」
少年はもじもじしてなんなら気味悪いレベルである。顔で許されてる感はある。
「うっざ」
「なんだと!」
小さい子は意外と正直者なのだろう。
「え…」
「おねぇちゃんたちー!」
小さい子は少女たちに大きな声をかけた。
「ん?」「ん?」
「あのおにいちゃんがまじりたいだってー!」
「どおする?」「ひとおおいほうがたのしいでしょ。いいよ~!」
「だってさ」
「え…でも…ぼく…」
「いいからいけっての!」
小さい子は少年の背中をドロップキック。痛くはなかったものの、勢いよく飛び出し、危うくこけるところだった。
「いらっしゃい!おなまえは?」
「あ…えと…」
「きっとはずかしがりなんだよ。さっきも20ぷんくらいこっちみてたし。」
(バレてた!)
「すとーかーっていうんだっけ?」
「これはちがくない?」
「あれ?そう?まぁいいや!いっしょあそびましょ!」
「…う…うん!」
3人はとても幸せそうに遊んでいた。
ふと少年は、あの小さい子を思い出した。
「あれ?あのこは?」
「あの子?そういえばさっきこえかけてくれたこいたねー。どこいったんだろ?」「さぁ?」

「たまには公園に遊びに来るのもいいね~。いい話聞けた?」
「そうね。あそこの3人合わせたくらいよ。楽しそうでしょ?」
「子供の頃には君のような妖精をみるくらいがいいからね。まぁ人形だけど。」
「ってか人形の散歩ってなによ。」
「動くタイプはたまに動かないとね。」
「あそ。」
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