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相談
兎の姿を借る虎
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「こんにちは~」
可愛らしい女性が入ってきた。
「いら…っしゃいませ。」
「えっと、ブラッディミルクはありますか?」
いちごミルク?
「ブラ…なんと?」
「ブラッディミルクです。」
「ブラッディミルク…すいません、初めて聞いたもので…」
「あら知らない?ここなら扱ってると思ったのに…」
「ん…ブラッディ…あ、あー!あれですね!少々お待ち下さい。」
「あるのね!ありがとう!」
…
「こちら、ブラッディミルク、別名「借物」でございます。」
「それよそれ!」
「よかった。こちらで本当に合ってるのですね?」
「ん…ん……ん…うん。この新鮮な感じ、合ってるわ。」
「ん~。こんな美しい方でこれを飲まれるのは数百年ぶりレベルですね。」
「何歳なの?」
「申し訳ございませんがお答えできません。」
「あは、スマホの子みたい。」
「はは…」
「そうだ!この辺で…男の多い場所知らない?」
「できれば問題は起こさないでいただきたいのですが…」
「裏のサキュ…」
「それ以上言えば店を潰す」
「あなた様には頭が上がらないです。」
「それでいい。」
「サキュバス…」
「潰す」
「もう一杯どうぞ」
「許す。」
「…」
「はぁ~…やっぱこのい血後ミルクはいいわ~。全身が生き返る。」
「飲んでないのですか?」
「最近のやつは2次元ばっかりよ。食えなくて死にそうで。対して男の吸血族共はいいわ~。パパ活とか言って女吊し上げだもん。物理的に」
「…すいません。少し身震いが…」
「マスターなんか人間っぽいね。」
「一応人間ですから。」
「嘘つけこのクソが。」
「すいませんね。」
「いい男いないかな~…」
「吸わないなら紹介しますが…」
「それは無理。」
「では…」
「ん~ちょっと待って…」
「いくらでも待ちますよ。」
「…まぁ男くらい裏に行けばいくらでもいるしいいか。」
「やはり闇系でしたか。」
「あいつらクズな分うまいぞ。」
「聞きたくないです。」
可愛らしい女性が入ってきた。
「いら…っしゃいませ。」
「えっと、ブラッディミルクはありますか?」
いちごミルク?
「ブラ…なんと?」
「ブラッディミルクです。」
「ブラッディミルク…すいません、初めて聞いたもので…」
「あら知らない?ここなら扱ってると思ったのに…」
「ん…ブラッディ…あ、あー!あれですね!少々お待ち下さい。」
「あるのね!ありがとう!」
…
「こちら、ブラッディミルク、別名「借物」でございます。」
「それよそれ!」
「よかった。こちらで本当に合ってるのですね?」
「ん…ん……ん…うん。この新鮮な感じ、合ってるわ。」
「ん~。こんな美しい方でこれを飲まれるのは数百年ぶりレベルですね。」
「何歳なの?」
「申し訳ございませんがお答えできません。」
「あは、スマホの子みたい。」
「はは…」
「そうだ!この辺で…男の多い場所知らない?」
「できれば問題は起こさないでいただきたいのですが…」
「裏のサキュ…」
「それ以上言えば店を潰す」
「あなた様には頭が上がらないです。」
「それでいい。」
「サキュバス…」
「潰す」
「もう一杯どうぞ」
「許す。」
「…」
「はぁ~…やっぱこのい血後ミルクはいいわ~。全身が生き返る。」
「飲んでないのですか?」
「最近のやつは2次元ばっかりよ。食えなくて死にそうで。対して男の吸血族共はいいわ~。パパ活とか言って女吊し上げだもん。物理的に」
「…すいません。少し身震いが…」
「マスターなんか人間っぽいね。」
「一応人間ですから。」
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「すいませんね。」
「いい男いないかな~…」
「吸わないなら紹介しますが…」
「それは無理。」
「では…」
「ん~ちょっと待って…」
「いくらでも待ちますよ。」
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