話し相手

相談

そういえばあの日、彼氏ができた

「ふーんふふーんふふーん！」
バンッ！
「マスター！ここの存在完全に忘れてた！」
「入って早々にひどいことを言わないでください。いらっしゃいませ。」

カラーパッド
「もちろんおすすめお願い！」
「ええ。…ずいぶんと上機嫌ですね。」
「そりゃもう！」
「できたんですか？」
「そうじゃないとこうは上機嫌じゃないさ！」
「偏見ですが多分難しいパズルできたときと同じくらいなのでは？」
「ぐっ！確かに…」
「これ、「カラーパッド」といいます。あなたの、未来の色が窺えましよう。」
「面白いもんあるよねー。」
…
「何が見えました？」
「なんか…フラッシュ暗算みたいに来るんですね…黄…赤…黄…桃…黄…黄…赤青…黒？赤…黄…桃…」
「結果、教えてあげましょうか？」
「いえ、いいです。なんとなくわかるので。」
「そうですか。ちなみに、なにか形のあるものが見えました？」
「あ！バラが…」
「それはラッキーアイテムです。」
「ラッキーアイテム…彼に買っていこうかな。」
「今はやめといたほうがいいですよ。」
「え？そうなの？」
「ええ。なんとなく、ですが。」
「マスターの勘は当たるって知ってるから。言う事聞いてあげよう。」
「酔いました？」
「そこまで弱くはないさ。」
「そうですか。」
「…ちなみに…桃って？」
「…わたしに言わせないでいただきたい。」
「…///…恥ず///…」