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ままごと
一方その頃(兄弟)
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「あんにゃろ!くそ!」
…あれ?こんなとこに古い人形屋?最新のやつはなくとも…なんかあるかな…
キャラクターを愛したあなたへ
「ご来店よ!」
「「「いらっしゃいませ~!」」」
「俺達は人形だよ!」
「見りゃわかる!」
「「「あはははは!」」」
し…心臓…止まるかと…
「おい!客が腰抜かしてるぞ!」
「やりすぎたんだ!もっと方法考えようぜ!」
「じゃあどおするんだよー!」
「喋らなきゃいいんじゃないかしら。」
「「確かに~」」
何なんだこいつら…話が通じそうにねぇ…
「あっそうだった。てんちょーーー!」
「ん…聞こえて…ふぁ~…」
「寝ぼけた頭がさらに爆発だぜ!」
「「「あはははは!」」」
「寝起きにうるさいな~。いや~ごめんね。こいつ等は気にしなくていいから。こっちに来て。」
「あっはい…」
「いや~すまねぇな~。」
「ここは不思議の人形屋さ!あはは!」
「くまちゃんだっている。」
「「は~あ~い!」」
「お気に入りを探してくれよ。」
「ほら黙った黙った!」
「「「はぁ~い」」」
「はぁ~…なにか、お求めかな?」
「あっいえ、なんとなく入っただけで…」
「あっそうだった?ごめんね。うるさくて…」
「あっ…いや、その…」
「あれがなにか、だよね?」
「そう!そうだよ!あんなギャグ漫画…というかセサ○ストリートみたいな…」
「あれはね~…なんていうか…喋る人形。」
「そりゃそうだよ!見たらわかる!」
「それ以外の詳細は言えないんだ。ごめんね。」
「そうですか…」
「せっかくだから、人形、作ってあげようか?君だけの最高傑作。」
「…いいんですか?」
「いいとも。」
「喋りますか?」
「喋らなくもできる。」
「性格は思い通りに…」
「ならない。」
「…じゃあ………2人作ってほしい。喋らないやつで。」
「よし来た。オーダーメイド?それとも、僕が合う人形を作ろうか?」
「オーダーメイドで。こういうアニメのキャラクターだ。いけるか?」
「OK。ばっちこいだ。これなら…3時間。3時間後に、また来てくれ。」
「わかった。」
「一体1480円ね。」
「そこそこするな~。」
「ごめんね。あっ、喋らないやつか、じゃあ1200円。」
「おしゃべり代280円か…」
「それじゃ、また後でね。」
「わかった。」
「あら、店長作りに行っちゃったわ!この店の番は誰がするのかしら~!」
「「「するのかな~!」」」
「あ~…しねぇぞ?」
「チッ」「チッ」「チッ」「チッ」
「俺この店のやつじゃねぇからな。お前らが番でもやっとけ。」
「俺たちゃもうつかれたのさ。」
「そうよそうよ!毎日吊るされたり、座らせられたり!」
「毎日毎日飽きるってもんだぜ~。」
「…うるせぇやつらだな。」
「「「おれたちゃそんなもんだ!あははははは!」」」
「わかったわかった。話し相手になら、なってやる。」
「待ってました~その一言!」
「いい話、期待してるぜ~。」
「椅子、あるか?」
「ワン!ワン!」
「あーおけおけ。あの犬が座ってるドアの前の椅子ね。」
「ワン!ワン!」
「犬の人形は、ちゃんと犬なのに、くまの人形は人の声なんだな。」
「グルルルルル!」
「そこは言っちゃいかんぜ。」
「おっと、すまん。」
…なんでこんなことに…
「あー…実はな、お互いの好きなアニメが違くて、弟とケンカしてな…」
「「「おぉぉぅ…」」」
「いろいろ、そのアニメのこれが嫌だの、これが嫌いだの、お互い罵りあった…」
「「「あぁぁぁ…」」」
「俺も言い過ぎたよ…」
…3時間後
「それで俺は、ここで人形をあいつにプレゼントして、仲直りしたくてな。」
「さすが兄貴だぜ…」
「かっこいいわ~…」
「くぅぅぅん…」
「いるか~い?」
「おっ、できたみてーだ。」
「確かめにいきな。そんなくせー犬置いといてな。」
「ぐるるるるる!」
「おっとすまんて。」
「こいつは日の匂いがする。悪くはない。」
「ワン!わん!」
「案外可愛いな。」
「ほら。こっち。早く来な。」
「おっとそうだった。すまんな。」
「わん!」
「ちらっと見たが、いい出来だぜ~!」
「弟さんも気にいるわ!」
「どれ?」
「こんな感じ。どうですか?」
「あぁ…最高だ。このキャラも…これは弟も喜びそうだ。ありがとう。」
「いえいえ。」
「…ほら。金だ。また来る。次は弟も連れてくるさ。」
「わかった。それじゃあね。」
「「「またな~!」」」
…あれ?こんなとこに古い人形屋?最新のやつはなくとも…なんかあるかな…
キャラクターを愛したあなたへ
「ご来店よ!」
「「「いらっしゃいませ~!」」」
「俺達は人形だよ!」
「見りゃわかる!」
「「「あはははは!」」」
し…心臓…止まるかと…
「おい!客が腰抜かしてるぞ!」
「やりすぎたんだ!もっと方法考えようぜ!」
「じゃあどおするんだよー!」
「喋らなきゃいいんじゃないかしら。」
「「確かに~」」
何なんだこいつら…話が通じそうにねぇ…
「あっそうだった。てんちょーーー!」
「ん…聞こえて…ふぁ~…」
「寝ぼけた頭がさらに爆発だぜ!」
「「「あはははは!」」」
「寝起きにうるさいな~。いや~ごめんね。こいつ等は気にしなくていいから。こっちに来て。」
「あっはい…」
「いや~すまねぇな~。」
「ここは不思議の人形屋さ!あはは!」
「くまちゃんだっている。」
「「は~あ~い!」」
「お気に入りを探してくれよ。」
「ほら黙った黙った!」
「「「はぁ~い」」」
「はぁ~…なにか、お求めかな?」
「あっいえ、なんとなく入っただけで…」
「あっそうだった?ごめんね。うるさくて…」
「あっ…いや、その…」
「あれがなにか、だよね?」
「そう!そうだよ!あんなギャグ漫画…というかセサ○ストリートみたいな…」
「あれはね~…なんていうか…喋る人形。」
「そりゃそうだよ!見たらわかる!」
「それ以外の詳細は言えないんだ。ごめんね。」
「そうですか…」
「せっかくだから、人形、作ってあげようか?君だけの最高傑作。」
「…いいんですか?」
「いいとも。」
「喋りますか?」
「喋らなくもできる。」
「性格は思い通りに…」
「ならない。」
「…じゃあ………2人作ってほしい。喋らないやつで。」
「よし来た。オーダーメイド?それとも、僕が合う人形を作ろうか?」
「オーダーメイドで。こういうアニメのキャラクターだ。いけるか?」
「OK。ばっちこいだ。これなら…3時間。3時間後に、また来てくれ。」
「わかった。」
「一体1480円ね。」
「そこそこするな~。」
「ごめんね。あっ、喋らないやつか、じゃあ1200円。」
「おしゃべり代280円か…」
「それじゃ、また後でね。」
「わかった。」
「あら、店長作りに行っちゃったわ!この店の番は誰がするのかしら~!」
「「「するのかな~!」」」
「あ~…しねぇぞ?」
「チッ」「チッ」「チッ」「チッ」
「俺この店のやつじゃねぇからな。お前らが番でもやっとけ。」
「俺たちゃもうつかれたのさ。」
「そうよそうよ!毎日吊るされたり、座らせられたり!」
「毎日毎日飽きるってもんだぜ~。」
「…うるせぇやつらだな。」
「「「おれたちゃそんなもんだ!あははははは!」」」
「わかったわかった。話し相手になら、なってやる。」
「待ってました~その一言!」
「いい話、期待してるぜ~。」
「椅子、あるか?」
「ワン!ワン!」
「あーおけおけ。あの犬が座ってるドアの前の椅子ね。」
「ワン!ワン!」
「犬の人形は、ちゃんと犬なのに、くまの人形は人の声なんだな。」
「グルルルルル!」
「そこは言っちゃいかんぜ。」
「おっと、すまん。」
…なんでこんなことに…
「あー…実はな、お互いの好きなアニメが違くて、弟とケンカしてな…」
「「「おぉぉぅ…」」」
「いろいろ、そのアニメのこれが嫌だの、これが嫌いだの、お互い罵りあった…」
「「「あぁぁぁ…」」」
「俺も言い過ぎたよ…」
…3時間後
「それで俺は、ここで人形をあいつにプレゼントして、仲直りしたくてな。」
「さすが兄貴だぜ…」
「かっこいいわ~…」
「くぅぅぅん…」
「いるか~い?」
「おっ、できたみてーだ。」
「確かめにいきな。そんなくせー犬置いといてな。」
「ぐるるるるる!」
「おっとすまんて。」
「こいつは日の匂いがする。悪くはない。」
「ワン!わん!」
「案外可愛いな。」
「ほら。こっち。早く来な。」
「おっとそうだった。すまんな。」
「わん!」
「ちらっと見たが、いい出来だぜ~!」
「弟さんも気にいるわ!」
「どれ?」
「こんな感じ。どうですか?」
「あぁ…最高だ。このキャラも…これは弟も喜びそうだ。ありがとう。」
「いえいえ。」
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「わかった。それじゃあね。」
「「「またな~!」」」
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