2週間と200余年と。出会って変わったふたりの始まり。~ハロウィンダンションで

なかむ楽

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19.ハピパピ♡ハロウィン②

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「セム……ん、んん♡ 好き♡ 会えなくて、恋し、かったぁ、あ♡ あんっ♡ あ♡」

「僕も。フィーリーが、恋しかった、です。んっ、きもちいい」

「あ♡ はぁっ♡ うん。セム、セムぅ♡ きもちいいっ♡ ……すご、イイッ♡」

 セムはフィーリーの肩や首に食らいつくようにキスを繰り返す。肌と汗の味、豊かな青い髪から香る髪油の花の匂い、芳しい強い雌の匂いが強く酩酊させる。
 ふたり分の体液でべたべたの柔らかい尻肉を掴んで、がむしゃらに突き上げる。揺するたびに上下に動くおっぱいが大胸筋に当たるのもいい。特にツンと尖った乳首が擦れると、胸の内がきゅんきゅんする。
 ぐっちゅ、ぐぽっ。ピストンのたびに淫らな音が結合部からして、フィーリーを煽っている。

「はぁ……、イきそ……」

 はぁっと深い息をしながら弱音を吐くと、フィーリーがいやいやと首を振る。青い髪が左右に揺れると海にみたいできれいだ。

「やだ♡ まだ、だめ♡ もっと♡ きもちいいの、いっぱいして♡」

 いつもはふてぶてしいのに、かわいいおねだり。ギャップありすぎて、セムの胸はギュンギュン高鳴る。そういうところも好きな理由のうちのひとつだ。

「ああ、もうっ! フィーリー!」

「あっ!」

 つながったまま押し倒してフィーリーの上に乗る。ぐっちゅん、ぬちゅ、と結合部からいやらしい音がする。

「奥にいっぱい、……します、から」

 曲線が美しい弾力ある片足を大きく開き、セムは肩に担ぐ。柔らかく淫らな膣はガチガチに固い雄肉のためにいやらしくかたちを変える。

「んっっ♡ く、ひぃ♡♡」

「ドスケベな奥に、いっぱい、ちゅーしますからね」

 狭くきつい蜜口のキワまで抜いて、ぐちゅんっ、一気に貫く。フィーリーは声にならない喘ぎ声をあげて、汗を吹き出している。愛蜜もどっぷどぷ出して、攻められるのを悦んでいる。
 欲張りなフィーリー。Sっ気があってドM。自分勝手なのに相手に合わせることを知っている。セムのいやらしい牝犬ビッチちゃん。
 そう、この1年でセムはスケベな言葉も覚えたのだ。

「あっ、ああぁ────っ♡♡♡」

 打ち付けた奥を亀頭でごりゅごりゅ掻き回すと、目に溜めていた涙をボロボロと零す。その泣き顔のなんとかわいらしいことか。セムは大きな八重歯を見せて笑む。

「フィーリー。もっと泣いて。僕を求めて」

「んっ♡ んぁっ♡ せ、むぅ♡ せむっ♡」

 健気にもシーツを掴んでいるから、ぱちゅんぱちゅん打ちつけながら、おっぱいを掴んだ。さらにつながりが深くなって、フィーリーは首を大きく反らす。

「ひ────ぅぅん♡♡♡」

 ぎちぎちに締めつけるなかが吐精を促す。まだとか、もっととか、言っていたのはフィーリーだ。
 射精したい。熱くてとっろとろに蕩けている腟内なかを再び汚したい。いいや、孕ませたい。

「……勝手にイったら、だめじゃ、ないですか」

 乳首を指で弾いてやると、フィーリーはビクンッと大きく跳ねながら、苦悶のとも法悦ともとれる蕩けた表情で絶頂を続ける。

「好きな子ほど、いじめたいって、理由。ん、わかる気が、します」

 セムも自分がいいように雄肉を膣の襞でめちゃくちゃに扱く。熱い。暑い。あつくて、吹き出した汗が飛んでフィーリーの身体に落ちて、混ざり合い落ちる。
 この1年。フィーリーのことを思っては自慰しゅぎょうしていた成果が出た。さっきはフィーリーに抱かれて呆気なく射精してしまったけれども。

「い、じめ、ないれぇっ♡ イってる、からぁ♡ んんあああ♡♡」

 はち切れんばかりに勃っているぬるぬるの秘粒をつまんで扱く。フィーリーはとっくに快楽堕ちしているのに、さらに堕ちる。面白いほどに。そんな雌の身体を貪るだなんて、セムも堕天使として立派になったものである。

「あああっ♡ そこ♡ だめ♡ イ……っっくぅぅぅ♡♡♡」

「イってるんでしょ♠」

 いいだけいじめて、ふやけた指の愛蜜を口で舐めとる。足の付け根で、びっしょびしょの青い和毛と小さくてかわいい秘粒をいじめるのも忘れない。

(ん。すっごくおいしい。次の時はフィーリーのお×××いっぱい舐めよう)

 射精感で首の付け根がぢりぢりする。もうあと少しで、待ちに待った解放がやって来る。いや、みずからから行くのだ。愛おしい人と一緒に。

「ん、フィーリー。フィーリー。愛してます」

「あ──♡ あぁ────ぁぁぁ♡♡♡」

 フィーリーの奥の奥。とろとろにさせた場所でびゅくびゅく射精する。
 セムは目を閉じて、強い快感と愛しさを覚える。

「あ、はぁっ、フィーリー……っ」

 孕んで。愛の結晶を。濃いのをどっぴゅどぴゅたくさんしたから、孕んで。
 堕天使と人間がほいほい妊娠するとは思えない。けれど、願う。

「ん……♡ んん……♡」

 今度ばかりはフィーリーも恍惚のなかを揺蕩たゆたっているよう。顔がうっとりと夢見心地で、身体のあちこちが弛緩していく。青い髪を波打たせて、白い肌は玉の汗で輝いている。

「夜明け、みたいに美しい……。僕の、僕だけの夜明けの女神。……はぁ、愛しています」

 幸せいっぱい満たされたセムは、くたりとしたフィーリーの上に覆い被さる。永遠にフィーリーとひとつになっていたかった。



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