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13.だって、好きなんだもん③
しおりを挟むフィーリーは「うう……ん」と寝言を発して、精液でまみれたおっぱいに手をやって、無意識的に拭い、赤い舌を出して舐めとっている。
(うわぁ。フィーリー、すんごーくかわいいいいい。かわいさ大盛り~~)
でも起きてしまうかもしれない。異端審問のすえに殺されたくない。セムは起こさないように静かに退いて、フィーリーを綺麗にしようと神聖魔法を唱え始めたのだが……。
寝ているフィーリーは、おっぱいを揉みながら、乳首を弄り、寝息を荒くする。そのうち、ごそりと背を丸めて、片手を秘所にやり、嬲り始めた。
「……ん、ふ……ぁ♡」
寝ているのに? 寝ていても?
(えっちっちぃすぎやしません?)
セムは神聖魔法の詠唱を止めて、フィーリーのえっちな寝返りを眺める。
「あ♡ セム♡ セム♡」
「あ、はい」
「ん♡ 舐めて♡」
舐めていいのか! さっきも舐めればよかった! 挿入れちゃえばよかった!
寝ていて、くたりとしているフィーリーの足を開く。剣だこのある白い指が、秘密の赤い場所をくちゅくちゅ巧みに玩んでいる。セムに教える時よりも激しい匠の技だ。
白い指は、小さい小さいショーツと青い和毛に隠れた秘粒を転がして、おちんちんみたいに扱く。
「セム♡ いい♡ じょーず♡」
(まだなにもしてませんけど!)
見ているだけで興奮する。フィーリーが自分でおっぱいを揉んで、大事なところをくちゅくちゅしている。どんな夢を見たらこうなる?
大量の精液を塗り込むようにフィーリーがおっぱいを片手で捏ねる。それがとってもいい。
(えっちしないって言ってたのに)
くぽくぽ♡ 指がヒクヒクしている蜜口を掻き、愛蜜だらけの指でぬりゅぬりゅと秘粒を弄くる。
「舐めますよ?」
舐めろと言ったのはフィーリーだ。
それに、もうおちんちんがパンパンに腫れてしまった。にゅこにゅこ肉棒を上下に扱きながら、真っ赤に熟れた秘所に舌を沿わせる。白い指にキスをすると、その手がセムの金の髪をなでなでする。
(あ~~。挿入れたい……)
犬のように肉びらをぺろぺろして、ぢゅるちゅる愛蜜を啜る。フィーリーは「あは♡ すご♡」と言いながら太腿でセムの顔を挟んだ。
(動けないじゃないですかっ)
筋肉女であるからして、その力も強い。柔らかくて弾力性のある太腿なのに。これはこれで幸せかも。
フィーリーが悦ぶ秘粒を後回しにして、小さな蜜口に尖らせた舌先をねじ込んで、れろれろ動かす。教わらなかったが、こうしたほうが悦んでくれると思った。指のようにはいかないけれども。
「はぁっ♡ ん、せぇむぅ♡ もう挿入れて♡ めちゃくちゃにずこずこして♡♡」
「動けないんですって……っ、はぁっ」
セムはセムで自分の手でぬるぬるの亀頭を優しくにゅこにゅこ扱いて、初めての自慰よりハードにチャレンジしている。
しゅこしゅこでわかったこと。我慢の感覚。しゅこしゅこを一旦やめていいこと。亀頭はデリケートということ。
うん。と反芻しながら、秘粒を銜える。
(ここはフィーリーの亀頭みたいなもので。優しくしつつも、激しくする)
唇で啄んだり、舌先でつついたり、舌のざらざらしたところでれろれろする。そのどれもの反応がよかった。ので、セムは気をよくして、にゅこにゅこを強める。
「~~めっ♡ セム♡ あー、イく♡ イっくぅ♡」
(ええ? もう?)
ありえない。この10日ほどで知ったフィーリーは、こんなに呆気なくイかない。セムに我慢しろと散々強要する。
目だけで見れば、フィーリーは自分の手でおっぱいをもみくちゃにして、敏感な乳首をいいようになぶっている。巧みな指使いをガン見してしまった。
(うわぁ~。すっっっごくえっちえっちえっちぃだ!)
セムは興奮して染め上げた顔でニヤリ笑う。大きな八重歯が光る。
「イってもいいんですよ?」
1度言ってみたかったセリフだった。すると、フィーリーは気持ちよさそうに身悶えする。
「はふ♡ イくぅ♡ セム♡ イくの♡ あ、ああ♡」
寝言(?)なだけに、舌っ足らずなのも、セムを興奮させる。おちんちんをめちゃくちゃににゅこにゅこして、腰を突き動かす。
そういえば。と、思い出して、秘粒をちゅうっと吸い上げる。おちんちんを強く吸われながらしゃぶられると呆気なく吐精してしまう。それに、フィーリーもここを吸われるのを好む。
ちゅぅぅっ。優しく吸い上げる。太腿がぎゅうぎゅうセムの頭を圧迫する。
「やぁ♡ イってるのぉ♡ すっちゃ、だ、めぇ♡」
フィーリーが嫌がっている。愛している人の嫌がることをしてはいけない。が、太腿に挟まれていて、秘粒をいじめることしかできない。
(どれくらいの強さまでいいんだろう?)
ふとした疑問を解決するチャンス。
じゅっ、じゅるる。やや強めに吸う。すると、フィーリーは背中を弓なりにしならせ、絶頂を続ける。
「あああっ♡ んん、すっごい♡ セム、じょおずぅ♡♡」
(……愉しい、かも)
かも、ではなく、愉しい。前もだが、フィーリーをいたぶるように攻めると、なんとも形容しがたい愉悦が心の底から湧き上がり、煮立つ。
再び舌先でれろれろれろれろしてから、ぢゅゅ、ぢゅゅぅぅう~~。強く吸い続ける。乳首を強くちゅうちゅうするよりは優しく。だって、デリケートな場所だから。
「い゛~~~~っっ♡♡ っっっはぁぁっ♡♡ やぁぁ♡♡ だめ、だめ♡♡ しんじゃう♡♡ ひもちよくれ、しんらうぅぅ♡♡♡ せむの、ぺろぺろちゅーちゅーれ、ひんらう~~~~♡♡♡♡」
わなないて、びくんびくん跳ねる。魚みたいに。汗を吹き出して、涎も出しているのに、寝ている。どういうことだよ。
どばどば溢れる愛蜜がセムの顎から下を汚しているが、とってもいい気分だった。フィーリーの雌の匂いが濃くてクラクラしているのも、やっぱり最高だ。
「僕も……っ」
フィーリーが我慢しろって言わないから。好きなタイミングで射精せるのが、<By my selfおちんちん>の利点だと気づく。
フィーリーも<By my self>っていた。えっちの修行なのかもしれない。
フィーリーに会えなくなったら、<By my selfおちんちん>をするしかない。だけど、やっぱり、フィーリーが起きている時に、ふたりで気持ちよくなったほうがいい。
弛緩して太腿の圧迫が低くなったから、セムはフィーリーに覆いかぶさり、めちゃくちゃにキスをしながら、大胆に柔らかな腹筋に雄肉を擦り付けた。
「愛して、ますっ。フィーリー。フィーリー」
だから愛して。天使に戻れなくてもいいから。「愛してる」ってはにかみ、笑って。
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