13 / 22
13.だって、好きなんだもん③
しおりを挟むフィーリーは「うう……ん」と寝言を発して、精液でまみれたおっぱいに手をやって、無意識的に拭い、赤い舌を出して舐めとっている。
(うわぁ。フィーリー、すんごーくかわいいいいい。かわいさ大盛り~~)
でも起きてしまうかもしれない。異端審問のすえに殺されたくない。セムは起こさないように静かに退いて、フィーリーを綺麗にしようと神聖魔法を唱え始めたのだが……。
寝ているフィーリーは、おっぱいを揉みながら、乳首を弄り、寝息を荒くする。そのうち、ごそりと背を丸めて、片手を秘所にやり、嬲り始めた。
「……ん、ふ……ぁ♡」
寝ているのに? 寝ていても?
(えっちっちぃすぎやしません?)
セムは神聖魔法の詠唱を止めて、フィーリーのえっちな寝返りを眺める。
「あ♡ セム♡ セム♡」
「あ、はい」
「ん♡ 舐めて♡」
舐めていいのか! さっきも舐めればよかった! 挿入れちゃえばよかった!
寝ていて、くたりとしているフィーリーの足を開く。剣だこのある白い指が、秘密の赤い場所をくちゅくちゅ巧みに玩んでいる。セムに教える時よりも激しい匠の技だ。
白い指は、小さい小さいショーツと青い和毛に隠れた秘粒を転がして、おちんちんみたいに扱く。
「セム♡ いい♡ じょーず♡」
(まだなにもしてませんけど!)
見ているだけで興奮する。フィーリーが自分でおっぱいを揉んで、大事なところをくちゅくちゅしている。どんな夢を見たらこうなる?
大量の精液を塗り込むようにフィーリーがおっぱいを片手で捏ねる。それがとってもいい。
(えっちしないって言ってたのに)
くぽくぽ♡ 指がヒクヒクしている蜜口を掻き、愛蜜だらけの指でぬりゅぬりゅと秘粒を弄くる。
「舐めますよ?」
舐めろと言ったのはフィーリーだ。
それに、もうおちんちんがパンパンに腫れてしまった。にゅこにゅこ肉棒を上下に扱きながら、真っ赤に熟れた秘所に舌を沿わせる。白い指にキスをすると、その手がセムの金の髪をなでなでする。
(あ~~。挿入れたい……)
犬のように肉びらをぺろぺろして、ぢゅるちゅる愛蜜を啜る。フィーリーは「あは♡ すご♡」と言いながら太腿でセムの顔を挟んだ。
(動けないじゃないですかっ)
筋肉女であるからして、その力も強い。柔らかくて弾力性のある太腿なのに。これはこれで幸せかも。
フィーリーが悦ぶ秘粒を後回しにして、小さな蜜口に尖らせた舌先をねじ込んで、れろれろ動かす。教わらなかったが、こうしたほうが悦んでくれると思った。指のようにはいかないけれども。
「はぁっ♡ ん、せぇむぅ♡ もう挿入れて♡ めちゃくちゃにずこずこして♡♡」
「動けないんですって……っ、はぁっ」
セムはセムで自分の手でぬるぬるの亀頭を優しくにゅこにゅこ扱いて、初めての自慰よりハードにチャレンジしている。
しゅこしゅこでわかったこと。我慢の感覚。しゅこしゅこを一旦やめていいこと。亀頭はデリケートということ。
うん。と反芻しながら、秘粒を銜える。
(ここはフィーリーの亀頭みたいなもので。優しくしつつも、激しくする)
唇で啄んだり、舌先でつついたり、舌のざらざらしたところでれろれろする。そのどれもの反応がよかった。ので、セムは気をよくして、にゅこにゅこを強める。
「~~めっ♡ セム♡ あー、イく♡ イっくぅ♡」
(ええ? もう?)
ありえない。この10日ほどで知ったフィーリーは、こんなに呆気なくイかない。セムに我慢しろと散々強要する。
目だけで見れば、フィーリーは自分の手でおっぱいをもみくちゃにして、敏感な乳首をいいようになぶっている。巧みな指使いをガン見してしまった。
(うわぁ~。すっっっごくえっちえっちえっちぃだ!)
セムは興奮して染め上げた顔でニヤリ笑う。大きな八重歯が光る。
「イってもいいんですよ?」
1度言ってみたかったセリフだった。すると、フィーリーは気持ちよさそうに身悶えする。
「はふ♡ イくぅ♡ セム♡ イくの♡ あ、ああ♡」
寝言(?)なだけに、舌っ足らずなのも、セムを興奮させる。おちんちんをめちゃくちゃににゅこにゅこして、腰を突き動かす。
そういえば。と、思い出して、秘粒をちゅうっと吸い上げる。おちんちんを強く吸われながらしゃぶられると呆気なく吐精してしまう。それに、フィーリーもここを吸われるのを好む。
ちゅぅぅっ。優しく吸い上げる。太腿がぎゅうぎゅうセムの頭を圧迫する。
「やぁ♡ イってるのぉ♡ すっちゃ、だ、めぇ♡」
フィーリーが嫌がっている。愛している人の嫌がることをしてはいけない。が、太腿に挟まれていて、秘粒をいじめることしかできない。
(どれくらいの強さまでいいんだろう?)
ふとした疑問を解決するチャンス。
じゅっ、じゅるる。やや強めに吸う。すると、フィーリーは背中を弓なりにしならせ、絶頂を続ける。
「あああっ♡ んん、すっごい♡ セム、じょおずぅ♡♡」
(……愉しい、かも)
かも、ではなく、愉しい。前もだが、フィーリーをいたぶるように攻めると、なんとも形容しがたい愉悦が心の底から湧き上がり、煮立つ。
再び舌先でれろれろれろれろしてから、ぢゅゅ、ぢゅゅぅぅう~~。強く吸い続ける。乳首を強くちゅうちゅうするよりは優しく。だって、デリケートな場所だから。
「い゛~~~~っっ♡♡ っっっはぁぁっ♡♡ やぁぁ♡♡ だめ、だめ♡♡ しんじゃう♡♡ ひもちよくれ、しんらうぅぅ♡♡♡ せむの、ぺろぺろちゅーちゅーれ、ひんらう~~~~♡♡♡♡」
わなないて、びくんびくん跳ねる。魚みたいに。汗を吹き出して、涎も出しているのに、寝ている。どういうことだよ。
どばどば溢れる愛蜜がセムの顎から下を汚しているが、とってもいい気分だった。フィーリーの雌の匂いが濃くてクラクラしているのも、やっぱり最高だ。
「僕も……っ」
フィーリーが我慢しろって言わないから。好きなタイミングで射精せるのが、<By my selfおちんちん>の利点だと気づく。
フィーリーも<By my self>っていた。えっちの修行なのかもしれない。
フィーリーに会えなくなったら、<By my selfおちんちん>をするしかない。だけど、やっぱり、フィーリーが起きている時に、ふたりで気持ちよくなったほうがいい。
弛緩して太腿の圧迫が低くなったから、セムはフィーリーに覆いかぶさり、めちゃくちゃにキスをしながら、大胆に柔らかな腹筋に雄肉を擦り付けた。
「愛して、ますっ。フィーリー。フィーリー」
だから愛して。天使に戻れなくてもいいから。「愛してる」ってはにかみ、笑って。
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
お見合いから始まる冷徹社長からの甘い執愛 〜政略結婚なのに毎日熱烈に追いかけられてます〜
Adria
恋愛
仕事ばかりをしている娘の将来を案じた両親に泣かれて、うっかり頷いてしまった瑞希はお見合いに行かなければならなくなった。
渋々お見合いの席に行くと、そこにいたのは瑞希の勤め先の社長だった!?
合理的で無駄が嫌いという噂がある冷徹社長を前にして、瑞希は「冗談じゃない!」と、その場から逃亡――
だが、ひょんなことから彼に瑞希が自社の社員であることがバレてしまうと、彼は結婚前提の同棲を迫ってくる。
「君の未来をくれないか?」と求愛してくる彼の強引さに翻弄されながらも、瑞希は次第に溺れていき……
《エブリスタ、ムーン、ベリカフェにも投稿しています》
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
なし崩しの夜
春密まつり
恋愛
朝起きると栞は見知らぬベッドの上にいた。
さらに、隣には嫌いな男、悠介が眠っていた。
彼は昨晩、栞と抱き合ったと告げる。
信じられない、嘘だと責める栞に彼は不敵に微笑み、オフィスにも関わらず身体を求めてくる。
つい流されそうになるが、栞は覚悟を決めて彼を試すことにした。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる