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08.オバケちゃん、うっとりする
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より愛蜜をつとつと垂らされ、さっきよりはスムーズに挿入るもの、優しくしてやりたい気持ちが先立ち、ゆっくり挿れていく。狭く硬い処女肉をゆっくり存分に味わえるのも、またよいものだった。
「ん……ぅうっ。おなか、がぁ、やぶけちゃいますぅ」
「破けねぇよ。もう少しだからがんばれ。挿入ってからが本番だぞ」
わけのわからない応援である。しかし、アッシュには正常な思考が以下略であるもの、胸の奥底から湧き上がるワクワク感に似たときめきは正常だ。
「は……オバケちゃんのなか……熱くて……悦んでる」
みちみちであるもの、大きすぎる男根を上手に無垢な処女肉が迎え入れている。うごめく肉襞は男の怒張を不慣れな硬さで包み込み、愛しいと言っているように吸い付いてくる。
「はい……。オバケちゃん……、おにいさんのお××××、うれしいですよぅ」
すべて挿れると、オバケちゃんから溢れる愛蜜がアッシュの腹をびしょ濡れにする。ぐねぐねと屈強な肉棒を包む処女の肉は、奥へと誘っているが、まだ動くときではない。
「よく頑張ったな、オバケちゃん」
額に張り付いている髪を払ってやる時に気がついた。髪の色は白ではなく薄い黄色から薄い赤へと変わるグラデーションになっている。
「むぅぅん……。おなかが、いっぱいですよ。やぶけちゃいます」
「だから、破けねぇって」
アッシュはオバケちゃんの震えるまつ毛の先、ひくひく動く小さな鼻、ふっくらとした頬にキスを繰り返す。さっきよりも顔色が良くなっている気がする。目の下と頬はうっすら赤らんでいるが、ヒトのそれとは少し遠い。
ゆっくり瞼が開くと、覗いた瞳の色は水晶の透明なものではなかった。青くもあり、緑色でもあり、紫めいてもいる。オパールのようにも見える。
「おにいさぁん……」
ふっくらと艶めく唇の色もヒトの色に近づいている気がする。
だがそれがどうした。オバケちゃんはオバケちゃんだ。俺が抱いている……かわいい女の子には変わらない。
「アッシュだ。おにいさんじゃなくて、アッシュ」
「なまえをおしえてくれるですか?」
「ああ、名乗るのは遅くなったくらいだ。アシュレイ・ブラックソーン。これが俺の名前だ」
「アッシュ……。生命の木・トネリコと同じですね。髪の色も……トネリコの幹と同じです」
「灰色のアッシュじゃなくて?」
「灰色は瞳の色と同じですね。灰色は生命と肉体、骨の色ですよ。おにいさん……アッシュさんにぴったりです」
「後付みたいなだな。でも、オバケちゃんが気に入ってくれたなら、この名前で幸運だった」
「オバケちゃんにも名前があるです」
「そうか」
アッシュを誘っているように動くふっくらとした唇に誘われるようにキスをした。
「ん、……んむぅ。アッシュさん……オバケちゃんのなまえ、きいて……です」
「ん。キスが終わったら教えてくれ」
精霊や霊獣、魔獣を眷属として従える時、相手の名を聞く。召喚師や大妖術師になれば、魔ですら眷属にするという。
狩人であるアッシュは魔獣や霊獣しか従えられない。
従えさせるための名前はいらない。オバケちゃんはそういうのじゃない。
もっと、こう……優しくて、大切で……ずっと共にいたい……って、会ったばかりのアンデッドになにを……。いいや、アンデッドでも会ったばかりでも関係ない。
惚れかかっているんじゃない。
「オバケちゃん。俺はオバケちゃんがかわいい。出会って間もないし、しかもコトの最中に言っては誠意がないが、俺はオバケちゃんをもっとよく知りたい。身体だけじゃなくて、なにが好きなのか、なにで喜ぶのかとか」
キスの合間に言えば、溺れかかっているオバケちゃんは懸命に答える。
「ん、オバケちゃんはぁ、アッシュさんが……すきです。アッシュさんのちゅーや、声で喜びますよ」
そうじゃない。そうじゃないが、アッシュの心を満たすのに充分な言葉だった。ので、アッシュのアッシュがムクムクと応えた。
「もっと喜んでくれ」
ゆるやかに腰を引く。するとオバケちゃんが慌てる。
「もう出ていくですか? オバケちゃんといてください」
「まだ出ねーし出てかない。オバケちゃんと俺が良くなるためにこうするんだよ。生エネルギーもほしいんだろ?」
「生エネルギーはほしいです……。でもアッシュさんとまだまだいたいです!」
「オバケちゃん、かわいいことをいうと、困らせてやるぞ?」
当初の趣旨を思い出しつつ言えば、オバケちゃんは泣きそうになった。
「いやです。いやです。オバケちゃんはアッシュさんと離れちゃうのは困るです」
もちろん、アッシュのアッシュはムキーンと応えた。どうしようもなく正直なのが雄の致し方がないところである。
熱い奥に戻れば、ぐぷっと愛蜜が溢れ出てアッシュの腹を再びべったり濡らす。
「オバケちゃんは俺と離れたくないんだな? それなら、相思相愛だ」
気を良くしたアッシュは、処女の血と蜜をまとった肉竿をゆるゆると動かす。
「そぉーしそぉーあいですかぁ? あっ、ぐりゅぐりゅ……、あ……あん」
奥をねちっこく掻き回すと熟れた小さな突起が男の性器の付け根と下毛に擦れていいらしい。抜けるくらいの浅い場所をじゅっぷじゅぷ刺激してやると、オバケちゃんはもっとして欲しいとねだるように腰をくねらせる。
振り乱れる白い髪は、黄色から赤へと変わるグラデーションに見えるのは気のせいじゃない。が、アッシュは気に留めず、オバケちゃんを感じさせ、おのれが感じることを優先した。
「あっ、あふっ……あ。アッシュさんのお××××んんん……ごりゅごりゅで……すごいですぅぅ。……ぁあっ、はぁ……んぅ」
処女なのになかで感じているらしい。うごめく肉襞とピクピク動く腹筋、とろんとした表情を演技でできるように思えない。最高じゃないか。
「……ん、俺も、気持ちいい。オバケちゃんの処女膣。はぁっ。最高にいい」
「んっ、もっと。もっとよくなってくらさいぃ。アッシュさんん……ああ、そこぉ、いいのぉ」
キスをしながら濃厚に密着し、オバケちゃんの処女肉をたっぷりほぐし快楽を貪る。
オバケちゃんが甲高く喘ぐ声も、処女肉の具合もいいが、とくに名前を呼ばれるとたまらなくいい。
「オバケちゃん……。好きって言ってみな……、は」
「はひ、……ぁ、すき。すきです。アッシュさん。……すき。オバケちゃんはぁ、アッシュさんが……ぁ、すきぃ」
言わせておいて若干照れるもの、アッシュのヤル気が漲り身体中に広がる。それに心が弾むようだ。
「俺もオバケちゃんが好きだ。……は。会えてよかった」
恋をするならこんな子がいい。嫁にするならもっといい。どうしてオバケちゃんがアンデッドなのか。朝日の下では消えてしまうのだろうか。
一夜限りにしたくない。そんな思いがアッシュをさらに駆り立てた。いきり勃つ男根を幾度となく繰り返し擦り、柔らかくなった処女の肉襞に愛しさを伝える。
「いく……っ。いっちゃうです。オバケちゃん、ぐわぁーって……ぇ。アッシュさん、つかまえて、て。いかないで。あ、ああ────ぁっ」
アッシュはオバケちゃんが望む通りにしっかり掴まえて、絶頂に震える処女膣を堪能する。アッシュを絞るようにねっとりうごめく熱い肉襞は、生エネルギーをねだっている。
歓喜している隘路しばらく味わったアッシュは、誘いに応えて最奥をぐりぐりし始める。再始動──男の最終章の幕開けだった。
「あ──っ、まってくら、ひゃい……まだ、オバケちゃん、しびれ、ああっ……。しんじゃいます。ぁあ────しんじゃうぅっ」
「死なねぇっつーの。天の国にちょろっといくだけだ。一緒にな」
アッシュがいいように激しく穿つと、ぱちゅぱちゅ豊潤な愛蜜が飛んでいく。愛蜜多めのふたりの体液はぐっしょりシーツを濡らしている。
アッシュはかたちをしっかり教え込むように、小さなオバケちゃんを折りたたむようにのしかかる。絶頂を続ける処女のいやらしい最奥を男は満足ゆくまで堪能する。
相手が処女だとも忘れてしまうほど、キスをしながら夢中になり腰を打つけた。
奥歯を噛み締めて我慢し続けた特濃な生エネルギーを、オバケちゃんの締めつけの良い最奥にだくだくと勢いよく注いだ。
かなり強い快感がアッシュから低い喘ぎ声を吐き出させた。オバケちゃんはすでに陶酔しきっていて、恍惚の中でほにゃふにゃ喘いでいる。
一発必中で孕むほどの濃さだと自負できるが、しっかり生エネルギーを中で出した。欲しいとねだられてもホイホイ他人にやるものではないが、オバケちゃんの望み通りしっかりたっぷり注いだ。
お遊びならご法度だが、アッシュは中で出した責任を負いたかった。ぜひとも負いたかった。というか、オバケちゃんをつなぎ止められるならナイスアイデアだと思えた。
まだ硬度を保つ肉棒で精液を膣奥にぐちょぐちょと擦り付け味を覚えさせつつ、孕ませようとたくらんだ。
わりとクズな思考だ。相思相愛とはいえ、お互いをほぼ知らないのに。
アッシュは正常な判断が以下略なので以下略である。
しばらく夢見心地でぼうっとしていた少女に、アッシュはキスを繰り返していると、オバケちゃんはとろんとした表情で枯れ気味の甘えた声で言う。
「あ……は、ひ……オバケちゃん……また天の国にいったです……」
「そりゃよかった。またすぐに連れて行ってやるよ」
アッシュはおのれの精液でぐずぐずのどろんどろんになった状態のそこが大好きなのである。
男の手に余るようになったおっぱいをやわやわと揉み、色づく先にちゅうちゅう吸いつけば、とらとろの熱い肉襞が男の肉竿を丁寧に絞りあげていく。最後の一滴すら中に注げと。
「生エネルギーはいっぱいなんですよ。おっぱいちゅーちゅーされると……オバケちゃんは……またアッシュさんが欲しくなっちゃうです。困っちゃうです」
「困らせねぇよ。たんまりとくれてやるから安心しろ」
白かった髪は完全に秋の茜空のような色になっていたが、アッシュは気にかけなかった。
オバケちゃんと一緒に暮らせる方法と、二回目では対面座位をし三回目では背後位が譲れない。などと作戦を練っていたからだった。経験を積んだ上級狩人ともなれば、狩り(意味深)の段取りと方法を熟考するものである。
そうして、オバケちゃんにトリックを抜かずに何度もかました絶倫狩人アッシュはぐっすり眠ったのである。
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