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03.あんしんモードでまったりと
❦・03-19・❦
しおりを挟む「バックで犯しながら、おっぱいを揉んで乳首をくりくりしてあげて、恥ずかしがるクリもくちゅくちゅしてあげるね。それから、上に乗ったちいのぶるんぶるん揺れるおっぱいを揉みくちゃにして、ガンガンに突き上げて、お尻を鷲掴みにして奥の奥にびゅーびゅーいっぱい射精して」
言われたとおりに想像してしまう。
恥丘をなぞる指が、お腹の上から子宮を優しく摩る手が、錯覚をさせる。
身体に奥底に注がれる淫らな熱を。
感じさせる。淫らに犯されているのだと、昂ってしかたがない。身悶えする身体をくねらせながら、知らない快感に支配される。
淫紋を摩る手。そのバイブレーションが、子宮を揺らす。
「あっ♡ やぁ♡」
セックスをしていないのに、快感の大きな高波がやってくる。
戸惑う。こんな経験が初めてで。
ちゅっと首筋にキスをされたタイミングで、千綾は全身をわななかせた。
「怖くないよ。感覚に身を委ねて」
していないのに、声と言葉と彼の指で、発情した脳が勘違いしている。バグっている。
こんなことで、絶頂していいのか?
「千綾。イって」
耳元に落とされた声。しっとりとした彼の唇からぴちゃっと水音がして、歯が耳朶に当てられた。
「んんんっ、あ──ッ♡♡」
とぷっ。足を動かすと愛蜜が大量に溢れた。
(なに、これ……?)
荒い息を繰り返す千綾は未知の体験をして、混乱している。
するりと目隠しを外され、ゆっくりとまばたきを繰り返す。
「じょうずにイけだね。やっぱり、ちいは素質あるよ。俺と波長がぴったり合うから当然だよね」
ウェインが背後から頬にキスを何度もしてくれる。それでは物足りなくて、千綾は腰を捻り、彼のほうを向く。
「キス、して。いっぱい」
「脳イキ覚えたんだから、想像だけで絶頂するでしょ?」
「いじわるっ」
ウェインは艶やかに微笑う。千綾のすべてを見透かしたように。
「目隠ししてるのに、見るのはルール違反だよ」
目隠しといっても、レース素材で見えてしまう。
「ねぇ、ちい。ルール違反には、どんなペナルティがいいと思う?」
キスをしそうな距離。彼の腕に包まれて、ときめかないほうがおかしい。
「……ん」
乳房のまろみを、触れるか触れないかの距離感で撫でられると、すぐに乳頭が膨らんで先端がツンと上を向く。
ウェインは、ツンと凝った乳首をスリスリスリスリ指の腹でごく弱く摩る。
ピクピクと感じるし、もっとして欲しいと願うように胸を突き出してしまう。
「ん……ん……ぅ」
「おっぱいスリスリしてるだけなのに、腰も動いてるね。悪い子」
「ん……きもち、いいもん……」
「素直な悪い子のちい、舌、出して」
千綾はチロリ、舌を出す。そのあいだにも、ウェインはひたすら乳首をスリスリ執拗に摩っている。ピクピクと腰にクる。
「もっと大きく、だよ」
千綾は恥じらいながら、舌を大きく出す。舌同士の擦り付け合いをしてくれるのだと信じて。
「ふふっ。いいね」
「んっ、ふっ」
スリスリされて過敏になった乳首の薄皮を、彼の指がつまんでクリクリと絶妙な力加減で搾乳する。
千綾の身体は、自然とウェインに向き、手は彼の肩に置いて四つん這いになっている。
なにもされていない秘所からは、トロトロと愛蜜が滴り太腿を濡らしている。
搾乳に合わせて腰がカクカクと動いてしまう。大きく出した舌からは、涎がつとつとと溢れて顎先から首まで汚している。
ウェインは、流れた唾液を丁寧に舐め、千綾の舌をぢゅぅうっと吸い上げ、乳房をやや強めに揉みしだき、刺激を待つ恥丘を膝でグリグリと押した。
脳イキを覚えたばかりの千綾は、いつもより弱めの刺激で、達してしまう。
これからどうされるのか、期待して。
・・・✦・✧︎・✦・・・
一度目の精を受けた千綾は、肩を抱かれて、ウェインの巨大な肉棒を背後から受け入れている。ばちゅぱちゅぐちゅぐちゅ打ちつけられているのか、打ちつけているのか、もう半分もわかっていない。
「あ♡ は♡ すご……ぉ♡」
もう何度達したのかわからないくらい、達している。ウェインの精液と愛蜜でぐちゃどろになっているのに、膣奥を責められて雌猫のように悦んでしまう。
「は。……ちいは、後ろから犯されるのも好きだよね」
「ん♡ すき♡ きもち、いぃ♡」
ウェインが自由自在に動いてくれるのも、当たる場所が違うのも、深くなるのも。ぐりんぐりんかき混ぜられるのも。支配されたように感じるのも。大好きだ。
「俺も好きだよ」
激しく打ち付けていたのがピタリ止んで、ウェインの体温が離れていく。
肩に、背中にキスをした彼の手が、汗まみれの乳房から離れて、腰を掴む。
少し後ろを向くと、ウェインは寝転んでいた。俗にいう、背面騎乗位だ。
「ちいのきれいな背中が見えるのもいいよね。お尻も、ちいのすけべなココに出入りするえっちな蜜まみれの俺のモノが見えるのも最っ高」
ぢゅぷっ。ウェインの手に導かれ腰が浮くと、結合部から淫らな音とともに、腟内を圧迫する剛直が最奥目掛けて貫く。
ちゅぶっ。ちゅぶっ。ばちゅぱちゅ。
目の前をチカチカ星がまたたきっぱなしだ。
「うぇいんの、えっち……ぃっ♡♡♡」
「えっちですけべだよ。俺は淫魔だからね」
最奥をぐりぐり剛直で混ぜられ、呆気なく絶頂してしまう。
「くふ……っ♡」
「淫紋ってつける場所はお腹って決まってないんだよ。見える場所にオシャレなタトゥーみたいに刻む淫魔もいるんだ。でも、俺は、同族にもちいに刻んだ淫紋を見られたくないんだ。どうしてか、わかる?」
ゆるゆると小刻みに奥ばかり突かれながらだと、考えるのが難しい。ただでさえ、すでに複雑なことを考えられないほど脳が興奮しているのに。
「わ、かん……ない。ぁ。ぁ。んんんっ。また、イ……き、そぅ♡ いくっ♡♡」
「独占欲が強いんだよ。ちいは俺のものでしょ」
「あふっ♡ んっ、ぅ♡♡」
腰の中央より下、尾てい骨のあたりにウェインの硬い指を感じる。急に熱くなったが、返って気持ちがいい。
「あっっ♡♡ ん、くぅ……♡♡ あつ……ぃぃッ♡♡」
「小さいけれど。バックでしてるときも見えるのがいいかな。ふたつも淫紋を刻むの、初めてだよ。ふふっ。また俺の初めてちいにあげちゃった」
「あ────ぁ~~ッッ♡♡♡」
尾てい骨の熱い場所を触られるとおかしくなってしまう。頭をいやいやと振ると、髪とともに汗が散る。
「俺はちいがすごーく感じてイきまくってるかわいい顔を見ながら、キスをしながらのセックスも好きだよ。ふふ。ちいとのセックスならなんでも好き、が正解だね」
「ああっ♡ うぇ、いん、んん♡♡」
新しい淫紋を撫でているウェインの怒張が抜けてしまったが──すぐに勢いづけて奥をずちゅんっと犯された。
「~~~~────ッッ♡♡♡」
幾度となく繰り返されて、強い快感で前後不覚になっていく。まさに絶頂天国(地獄?)だ。
ひうひう啼いて、呼吸を繰り返して。頭のなかまでビリビリとした快感に染まる。
ウェインとは初めから相性もよく、ナカイキを教わった。何度も何度も身体を重ねるたび、感度が上がり、快感は強く絶頂は高く、深く感じる。
「ちい。愛してるよ。かわいい。俺も、イっていい? まだだめ?」
丁寧なセックスと生活だけじゃなくて、ウェインは千綾を安心させときめかせる言葉をくれる。
が、絶頂を繰り返している千綾は、喘ぐばかり。
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