【R18】電子書籍から淫魔男子を召喚したアラサー女子がおいしく食べられて溺愛されて幸せになる話

なかむ楽

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03.あんしんモードでまったりと

 ❦・02-18・❦ 

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「ちい」
  
 耳元にバリトンイケボが優しく落ちる。鼓膜をくすぐられ、腰がふるりと震えた。
 千綾は手をつながれて、ウェインに包まれる安心感と興奮を覚える。
  
「俺の手、わかるよね?」
  
「うん。大きくて、男らしくて、すてきな手で……、大好き……」

「ふふっ。ありがとう」
  
 今度は反対の耳にウェインの息がかかる。
  
「俺の手がどうやってちいをの滑らかな素肌を撫でて、柔らかな場所を揉んで、俺の指がどうやってちいのをとろとろのどろどろにするか、知ってるよね」
  
「……うん」
  
「たまに、ちいはフェラするみたいに俺の指をしゃぶるよね。まあ、しゃぶらせるときもあるけど。俺の指をどんな気持ちで、なにを思ってしゃぶってるの?」
  
「そ、それは……」

 その手で、指で、ありとあらゆるところを愛でられたい気持ちと、興奮昂り、ウェインの巨大な陰茎を愛撫して気持ちよくなってもらいたい気持ち。艶めかしく息を零し、目元を赤くするセクシーなウェインを見たい。
  
「この手で、指で触られてどう?」
  
 ウェインは千綾に負担をかけないように、ソフトに、ときに激しく、たっぷりと時間をかけて前戯をし、追い込んでくる。
  
「想像して。この手でちいのおっきなおっばいを自由に揉みしだいて、膨らんでツンとした乳首をしこしこするのを。そうすると、乳首だけでイっちゃうよね、ちいは」
  
 男の巧みな手つきはいやらしく乳房のかたちを変えて、感じやすくなった頃合いの乳頭を絶妙な力加減で弄び、爪弾く。
 ピンピンになった乳首を、母乳をねだるように執拗に吸い、舌で絶妙な力加減で弄び、甘やかに噛む。それだけで千綾は絶頂してしまう──のを想像する。
 このつないでいる男らしい手がそう導く。
 ウェインが手の甲を撫でる。フェザータッチからソフトに。それから、手の甲だけでなく指も爪先もマッサージされる。
  
「……はぁ」
  
 下腹部に激しく熱が溜まる。そこがヒクヒク蠢くのがわかってしまう。
 手を握られて、マッサージされているだけなのに、想像して身体が熱くなる。
  
(ウェインと暮らすようになって、えっちなマンガを買うのも少なくなったし……。マンガを読んでも、こんなに疼かなかった)
  
「ウェイン」
  
 触ってほしい。手だけじゃなくて身体の隅々を。触ってキスして舐めて、いつものように愛撫してほしい。
 背中に感じる体温をもっと欲してしまう。
  
「かわいいね。まだ感じてる途中で、イくまでになってないでしょ」
  
「触って、欲しいの」
  
「あとでたっぷり触ってあげるよ」
  
 諭す声音は、ゆっくりで、よく耳に響く官能的な艶があった。
 つないでいる手が離れる。手首を撫で、腕を指先が滑り完全に離れてしまうと、寂しさがやってくる。
  
「ひゃ」
  
 彼の手に脇腹を触られた。目隠しをしているから彼の手がどう動き、どこに向かうか予測できない。目を開ければ薄いレースだから見えると思うが、ウェインのに背いてしまうようで、瞼は閉ざしたままだ。
 脇腹を触った彼の手は、乳房に向かうだろうか。柔らかな脂肪を揉みしだき、乳首をいじめて……。そう考えるだけで、触られてもいない乳首がピリピリする。
  
「あ」
  
 しかし、ウェインの手は乳房ではなく、胃のあたりを撫でて、下へ滑り落ちる。
 外れた期待。だけど、ジンジンしっぱなしの下腹部と淫紋は期待してうずうずする。
  
「興奮、してるね。淫紋が輝いてるよ」
  
「あ。ふ……っ」
  
 子宮の上に淫紋を刻まれている。その下の女の器官をめちゃくちゃにしてほしい。
 淫紋を触られると陰核を触られているみたいな感覚に陥るときもある。自分が淫紋を触ってもなんともないが、ウェインに触られ愛でられると、ひどく感じてしまう。
  
「淫紋の下、子宮なんだよ。だから、ここは膣だね」
  
 ウェインの人差し指(たぶん)が、つうっと恥骨を触り、真っ直ぐつるりと剃られた恥丘まで辿り着く。その先は、女の最深部につながる場所。ウェインによって悦楽を教え込まれた秘密の場所だ。
 でも、彼の指は再び刻まれた淫紋をなぞるだけ。その手つきが、いやらしく感じるのは、目隠しをされているせいだろうか。
  
「お腹の上から子宮を揺らして感じさせるって、普通は無理で無茶。ここには人体に大切な器官がいっぱいあるんだ。だから、力づくでお腹を圧すのは危険なんだよ」
  
 お腹の上から子宮を揺さぶって絶頂させるのはフィクションだ。それくらい、千綾もわかっている。
 では、なぜウェインはお腹を──淫紋をいやらしく撫でているのだろう。
  
「ちい。ここ。赤ちゃんができる神聖な場所だね。腟は赤ちゃんが通る道。だけど、ちいの腟は今のところ、俺の指や俺のモノ、精液を受け入れる可愛くてすけべな場所だよね」
  
 指が淫紋をやんわり圧して、片手であろう指が恥丘から伸びている直線状の淫紋を行ったり来たり滑る。
 その向こうを触られたくて、自然と腰が揺れているのを千綾は自覚して、恥ずかしくてたまらない。だけど、止まらない。
 じわじわと火に炙られているようで、苦しい。
  
「えっちで甘いな匂いがすごくするよ? 手を触って、お腹を触られただけなのに、もしかして、ぐちょ濡れになってる?」
  
「わかん……ない」
  
「なってるんでしょ? 足をもじもじさせちゃってかわいい」
  
 だけど、ウェインはお腹の上から子宮を撫でて、腹の上から腟を撫でているだけ。
 直接的な快感が欲しくて、泣いてしまいそうだ。
  
「愛液と精液まみれの俺のモノでお腹の上をぐちゃぐちゃ摩られるのも好きだよね?」

 外出して精液に塗れた淫紋を、衰え知らずの硬くて熱い男性器でぐりぐり、ぬちょぬちょ擦られると、膣を犯されているのとは別の快感がある。とくに、緑色に発光している淫紋にそうされると、勃起したクリトリスを雄に蹂躙されているようで、甘く苦しくも続けて欲しいと願ってしまう。
  
「それは、ウェイン、だから」
  
「俺だといいのはどうしてかな?」
  
 じわじわとお腹の奥が疼く。愛蜜で濡れた恥丘を行き交う彼の指に合わせて腰が揺れる。
 ピリピリとした乳首。ジンジンするクリトリス。ぬらぬるの秘所。彼の声が落ちる耳と声で犯される鼓膜。
 上がっていく昂り。静かに興奮して息が浅くなる。
  
「ウェインのことが、好き、だから」
  
「俺も、ちいのこと、好きだよ。大好き」
  
「あ♡」
  
 びくんっ。淫紋を強めに手のひらで圧されて腹筋と肩が跳ねる。
  
「柔らかいのに弾力があって、でこぼことして俺のモノを咥えて離さないえっちなココ。すごく気持ちいいよ。ココだけじゃなくて、ちいの身体も性格も好きだよ。とくに、笑顔が好き」
  
「ウェインっ。や、だ。言わない、で」
  
「ちいの腟内なかを俺でギチギチに満たして、ぐちゃぐちゃに腰振って、子宮の近くをぐりぐりかき混ぜて。ちいをきもちいーって乱れさせるのも、大好き。どスケベになって腰振ってるちいも好き。かわいくてたまらないよ」
  
 剃毛済みの恥丘を擦っている指の動きが激しくなる。お腹をくるくる撫でる手の動きがどうしてか気持ちがいい。
 は。は。はぁっ。息が浅くなり、身体が燃えるように熱い。
  
「も、して。ウェイン、お願い。挿入れて」
  
「ふふっ。どうしてそんなに乱れておねだりするの? 俺はまだえっちなことしてないよ?」
  
「はぁ……。だって……ぇ」
  
「甘えた声出しちゃって、かわいいな。キスして、ちいの唇の柔らかいところを味わって、舌でちいの口のなかを犯して、たっぷりの甘い唾液を啜って。舌を絡めて可愛い舌をねぶってしゃぶって」
  
 ウェインが言うように口が開いていく。キスをしてほしい。彼の言うとおりにしてほしい。



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