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第6話 クエスト名『うんこ収集』
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俺はクエストの詳細を聞くためにローゼさんに直接話をしに行った。
「最近王都付近でのスライムの過剰討伐によってスライムジュエルが不足しているらしいんです。そこでこのクエストが出てきたわけなんですけど...シルクちゃんには早いんじゃないかな...?」
「大丈夫と言っておるじゃろ!」
魔王は頬をぷっくりと膨らませながら少し顔を赤くしている。
「本当ですかねぇ...スライム相手なんで怪我をすることはないでしょうが、スピノさん、しっかり見守っててあげてくださいね?」
「あ、はい。分かりました」
俺らは先ほどきた南の方向とは逆に村を挟んで北へと進んで行った。先程よりも山の姿が大きくなってきており、麓がだいぶ開けていることに気がつく。今立っているこの場所も、もしかしたら山の一部かもしれない。
「あの女、いっつも妾を馬鹿にしおって...魔王だと言っておるじゃろう」
「まぁ、魔王なんて身近にいるなんて思いませんでしょうしね。仕方ないでしょう」
「おいスピノ、お主もじゃぞ。もっと妾を強く見せる様に努力するんじゃ。囃し立てるんじゃ」
彼女は自分の胸をパンパンと右手で叩いた。
「善処します」
しばらく進むと、俺らは森の中にいた。気温は一気に下がり、湿度は上がった。
そういえば、スラ子ちゃんはこんな気候が好きだったと言っていた。誕生日には男子から加湿魔具を大量にもらっていた気がする。
懐かしい。スラ子ちゃん居たりしないかな。
「スライムジュエルはスライムのうんちのことじゃ。スライムの住処に行けばいっぱい落ちているんじゃないかの」
「あー、そうですね。スライムって集団で行動する魔物でしたよね。まとまってある可能性もありますね」
「そうじゃ。今回の依頼はジュエルの10リットルの収集。と言うことなので! 妾達は100リットルとるぞ」
「あー、そうですね。100リットル...100リットル!?」
彼女はグーサインをこちらに向け、こくこく頷いている。
100リットルのうんこ...考えただけでも恐ろしい...
「スライムジュエルはの、うんちと言っては聞こえが悪いが、万薬の元なんじゃぞ。だから一定の需要があるのじゃ」
「そうだったんですか。疫病予防の為に100リットルも採取するんですね」
「そうじゃ」
またしばらく進むと、木々が生えておらず円形に開けた場所に出た。
すると魔王は止まって深呼吸をしたかと思えば、こちらに人差し指をむけてきた。
「スピノ、お主はあっちを探索してこい。妾は反対側を探索する」
「でも危ないですよ魔王様。一緒にやりましょう?」
「お主もか! 妾は大丈夫じゃ。スライムごときに負けるわけがないじゃろ」
「そうですか...じゃあこれ渡しておきますね」
「お、袋か。これに入れるんじゃな? ありがたい」
そういうと彼女は懐に袋をしまった。
「お主は袋を持っているのか?」
「あー、私は収納魔法を使えるので」
また頬をぷっくりと膨らませながらこちらを睨んできた。
「ふん、妾はあっち側に行ってくるからの! スピノが助けてと言っても助けないからの!」
彼女は先程指差した方向の森に潜り込んでいった。
なんか悪いこと言ったかな?
俺は魔王に指示された場所よりも少し魔王の近くの場所を探索することにした。
魔王に何かあっても怖いからね。
スライムの住処...穴の中とかかな? こういう少し背の低い木の下とか...
「あ、なんだこれ?」
その木の下には人一人入れそうなほどのサイズの大きな穴が空いていた。その穴の中には青色の液体が入っている。
これがスライムジュエルかな? ハッカみたいな匂い。
俺はとりあえず収納魔法を使い、家から持ってきた一つの桶を取り出して、青色の液体をすくった。
多分これがスライムジュエルだ。ここだけで相当な量ある。風呂一杯分くらいあるんじゃないかな?
いや、有難い。このままこれを収納魔法の中に入れて、すくってを繰り返して...
結構な時間がかかった。穴の中のジュエルを取り尽くす頃には、夕方になってきていた。
あー、でももう少し欲しいなぁ...もうちょっと探してみようかな...
「おい、お前、今何してた?」
ん? 誰だ? 周りを見渡すが人影は見当たらない。
「下だよ下。お前何してんだよ他人のトイレで。不審者か?」
そこには青色プニプニボディーのそれが居た。
スラ子ちゃんよりも輝きは劣るものの、やはりこのフォルムはなんとも愛らしい。
「おい、話聞いてるのか?」
「あ、すみません。ちょっと、うんこを拝借したく」
「え...? うんこ...? いや、え? お前...その手に持っているのは...」
そのスライムはプルプル震えながら体をさらに青くしている。
今俺は桶を持っている。青色の液体が纏わりついている桶を。
あ、ていうか。この中に直接ジュエル出して貰えばいいんじゃね?
「あ、今ちょっとうんこを集めていてですね」
「えぇ!?」
「ちょっと、手伝ってもらいたいんですけど。この桶の中にうんこしてもらえませんか?」
「えぇ...。ええっと...すんませんでした!」
「え、ちょっと待ってくださいよ!」
スライムが逃げ出した。
「うんこするだけでいいんですよ。うんこが欲しいんです! あなたのうんこが!」
「やめて!! たすけてぇ!!」
「捕まえた!」
やっぱりこのプニプニボディーは触り心地がいい...ひんやりしていてモチモチしていて、ずっと触っていたい。
「たすけてぇ!!」
「いやぁ、ちょっと困ってたんですよ。うんこが少し足りなくて」
「えぇ...」
「じゃあこの中にお願いします!」
「ちょっと何しているの!?」
なんか、どこかで聞いたことのある声がしてきた。波長の一つ一つにプルプルが含まれている、その愛らしい声。
その声の方向を見ると、彼女がいた。ピンク色に輝く、美しい彼女が。
「スラ子さん!! 助けてください!!」
「スラ子ちゃん!?」
俺は思わず体の力を抜かしてしまい、抑えていたスライムに逃げられてしまった。
「あなた...スピノくん...? 何をしていたの?」
「こ、こいつ。皆のトイレの中身を盗んだ挙句、俺にあの桶の中にうんこをすることを強要してきたんだ...」
「え...? そんな...なんてことを」
彼女は目をまん丸にし、手? で口を抑えていた。
「いや、あの違くて。ただ、ジュエルが欲しくて...」
「うるさい! まさか貴方がそんな人だったなんて...尊敬していたのに」
「いや、普通に薬作りたくて...」
「黙って! うんこ愛好者に喋る権利なんて無いわ!」
え、俺うんこ愛好者になってる!?
「え、ごめんなさい」
「一生私たちの前に現れないで!」
彼女はもう1匹のスライムに寄り添い、どこかへ行ってしまった。
俺の初恋の相手、スラ子ちゃん。こんな別れ方になるとは...
人にうんこを要求するときはもっと柔軟に行こう...
俺は先程魔王と別れた広場に戻った。そこには中心に座り込んでいる泥だらけの彼女がいた。完全に脱力して疲れ果てており、見るからに何かあった様だ。
「魔王様! 大丈夫ですか!?」
「スピノぉ...危なかったのじゃ...」
彼女はゆっくりと俺のことを抱きしめ、固まった。
もしかしたら、スライム以外の危険な動物がいたのかもしれない。失敗した...もっと近くにいて...いや、一緒にいれば...
「スライムと口論になっての...相手はスライムの中でも人気者だったらしく、沢山の取り巻き達に追い回されたのじゃ.,.」
あぁ...良かった。一緒にいなくて良かったかもしれない。
「あのピンクのやろう...今度会ったときは...あれ? スピノ。顔色悪い様じゃが?」
「あぁ...いえ、ちょっと失恋紛いなことを」
「おお、そうか、心中お察ししておくの」
もう、こんなクエスト嫌だ...
「最近王都付近でのスライムの過剰討伐によってスライムジュエルが不足しているらしいんです。そこでこのクエストが出てきたわけなんですけど...シルクちゃんには早いんじゃないかな...?」
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魔王は頬をぷっくりと膨らませながら少し顔を赤くしている。
「本当ですかねぇ...スライム相手なんで怪我をすることはないでしょうが、スピノさん、しっかり見守っててあげてくださいね?」
「あ、はい。分かりました」
俺らは先ほどきた南の方向とは逆に村を挟んで北へと進んで行った。先程よりも山の姿が大きくなってきており、麓がだいぶ開けていることに気がつく。今立っているこの場所も、もしかしたら山の一部かもしれない。
「あの女、いっつも妾を馬鹿にしおって...魔王だと言っておるじゃろう」
「まぁ、魔王なんて身近にいるなんて思いませんでしょうしね。仕方ないでしょう」
「おいスピノ、お主もじゃぞ。もっと妾を強く見せる様に努力するんじゃ。囃し立てるんじゃ」
彼女は自分の胸をパンパンと右手で叩いた。
「善処します」
しばらく進むと、俺らは森の中にいた。気温は一気に下がり、湿度は上がった。
そういえば、スラ子ちゃんはこんな気候が好きだったと言っていた。誕生日には男子から加湿魔具を大量にもらっていた気がする。
懐かしい。スラ子ちゃん居たりしないかな。
「スライムジュエルはスライムのうんちのことじゃ。スライムの住処に行けばいっぱい落ちているんじゃないかの」
「あー、そうですね。スライムって集団で行動する魔物でしたよね。まとまってある可能性もありますね」
「そうじゃ。今回の依頼はジュエルの10リットルの収集。と言うことなので! 妾達は100リットルとるぞ」
「あー、そうですね。100リットル...100リットル!?」
彼女はグーサインをこちらに向け、こくこく頷いている。
100リットルのうんこ...考えただけでも恐ろしい...
「スライムジュエルはの、うんちと言っては聞こえが悪いが、万薬の元なんじゃぞ。だから一定の需要があるのじゃ」
「そうだったんですか。疫病予防の為に100リットルも採取するんですね」
「そうじゃ」
またしばらく進むと、木々が生えておらず円形に開けた場所に出た。
すると魔王は止まって深呼吸をしたかと思えば、こちらに人差し指をむけてきた。
「スピノ、お主はあっちを探索してこい。妾は反対側を探索する」
「でも危ないですよ魔王様。一緒にやりましょう?」
「お主もか! 妾は大丈夫じゃ。スライムごときに負けるわけがないじゃろ」
「そうですか...じゃあこれ渡しておきますね」
「お、袋か。これに入れるんじゃな? ありがたい」
そういうと彼女は懐に袋をしまった。
「お主は袋を持っているのか?」
「あー、私は収納魔法を使えるので」
また頬をぷっくりと膨らませながらこちらを睨んできた。
「ふん、妾はあっち側に行ってくるからの! スピノが助けてと言っても助けないからの!」
彼女は先程指差した方向の森に潜り込んでいった。
なんか悪いこと言ったかな?
俺は魔王に指示された場所よりも少し魔王の近くの場所を探索することにした。
魔王に何かあっても怖いからね。
スライムの住処...穴の中とかかな? こういう少し背の低い木の下とか...
「あ、なんだこれ?」
その木の下には人一人入れそうなほどのサイズの大きな穴が空いていた。その穴の中には青色の液体が入っている。
これがスライムジュエルかな? ハッカみたいな匂い。
俺はとりあえず収納魔法を使い、家から持ってきた一つの桶を取り出して、青色の液体をすくった。
多分これがスライムジュエルだ。ここだけで相当な量ある。風呂一杯分くらいあるんじゃないかな?
いや、有難い。このままこれを収納魔法の中に入れて、すくってを繰り返して...
結構な時間がかかった。穴の中のジュエルを取り尽くす頃には、夕方になってきていた。
あー、でももう少し欲しいなぁ...もうちょっと探してみようかな...
「おい、お前、今何してた?」
ん? 誰だ? 周りを見渡すが人影は見当たらない。
「下だよ下。お前何してんだよ他人のトイレで。不審者か?」
そこには青色プニプニボディーのそれが居た。
スラ子ちゃんよりも輝きは劣るものの、やはりこのフォルムはなんとも愛らしい。
「おい、話聞いてるのか?」
「あ、すみません。ちょっと、うんこを拝借したく」
「え...? うんこ...? いや、え? お前...その手に持っているのは...」
そのスライムはプルプル震えながら体をさらに青くしている。
今俺は桶を持っている。青色の液体が纏わりついている桶を。
あ、ていうか。この中に直接ジュエル出して貰えばいいんじゃね?
「あ、今ちょっとうんこを集めていてですね」
「えぇ!?」
「ちょっと、手伝ってもらいたいんですけど。この桶の中にうんこしてもらえませんか?」
「えぇ...。ええっと...すんませんでした!」
「え、ちょっと待ってくださいよ!」
スライムが逃げ出した。
「うんこするだけでいいんですよ。うんこが欲しいんです! あなたのうんこが!」
「やめて!! たすけてぇ!!」
「捕まえた!」
やっぱりこのプニプニボディーは触り心地がいい...ひんやりしていてモチモチしていて、ずっと触っていたい。
「たすけてぇ!!」
「いやぁ、ちょっと困ってたんですよ。うんこが少し足りなくて」
「えぇ...」
「じゃあこの中にお願いします!」
「ちょっと何しているの!?」
なんか、どこかで聞いたことのある声がしてきた。波長の一つ一つにプルプルが含まれている、その愛らしい声。
その声の方向を見ると、彼女がいた。ピンク色に輝く、美しい彼女が。
「スラ子さん!! 助けてください!!」
「スラ子ちゃん!?」
俺は思わず体の力を抜かしてしまい、抑えていたスライムに逃げられてしまった。
「あなた...スピノくん...? 何をしていたの?」
「こ、こいつ。皆のトイレの中身を盗んだ挙句、俺にあの桶の中にうんこをすることを強要してきたんだ...」
「え...? そんな...なんてことを」
彼女は目をまん丸にし、手? で口を抑えていた。
「いや、あの違くて。ただ、ジュエルが欲しくて...」
「うるさい! まさか貴方がそんな人だったなんて...尊敬していたのに」
「いや、普通に薬作りたくて...」
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え、俺うんこ愛好者になってる!?
「え、ごめんなさい」
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彼女はもう1匹のスライムに寄り添い、どこかへ行ってしまった。
俺の初恋の相手、スラ子ちゃん。こんな別れ方になるとは...
人にうんこを要求するときはもっと柔軟に行こう...
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あぁ...良かった。一緒にいなくて良かったかもしれない。
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