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第三話 人材探しも一苦労
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今日も早朝より鍛錬のために部屋を出た子龍であったが、何故か部屋の前にはロブの姿があり、すぐにこちらに一礼をしてきた。おかしい、朝にロブが現れるのは初めてだ。
そのロブの姿を見て、子龍は昨日のやりとりを思い出した。
「――まさか、釘を刺しにわざわざ早朝より控えておるのではないだろうな?」
本当にそうなのだとしたらとんでもなく面倒くさいやつだ。お節介焼きの権化であると言っても過言ではない。
「いかにもその通りでございます」
嫌味な言い方をしてやったにも関わらず、寧ろその通りと答えるロブに子龍は露骨に嫌な顔をした。
「昨日の今日だ。そんなにすぐに人材が見つかるわけがなかろう。私は鍛錬を行うぞ!止めても無駄だ」
ロブを威圧するようにそう言い放ち、子龍は歩き出す。ふざけるな、大事な鍛錬をこの老害に邪魔をされてたまるか。
「鍛錬を止めるつもりはございません。ただ、鍛錬のお供が見つかるまではあの奇怪な声を控えていただければ良いだけでございます」
後方からのロブの返答にピタリと足を止める。朝からこの問答には流石にイラつきを覚えるものがある。
しかし、子龍もカイルの評判を落としてはならないということは理解している。ゆえに子龍は言い返すことができない。
この行き場の無い怒りを吐き出すように舌打ちをすると、ドスドスと力任せに大地を踏みしめながら稽古場へと足を進めるのだった。
▽ ▲ ▽
「ふんっ!……ふんっ!……」
声を上げぬよう木刀を振る子龍であったが、やはりしっくりこないものがあった。これではただ棒を振っているに過ぎない。
気迫を込めねばなんの稽古にもならないのだ。
「あの偏屈ジジイめが!わざわざ釘を刺すためだけに姿を見せるとは他にやるべき事はあるであろうが……」
自分も相当な偏屈ジジイであることは完全に棚に上げ、ロブに対しての悪態をつく子龍。
ロブの性格からして明日も同様に姿を見せる事は容易に想像がつく話である。朝からあの顔で圧をかけられるなどたまったものではない。
これは早急になんとかせねばならない問題だ。
(兵に声をかけても立場上、相手は断らぬであろうな。そうなると本音の部分がわからん。嫌々鍛錬に参加されても邪魔になるだけだ。――いや、寧ろ問題は年齢か。今の私は齢15であったな)
兵達にとって王子とは守るべき存在であり、剣術の心得も既にあるはずだ。鍛錬を共にせよと声をかければ指導を請うたと思うのが普通だろう。
当然そんなものは求めていない。私は武芸十八般を極めた男である。目指すところは私が師範代で相手が門下生のような間柄だ。
「――兵では無く、剣術の心得も無い者となれば、人材探しはやはり街に出てみるしかなさそうだ」
子龍は午後より街に出向くことに決めると声を出さぬよう注意しながら日課の木刀の打ち込み500回をこなすのであった。
▽ ▲ ▽
午後になり予定通り街へと繰り出す子龍。街並みには見覚えがあり、どこに何があるのかは大体把握できていた。
ここら辺はカイルの記憶が教えてくれている。どうやらカイルはよく街に足を運んでいたらしい。
子龍がまず向かったのは人通りが一番多い商業区だった。目ぼしい人物が見つかれば声をかけるつもりだ。
商業区は道ゆく人で活気付いており、出店が並び、商人達が声を張り上げている。流石、商業を生業とした国といった様相である。
歩きながら観察をしていると腕が立ちそうな人物はちらほらといるようだが、何れも商人が雇っている用心棒のようであった。
高い自尊心が見え隠れしており、声をかけても鼻で笑われそうだ。自分の年齢を鑑みてもこの場合、やはり若い人材を探すのが妥当といえるだろう。
若い人材を探し、商業区、住宅区と歩き回るがこれといった人物は見当たらない。
とりあえず街に出ては見たもののそんな都合よく見つかるはずもない。結局この日は収穫も無く城に戻るのだった。
それから何の成果も得られないまま3日が経過してしまった。朝、部屋を出ると相変わらずロブの姿がある。
もはや言葉を交わすことはないが、存在だけで圧をかけてくるこの顔を見るのは少々うんざりしている。
今日も声を出さないよう注意しながら木刀を振っているが、この状態はそろそろどうにかしたいものだ。
「今日はあの場所へ行ってみるか」
子龍はこの3日間で街のほぼ全域を歩いて回っていた。しかし、まだ足を運んでいない場所が一箇所だけ残っている。
それは街外れにあるスラム街である。バロックヘルムのような大きな都市には少なからずスラム街と呼ばれる地区が存在するものだ。
貧民や犯罪者たちが行き着く場所である。そういった場所は総じて治安が悪い。
子龍が行かなかった理由としてはカイルがその場に似つかわしく無いと考えただけであったが、そろそろ背に腹はかえられぬ状況になっている。僅かな望みを抱き足を運んでみることに決めたのだった。
午後になり、さっそく子龍の足はスラム街へと向かっている。
スラムに足を踏み入れると早速ニヤニヤとしながらこちらを見つめる男達がいる。まるで獲物を見定めているかのような目である。
他には生気無く項垂れる者達。貧困や境遇に絶望しているのだろう。ここはダメそうだと考えながらも僅かな期待を捨てきれず周囲を警戒しつつ奥へと進んでいく。
「げへへへ、ぼっちゃん。こんなところになんの用だい?ここはぼっちゃんが来るような場所じゃないぜ」
下品な笑い方の歯が抜けた男がニヤニヤしながら突然話しかけてきた。何やらこちらの様子を探っているようだ。
ちょうどいい、此奴に聞いてみるとしよう。
「あぁ、人材を探していてな。――ここに将来見所ある若者はいないか?特に腕っぷしの良さなどだな」
子龍はそう言いながら、さりげなく男の手に何かを掴ませる。男は何かを掴まされたことに気づくと周りに悟られないようにそっと手の中を確認する。
「げえへっへっへっ。ぼっちゃんは俺達の扱いになれているようだ。――そうだな。若いやつならやたら威勢のいい奴が一人いる。とにかく反抗的な目をしたやつだ。名はルディ」
聞いてみるものだ。思わぬところで進展があった。
「ほお。その者はどこにいる?会ってみたいものだ」
「さぁて、どこにいたかなぁ~。ここまで出かかっているんですがね?あとちょっとが出てこねーなぁ」
男はニヤニヤしながら、白々しく分からないふりをしている。
「ふん。――あまり長居はしたくない。さっさと教えてくれ」
子龍は再び何かを男に手渡し、男はそれを確認して満足そうな顔をした。
「げっへっへっへ。素晴らしいな。物分かりのいいぼっちゃんは大好きだぜ。ルディなら今日は朝から仕事だと言って商業区に向かっていった。ヤンゴフって男のところだろう」
「そうか。では、行ってみるとしよう」
「おっと、待ってくれ。もう一つ教えておいてやるよ」
歩き出そうとしたところを男に引き止められてしまい、流石に不信感を見せる子龍。
「なんだ、まだねだる気か?流石にやりすぎだと思うが?」
睨みを効かせ、男を威圧する。こういう輩はすぐに調子に乗るから困る。
「そう睨むなって。ねだるつもりはねーよ。ヤンゴフって男は評判が悪い。人の扱いがとにかく最悪だ。そんな男のところに今日はルディが行ってる。あとは分かるだろ?急いだ方がいいかもな。――それだけだ」
少し焦った様子を見せる男だったが、どうやら好意で情報をくれただけのようだった。わりかし空気の読める男らしい。
「そうか、わかった。急ぐとしよう」
「そうだ、ぼっちゃん。名前だけでも教えてくれねーか?」
子龍が歩を進めたところで男が後ろから再び声をかけてきた。その言葉に僅かに迷いを見せつつも振り返ることなく子龍は答える。
「カイルだ。忘れてもらってかまわん」
「ぼっちゃんとはまた縁がありそうだ!またよろしく頼むぜー!」
男は上機嫌でこちらを見向きもしないカイルの後ろ姿に向かって手を振り続けた。
カイルの姿が見えなくなったことを確認し、手にした銀貨を嬉しそうに見つめだす。
「げっへっへっへ、今日は運がいい。こんなに簡単に金が手に入るなんてなぁ。金持ちのぼっちゃん様々だぜ。――ん?待てよ。カイルって言やー、まさか……。第二王子のカイル様か?!」
男は驚いた様子でカイルのいた方向を再び見ると、呆然としながらしばらく見つめていた。
そのロブの姿を見て、子龍は昨日のやりとりを思い出した。
「――まさか、釘を刺しにわざわざ早朝より控えておるのではないだろうな?」
本当にそうなのだとしたらとんでもなく面倒くさいやつだ。お節介焼きの権化であると言っても過言ではない。
「いかにもその通りでございます」
嫌味な言い方をしてやったにも関わらず、寧ろその通りと答えるロブに子龍は露骨に嫌な顔をした。
「昨日の今日だ。そんなにすぐに人材が見つかるわけがなかろう。私は鍛錬を行うぞ!止めても無駄だ」
ロブを威圧するようにそう言い放ち、子龍は歩き出す。ふざけるな、大事な鍛錬をこの老害に邪魔をされてたまるか。
「鍛錬を止めるつもりはございません。ただ、鍛錬のお供が見つかるまではあの奇怪な声を控えていただければ良いだけでございます」
後方からのロブの返答にピタリと足を止める。朝からこの問答には流石にイラつきを覚えるものがある。
しかし、子龍もカイルの評判を落としてはならないということは理解している。ゆえに子龍は言い返すことができない。
この行き場の無い怒りを吐き出すように舌打ちをすると、ドスドスと力任せに大地を踏みしめながら稽古場へと足を進めるのだった。
▽ ▲ ▽
「ふんっ!……ふんっ!……」
声を上げぬよう木刀を振る子龍であったが、やはりしっくりこないものがあった。これではただ棒を振っているに過ぎない。
気迫を込めねばなんの稽古にもならないのだ。
「あの偏屈ジジイめが!わざわざ釘を刺すためだけに姿を見せるとは他にやるべき事はあるであろうが……」
自分も相当な偏屈ジジイであることは完全に棚に上げ、ロブに対しての悪態をつく子龍。
ロブの性格からして明日も同様に姿を見せる事は容易に想像がつく話である。朝からあの顔で圧をかけられるなどたまったものではない。
これは早急になんとかせねばならない問題だ。
(兵に声をかけても立場上、相手は断らぬであろうな。そうなると本音の部分がわからん。嫌々鍛錬に参加されても邪魔になるだけだ。――いや、寧ろ問題は年齢か。今の私は齢15であったな)
兵達にとって王子とは守るべき存在であり、剣術の心得も既にあるはずだ。鍛錬を共にせよと声をかければ指導を請うたと思うのが普通だろう。
当然そんなものは求めていない。私は武芸十八般を極めた男である。目指すところは私が師範代で相手が門下生のような間柄だ。
「――兵では無く、剣術の心得も無い者となれば、人材探しはやはり街に出てみるしかなさそうだ」
子龍は午後より街に出向くことに決めると声を出さぬよう注意しながら日課の木刀の打ち込み500回をこなすのであった。
▽ ▲ ▽
午後になり予定通り街へと繰り出す子龍。街並みには見覚えがあり、どこに何があるのかは大体把握できていた。
ここら辺はカイルの記憶が教えてくれている。どうやらカイルはよく街に足を運んでいたらしい。
子龍がまず向かったのは人通りが一番多い商業区だった。目ぼしい人物が見つかれば声をかけるつもりだ。
商業区は道ゆく人で活気付いており、出店が並び、商人達が声を張り上げている。流石、商業を生業とした国といった様相である。
歩きながら観察をしていると腕が立ちそうな人物はちらほらといるようだが、何れも商人が雇っている用心棒のようであった。
高い自尊心が見え隠れしており、声をかけても鼻で笑われそうだ。自分の年齢を鑑みてもこの場合、やはり若い人材を探すのが妥当といえるだろう。
若い人材を探し、商業区、住宅区と歩き回るがこれといった人物は見当たらない。
とりあえず街に出ては見たもののそんな都合よく見つかるはずもない。結局この日は収穫も無く城に戻るのだった。
それから何の成果も得られないまま3日が経過してしまった。朝、部屋を出ると相変わらずロブの姿がある。
もはや言葉を交わすことはないが、存在だけで圧をかけてくるこの顔を見るのは少々うんざりしている。
今日も声を出さないよう注意しながら木刀を振っているが、この状態はそろそろどうにかしたいものだ。
「今日はあの場所へ行ってみるか」
子龍はこの3日間で街のほぼ全域を歩いて回っていた。しかし、まだ足を運んでいない場所が一箇所だけ残っている。
それは街外れにあるスラム街である。バロックヘルムのような大きな都市には少なからずスラム街と呼ばれる地区が存在するものだ。
貧民や犯罪者たちが行き着く場所である。そういった場所は総じて治安が悪い。
子龍が行かなかった理由としてはカイルがその場に似つかわしく無いと考えただけであったが、そろそろ背に腹はかえられぬ状況になっている。僅かな望みを抱き足を運んでみることに決めたのだった。
午後になり、さっそく子龍の足はスラム街へと向かっている。
スラムに足を踏み入れると早速ニヤニヤとしながらこちらを見つめる男達がいる。まるで獲物を見定めているかのような目である。
他には生気無く項垂れる者達。貧困や境遇に絶望しているのだろう。ここはダメそうだと考えながらも僅かな期待を捨てきれず周囲を警戒しつつ奥へと進んでいく。
「げへへへ、ぼっちゃん。こんなところになんの用だい?ここはぼっちゃんが来るような場所じゃないぜ」
下品な笑い方の歯が抜けた男がニヤニヤしながら突然話しかけてきた。何やらこちらの様子を探っているようだ。
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子龍はそう言いながら、さりげなく男の手に何かを掴ませる。男は何かを掴まされたことに気づくと周りに悟られないようにそっと手の中を確認する。
「げえへっへっへっ。ぼっちゃんは俺達の扱いになれているようだ。――そうだな。若いやつならやたら威勢のいい奴が一人いる。とにかく反抗的な目をしたやつだ。名はルディ」
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「ほお。その者はどこにいる?会ってみたいものだ」
「さぁて、どこにいたかなぁ~。ここまで出かかっているんですがね?あとちょっとが出てこねーなぁ」
男はニヤニヤしながら、白々しく分からないふりをしている。
「ふん。――あまり長居はしたくない。さっさと教えてくれ」
子龍は再び何かを男に手渡し、男はそれを確認して満足そうな顔をした。
「げっへっへっへ。素晴らしいな。物分かりのいいぼっちゃんは大好きだぜ。ルディなら今日は朝から仕事だと言って商業区に向かっていった。ヤンゴフって男のところだろう」
「そうか。では、行ってみるとしよう」
「おっと、待ってくれ。もう一つ教えておいてやるよ」
歩き出そうとしたところを男に引き止められてしまい、流石に不信感を見せる子龍。
「なんだ、まだねだる気か?流石にやりすぎだと思うが?」
睨みを効かせ、男を威圧する。こういう輩はすぐに調子に乗るから困る。
「そう睨むなって。ねだるつもりはねーよ。ヤンゴフって男は評判が悪い。人の扱いがとにかく最悪だ。そんな男のところに今日はルディが行ってる。あとは分かるだろ?急いだ方がいいかもな。――それだけだ」
少し焦った様子を見せる男だったが、どうやら好意で情報をくれただけのようだった。わりかし空気の読める男らしい。
「そうか、わかった。急ぐとしよう」
「そうだ、ぼっちゃん。名前だけでも教えてくれねーか?」
子龍が歩を進めたところで男が後ろから再び声をかけてきた。その言葉に僅かに迷いを見せつつも振り返ることなく子龍は答える。
「カイルだ。忘れてもらってかまわん」
「ぼっちゃんとはまた縁がありそうだ!またよろしく頼むぜー!」
男は上機嫌でこちらを見向きもしないカイルの後ろ姿に向かって手を振り続けた。
カイルの姿が見えなくなったことを確認し、手にした銀貨を嬉しそうに見つめだす。
「げっへっへっへ、今日は運がいい。こんなに簡単に金が手に入るなんてなぁ。金持ちのぼっちゃん様々だぜ。――ん?待てよ。カイルって言やー、まさか……。第二王子のカイル様か?!」
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