26 / 53
第二章 アウゼフ王国義勇軍編
第二十六話 賢者の子孫
しおりを挟む
「よー!ルーカスさん、この間の薬草助かったぜ!ありがとな!」
「いえ、お大事に」
すれ違い様に声をかけられ笑顔で返答する。
背中には草を結って作られた籠を背負い、その籠には山で拾ってきた山菜や薬草が山盛りになっている。
「あら、ルーカス。また山菜たくさんとってきたのね。また後で野菜と交換しましょうね。」
「はい、お願いします」
「おっ、ルーカスさん!」
「ルーカスのお兄ちゃーん!」
村の中を歩けば色々な人が声をかけてくれる。
誰もあの呼び名は使ってこない。しっかりとルーカスとして接してくれているのがとても心地いい。
村の中にある簡易的に作られた小屋の扉をあけ、中に入ると背負っていた籠を下ろす。
机に椅子、そして寝床があるだけのなんとも質素な造りの小屋にルーカスは仮住まいをしている。
この村にきて、1ヶ月くらいになるだろうか。
ふーっと一息つくように椅子に座り込み、物思いにふけっている。
(あぁ、この村はいい。何もかも忘れ、やりたいことだけをやっていられる。)
少し精神的に疲れている様子だが、この村の居心地の良さがルーカスにとって癒しとなっているようだ。
ドンドンドンッ!
誰かが小屋の扉を叩いている。
はて、誰だろうかと立ち上がろうとした。
「すいませーん、賢者の子孫の方はいますか?」
ピタッとルーカスの動きが止まった。
小屋の外から子供のような若い声がする。
ルーカスはあの呼び名で呼ばれたことにイラつきを覚えた。この呼び名を使うのは村人ではない。外部から噂を聞いてやってきたに違いなかった。
(くそっ!こんな場所にまで来るなんて。俺に休まる場所はないのか!)
ルーカスは改めて座り直し、無視をすることにした。こんな気分で合っても嫌味を言ってしまいそうだったからだ。
「おい、寝てんじゃねーのか?よし、俺に任せとけ!」
先程とは別の声がする。複数人いるようだ。話の内容的に嫌な予感がしている。
「おーーい!!賢者の子孫さーん!いますかー!!」
小屋の前で大声で叫んでいる。
正直、その呼び名のことをあまり村人に認識してほしくない。折角の居心地の良さが台無しだ。
「誰だ!静かにしろ!」
思わず怒鳴ると小屋の外の騒がしさがピタッと止まりしばらく静寂が流れる。
「すいませーん、お話を聞いてもらえませんか~」
小声でこちらを伺うように声をかけてくる。どうやらこのまま立ち去る気はないようだ。
ため息をつき、うざったい気持ちを抱えながらも中に入れと返答した。
「お邪魔しまーす」
バツが悪そうにしながら小屋に入ってきたのは3人の少年だ。青年というにはまだ若い。
「見ての通り狭い小屋なんでね。適当に座ってくれ。」
少しぶっきらぼうな対応する。気を使うつもりなどなかった。3人はそれぞれにその場にあぐらをかき座り込む。
「それで?何の用だ。」
「あの!賢者の子孫がここにいると聞いて、それで俺達の仲間になって欲しいと思って来たんだ。」
「はっ、はっはっはっ!何を言い出すのかと思ったら私を仲間にしたいだと?」
なんとも滑稽な話だ。呼び名だけでここまでやってきてどんな人物かも知らないのに仲間にしたいと言う。この子達もまた肩書きしか見ていないようだ。
「何で笑うんだ。俺たちは真剣だ!」
ゴーグルをかけた少年が怒り出している。
怒りたいのはこっちの方なのだ。
「すまない、改めて名乗ろう。賢者の子孫で間違いないよ。ルーカスだ。そして、私についてるもう一つの呼び名を君たちは知らないのかい?」
皮肉めいた言い方をした。だが、それはある意味自分を皮肉ってもいる。
「うん、聞いたよ。能無しでしょ。」
「えっ?なんだそのあだ名。賢者なのにか?」
なるほど、私を仲間にしたいと考えたのはこの
茶色い髪の少年かと察した。目つきが真剣だ。他の2人は深くは知らされていないようだ。
能無しと呼ばれている事を知った上で尚、誘いたいと思って来たらしい。
ルーカスはこの少年に興味を持ち始めていた。
「私がなぜ能無しと呼ばれていると思う?」
何を考えているのか知りたくなり、ちょっと意地悪な言い方をした。
少年は少し考え、そして静かに口を開く。
「たぶんスキルを持っていないから」
この答えにルーカスは驚きを隠せなかった。
「誰かにそこまで聞いたのか?」
少しだけ身を乗り出し思わず確認を取ってしまう。だが、少年は自分なりに考えた事だという。
「うん、その通りだよ。かつて賢者と呼ばれていたご先祖様は魔導を極めていたと言われている。だが、俺は産まれた時からスキルを保有していなかった。そして、その事を知った奴らは皆俺のことを能無しと呼びだしたんだ。」
少しだけ饒舌になっているのが自分でも分かる。
だが、語り出すと溜まっていた思いが溢れそうになってきている。3人の少年は静かに話を聞いている。
「たまに来るんだよ。君達のように賢者の子孫がいると尋ねてくる者がね。皆、一様に私が魔導の力どころかスキルさえ持っていないことを知るとそのまま去っていくのさ。ひどい時には唾を吐いて呆れたように出ていく奴もいた。一体私が何をしたというのだ!」
その時の悔しさを思い出してしまい、思わず椅子を叩いた。この子達に怒りをぶつけてもしょうがないとも思うがどうしても怒りを抑えられないでいた。
「最初は私も自分の出生に誇りを持ち、私なりに努力もしたよ。だが、気づいてしまった。誰しもがスキルのことしか見ていないということにね。この世はスキルが全てなんだよ。今では自分の運命を呪ってさえいる。」
ひとしきり話すと怒りが段々と薄れていき、今度は虚しさが込み上げてきた。自分は何をこんなに語っているのだと急に恥ずかしくなり器の小ささを痛感してしまう。
「さぁ、私の話はこれで終わりだ。私は聞いての通り能無しなんだ。君達の力にはなれないよ。」
仲間になって欲しいという申し出に対して断りを入れたつもりで話を終わらせた。
今日はお酒を飲んでしまいそうだと思いながら3人が出ていくのを待っているが、なぜか動く様子がない。
茶色の髪の少年はこちらをじっと見つめており、ゴーグルの少年は何かに怒っているような雰囲気で座っている。物静かな少年は腕を組みながら目を閉じており動向を見守っているようだ。
「まったく失礼なやつばっかりいたもんだな!でも、そんな奴らと俺らを一緒にすんじゃねーよ!
俺はあんたがスキルを持って無かろうが関係ない。俺はそんな言葉じゃ出て行かねーぞ!」
ゴーグルをつけた少年の怒りの理由が分かると、残りの2人が笑い出した。
思わずこちらも苦笑いをしてしまう。
仲間にしたいからではなく、嫌な奴らと一緒にされたくないから出て行かないと言っているからだ。
「それで?ずっとここに居座るつもりか?」
呆れた感じで言ったが、なんとなくこの3人は嫌いじゃないと思えた。気の済むまで別に居ればいいとも思っている。
「ルーカスさんにちょっと聞いてもいい?」
茶色髪の少年が口を開く。さっきまでの真剣な顔つきからだいぶ和らいだ表情になっている。
「歳のことは気にするな。ルーカスでいいぞ。お前達の名前は?」
「俺はカイル」「俺はバロウだ」「シルビアだ。」
「わかった。それで、カイルは何を聞きたいんだ」
バロウのおかげだろうか。さっきまでの怒りや虚しさは無くなっており、今は素直な気持ちで質問に答えるつもりでいる。
「この世界の状況をどう考えてる?」
カイルの質問に思わずピクッとなり動きが止まってしまった。
(えらく抽象的な質問だな。俺を試しているのか?)
「この世界は正直詰んでいると思うよ。カイルはこの国と言わず、この世界と言ったね。他国も含めてこの危機的状況はどこも同じだ。まぁ、竜人族だけは踏ん張っているようだがね。」
ルーカスはその独自のルートで世界の情報を掴んでいた。それらの情報から見ても詰んでいると言わざるを得ない。
「じゃあ、ここから勝つには何が必要かな?」
カイルの質問は続く。
「他国の事は別として、この国に足りなかったものなら分かるよ。ーーーそれは戦術だ。
スキル任せな戦いばかりしたせいでこんなにもボロボロになったのは明白だ。かつての賢者も魔導スキルばかり目立っているがその本質は戦術の巧みさにあったんだ。それは子孫である私が言うのだから間違いない。」
「じゃあ、戦術を補えれば挽回できる?」
カイルの質問は止まらない。まるで自問自答をさせられているかのような気分になってくる。
「今の状況だとスキル持ちが足りないだろう。結局大事なのはスキルだ。戦術だけでは補えない火力を時にスキルは出してくるからね。」
自分の中の結論も結局スキルに行き着くというのはなんとも皮肉なものだった。
「じゃあ、スキルと戦術が合わされば勝てる可能性があるってことだ」
ニコニコしながらカイルが言う。
それができないから詰んでいると言っているのに何を笑っているんだと眉をひそめた。
「それを解決するスキルは俺が持っている!」
自信満々な様子で言うカイルにルーカスだけでなく、バロウとシルビアも驚いた様子でカイルを見つめていた。
「いえ、お大事に」
すれ違い様に声をかけられ笑顔で返答する。
背中には草を結って作られた籠を背負い、その籠には山で拾ってきた山菜や薬草が山盛りになっている。
「あら、ルーカス。また山菜たくさんとってきたのね。また後で野菜と交換しましょうね。」
「はい、お願いします」
「おっ、ルーカスさん!」
「ルーカスのお兄ちゃーん!」
村の中を歩けば色々な人が声をかけてくれる。
誰もあの呼び名は使ってこない。しっかりとルーカスとして接してくれているのがとても心地いい。
村の中にある簡易的に作られた小屋の扉をあけ、中に入ると背負っていた籠を下ろす。
机に椅子、そして寝床があるだけのなんとも質素な造りの小屋にルーカスは仮住まいをしている。
この村にきて、1ヶ月くらいになるだろうか。
ふーっと一息つくように椅子に座り込み、物思いにふけっている。
(あぁ、この村はいい。何もかも忘れ、やりたいことだけをやっていられる。)
少し精神的に疲れている様子だが、この村の居心地の良さがルーカスにとって癒しとなっているようだ。
ドンドンドンッ!
誰かが小屋の扉を叩いている。
はて、誰だろうかと立ち上がろうとした。
「すいませーん、賢者の子孫の方はいますか?」
ピタッとルーカスの動きが止まった。
小屋の外から子供のような若い声がする。
ルーカスはあの呼び名で呼ばれたことにイラつきを覚えた。この呼び名を使うのは村人ではない。外部から噂を聞いてやってきたに違いなかった。
(くそっ!こんな場所にまで来るなんて。俺に休まる場所はないのか!)
ルーカスは改めて座り直し、無視をすることにした。こんな気分で合っても嫌味を言ってしまいそうだったからだ。
「おい、寝てんじゃねーのか?よし、俺に任せとけ!」
先程とは別の声がする。複数人いるようだ。話の内容的に嫌な予感がしている。
「おーーい!!賢者の子孫さーん!いますかー!!」
小屋の前で大声で叫んでいる。
正直、その呼び名のことをあまり村人に認識してほしくない。折角の居心地の良さが台無しだ。
「誰だ!静かにしろ!」
思わず怒鳴ると小屋の外の騒がしさがピタッと止まりしばらく静寂が流れる。
「すいませーん、お話を聞いてもらえませんか~」
小声でこちらを伺うように声をかけてくる。どうやらこのまま立ち去る気はないようだ。
ため息をつき、うざったい気持ちを抱えながらも中に入れと返答した。
「お邪魔しまーす」
バツが悪そうにしながら小屋に入ってきたのは3人の少年だ。青年というにはまだ若い。
「見ての通り狭い小屋なんでね。適当に座ってくれ。」
少しぶっきらぼうな対応する。気を使うつもりなどなかった。3人はそれぞれにその場にあぐらをかき座り込む。
「それで?何の用だ。」
「あの!賢者の子孫がここにいると聞いて、それで俺達の仲間になって欲しいと思って来たんだ。」
「はっ、はっはっはっ!何を言い出すのかと思ったら私を仲間にしたいだと?」
なんとも滑稽な話だ。呼び名だけでここまでやってきてどんな人物かも知らないのに仲間にしたいと言う。この子達もまた肩書きしか見ていないようだ。
「何で笑うんだ。俺たちは真剣だ!」
ゴーグルをかけた少年が怒り出している。
怒りたいのはこっちの方なのだ。
「すまない、改めて名乗ろう。賢者の子孫で間違いないよ。ルーカスだ。そして、私についてるもう一つの呼び名を君たちは知らないのかい?」
皮肉めいた言い方をした。だが、それはある意味自分を皮肉ってもいる。
「うん、聞いたよ。能無しでしょ。」
「えっ?なんだそのあだ名。賢者なのにか?」
なるほど、私を仲間にしたいと考えたのはこの
茶色い髪の少年かと察した。目つきが真剣だ。他の2人は深くは知らされていないようだ。
能無しと呼ばれている事を知った上で尚、誘いたいと思って来たらしい。
ルーカスはこの少年に興味を持ち始めていた。
「私がなぜ能無しと呼ばれていると思う?」
何を考えているのか知りたくなり、ちょっと意地悪な言い方をした。
少年は少し考え、そして静かに口を開く。
「たぶんスキルを持っていないから」
この答えにルーカスは驚きを隠せなかった。
「誰かにそこまで聞いたのか?」
少しだけ身を乗り出し思わず確認を取ってしまう。だが、少年は自分なりに考えた事だという。
「うん、その通りだよ。かつて賢者と呼ばれていたご先祖様は魔導を極めていたと言われている。だが、俺は産まれた時からスキルを保有していなかった。そして、その事を知った奴らは皆俺のことを能無しと呼びだしたんだ。」
少しだけ饒舌になっているのが自分でも分かる。
だが、語り出すと溜まっていた思いが溢れそうになってきている。3人の少年は静かに話を聞いている。
「たまに来るんだよ。君達のように賢者の子孫がいると尋ねてくる者がね。皆、一様に私が魔導の力どころかスキルさえ持っていないことを知るとそのまま去っていくのさ。ひどい時には唾を吐いて呆れたように出ていく奴もいた。一体私が何をしたというのだ!」
その時の悔しさを思い出してしまい、思わず椅子を叩いた。この子達に怒りをぶつけてもしょうがないとも思うがどうしても怒りを抑えられないでいた。
「最初は私も自分の出生に誇りを持ち、私なりに努力もしたよ。だが、気づいてしまった。誰しもがスキルのことしか見ていないということにね。この世はスキルが全てなんだよ。今では自分の運命を呪ってさえいる。」
ひとしきり話すと怒りが段々と薄れていき、今度は虚しさが込み上げてきた。自分は何をこんなに語っているのだと急に恥ずかしくなり器の小ささを痛感してしまう。
「さぁ、私の話はこれで終わりだ。私は聞いての通り能無しなんだ。君達の力にはなれないよ。」
仲間になって欲しいという申し出に対して断りを入れたつもりで話を終わらせた。
今日はお酒を飲んでしまいそうだと思いながら3人が出ていくのを待っているが、なぜか動く様子がない。
茶色の髪の少年はこちらをじっと見つめており、ゴーグルの少年は何かに怒っているような雰囲気で座っている。物静かな少年は腕を組みながら目を閉じており動向を見守っているようだ。
「まったく失礼なやつばっかりいたもんだな!でも、そんな奴らと俺らを一緒にすんじゃねーよ!
俺はあんたがスキルを持って無かろうが関係ない。俺はそんな言葉じゃ出て行かねーぞ!」
ゴーグルをつけた少年の怒りの理由が分かると、残りの2人が笑い出した。
思わずこちらも苦笑いをしてしまう。
仲間にしたいからではなく、嫌な奴らと一緒にされたくないから出て行かないと言っているからだ。
「それで?ずっとここに居座るつもりか?」
呆れた感じで言ったが、なんとなくこの3人は嫌いじゃないと思えた。気の済むまで別に居ればいいとも思っている。
「ルーカスさんにちょっと聞いてもいい?」
茶色髪の少年が口を開く。さっきまでの真剣な顔つきからだいぶ和らいだ表情になっている。
「歳のことは気にするな。ルーカスでいいぞ。お前達の名前は?」
「俺はカイル」「俺はバロウだ」「シルビアだ。」
「わかった。それで、カイルは何を聞きたいんだ」
バロウのおかげだろうか。さっきまでの怒りや虚しさは無くなっており、今は素直な気持ちで質問に答えるつもりでいる。
「この世界の状況をどう考えてる?」
カイルの質問に思わずピクッとなり動きが止まってしまった。
(えらく抽象的な質問だな。俺を試しているのか?)
「この世界は正直詰んでいると思うよ。カイルはこの国と言わず、この世界と言ったね。他国も含めてこの危機的状況はどこも同じだ。まぁ、竜人族だけは踏ん張っているようだがね。」
ルーカスはその独自のルートで世界の情報を掴んでいた。それらの情報から見ても詰んでいると言わざるを得ない。
「じゃあ、ここから勝つには何が必要かな?」
カイルの質問は続く。
「他国の事は別として、この国に足りなかったものなら分かるよ。ーーーそれは戦術だ。
スキル任せな戦いばかりしたせいでこんなにもボロボロになったのは明白だ。かつての賢者も魔導スキルばかり目立っているがその本質は戦術の巧みさにあったんだ。それは子孫である私が言うのだから間違いない。」
「じゃあ、戦術を補えれば挽回できる?」
カイルの質問は止まらない。まるで自問自答をさせられているかのような気分になってくる。
「今の状況だとスキル持ちが足りないだろう。結局大事なのはスキルだ。戦術だけでは補えない火力を時にスキルは出してくるからね。」
自分の中の結論も結局スキルに行き着くというのはなんとも皮肉なものだった。
「じゃあ、スキルと戦術が合わされば勝てる可能性があるってことだ」
ニコニコしながらカイルが言う。
それができないから詰んでいると言っているのに何を笑っているんだと眉をひそめた。
「それを解決するスキルは俺が持っている!」
自信満々な様子で言うカイルにルーカスだけでなく、バロウとシルビアも驚いた様子でカイルを見つめていた。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
裏アカ男子
やまいし
ファンタジー
ここは男女の貞操観念が逆転、そして人類すべてが美形になった世界。
転生した主人公にとってこの世界の女性は誰でも美少女、そして女性は元の世界の男性のように性欲が強いと気付く。
そこで彼は都合の良い(体の)関係を求めて裏アカを使用することにした。
―—これはそんな彼祐樹が好き勝手に生きる物語。
『転生したら弱小領主の嫡男でした!!元アラフィフの戦国サバイバル~時代・技術考証や設定などは完全無視です!~』
姜維信繁
ファンタジー
【祝!93,000累計pt ローマは1日にして成らず・千里の道も一歩から】
歴史好き、という以外にこれと言って取り柄のない、どこにでもいるサラリーマンの沢森武は、休暇中の地元で事故にあい戦国時代に転生してしまう。しかし、まったくのマイナー武将で、もちろん某歴史ゲームには登場しない。おそらく地元民で歴史好きですら??かもしれない、地方の国人領主のそのまた配下の長男として。ひょっとしてすでに詰んでる?ぶっちゃけ有名どころなら歴史的資料も多くて・・・よくあるタイムスリップ・転生ものでもなんとか役に立ちそうなもんだが、知らない。まじで知らない。超マイナー武将に転生した元アラフィフおっさんの生き残りをかけた第二の人生が始まる。
カクヨム様・小説家になろう様・アルファポリス様にて掲載中
ちなみにオフィシャルは
https://www.kyouinobushige.online/
途中から作ったので間が300話くらい開いているいびつなサイト;;w
断罪される1か月前に前世の記憶が蘇りました。
みちこ
ファンタジー
両親が亡くなり、家の存続と弟を立派に育てることを決意するけど、ストレスとプレッシャーが原因で高熱が出たことが切っ掛けで、自分が前世で好きだった小説の悪役令嬢に転生したと気が付くけど、小説とは色々と違うことに混乱する。
主人公は断罪から逃れることは出来るのか?
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
チョロイン2人がオイルマッサージ店でNTR快楽堕ちするまで【完結】
白金犬
ファンタジー
幼馴染同士パーティーを組んで冒険者として生計を立てている2人、シルフィとアステリアは王都でのクエストに一区切りをつけたところだった。
故郷の村へ馬車が出るまで王都に滞在する彼女らは、今流行りのオイルマッサージ店の無料チケットを偶然手に入れる。
好奇心旺盛なシルフィは物珍しさから、故郷に恋人が待っているアステリアは彼のためにも綺麗になりたいという乙女心からそのマッサージ店へ向かうことに。
しかしそこで待っていたのは、真面目な冒険者2人を快楽を貪る雌へと変貌させる、甘くてドロドロとした淫猥な施術だった。
シルフィとアステリアは故郷に戻ることも忘れてーー
★登場人物紹介★
・シルフィ
ファイターとして前衛を支える元気っ子。
元気活発で天真爛漫なその性格で相棒のアステリアを引っ張っていく。
特定の相手がいたことはないが、人知れず恋に恋い焦がれている。
・アステリア(アスティ)
ヒーラーとして前衛で戦うシルフィを支える少女。
真面目で誠実。優しい性格で、誰に対しても物腰が柔らかい。
シルフィと他にもう1人いる幼馴染が恋人で、故郷の村で待っている。
・イケメン施術師
大人気オイルマッサージ店の受付兼施術師。
腕の良さとその甘いマスクから女性客のリピート必至である。
アステリアの最初の施術を担当。
・肥満施術師
大人気オイルマッサージ店の知らざれる裏の施術師。
見た目が醜悪で女性には生理的に受け付けられないような容姿のためか表に出てくることはないが、彼の施術を受けたことがある女性客のリピート指名率は90%を超えるという。
シルフィの最初の施術を担当。
・アルバード
シルフィ、アステリアの幼馴染。
アステリアの恋人で、故郷の村で彼女らを待っている。
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる